役者はもちろん、脚本家、カメラマン、照明、美術、数多くのスタッフを操り、「映画」という総合芸術を作り上げていく司令塔こと、映画監督。多くの人の心を動かす映画ができるまでの苦悩や葛藤、そして、感動や喜び。そんな監督の頭のなかをのぞいたインタビューを一挙にご紹介!
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やれることを全部試してみようと」
白石和彌監督
若き名匠が新たに挑んだ櫛木理宇の最高傑作『死刑にいたる病』映画化について訊く。
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「テロップだと仕掛けが生きない」
松居大悟監督
テロップ全盛時代、どこまで伝えるか。松居監督と映画評論家・田辺ユウキが語った。
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「人間の欲望であり熱情」
廣木隆一監督
SMの世界で交流する2人の男女を描いた野心作について、廣木隆一監督を直撃!
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「積み上げてきたものがゼロに」
堤幸彦監督
コロナ禍により厳しい現実に直面したヒットメーカー。50本目の映画監督作について堤監督に話を訊いた。
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「動き出すための気づきを」
清水康彦監督
1997年に公開され、カルト的人気を博したカナダ映画『CUBE』。公式リメイク作品にかけた思いとは。
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「ずっとコロナと闘ってきました」
上西雄大監督
映画『ひとくず』で主演・監督をつとめた上西監督。1年以上のロングラン上映について心境を明かす。
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「何が起きたかを感じてほしい」
アルチュール・アラリ監督
1人戦い続けた実在の日本兵・小野田寛郎さん。フランス人監督が彼を映画化しようと思ったワケとは。
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「色を付けたくなかった」
園子温監督
『冷たい熱帯魚』『愛のむきだし』などで知られる園監督。初のハリウッドデビュー作について語る。
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「見せたいのは言葉ではなく…」
濱口竜介監督
カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』で、本当に描きたかったものとは。
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「虚構が現実をさらけ出す」
細田守監督
過去作『サマーウォーズ』から約10年ぶりに描く仮想世界に込めた真意を細田監督に訊いた。
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「作り手側の誠意だと」
白石和彌監督
「日本映画史に残る悪役」を描きたかったという白石監督。最凶最悪なキャラに込めた思いとは・・・。
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「自分が励まされる映画に」
品川ヒロシ監督
6年ぶりの監督作品となる『リスタート』。品川作品の共通点、作品に込める「死」への思いなどを訊いた。
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横浜初めて描く「家族愛」
横浜聡子監督
横浜聡子の6年ぶりとなる長編映画『いとみち』。初めて描く家族愛への考えや撮影の裏側などを訊いた。
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「彼女らのバックボーンも影響したかも」
藤元明緒監督
日本で不法労働をする、3人のベトナム女性を描いた『海辺の彼女たち』。今作品について、撮影した背景や思いなどを監督に訊いた。…
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「これからって役者さんばかりだった」
今泉力哉監督
『愛がなんだ』で話題を呼んだ今泉力哉監督による最新作『街の上で』。映画初主演となる若葉竜也を中心に、今後の活躍が期待される若手俳優が多く…
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「努力を肯定したかった」
吉田恵輔監督
監督自身のボクシング経験とそこで出会ってきた人たちをモデルに描く、松山ケンイチ主演の映画『BLUE/ブルー』。思い入れが深いボクシングを…
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「女の敵は女じゃない」
鈴木祥監督、芳賀俊監督
男の浮気から、女子の関係性を描く映画『おろかもの』。映画を撮り始めた理由から、作品に描かれた実体験まで、映画通ならではのエピソードを…
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アイドルの恋愛と卒業
今泉力哉監督
松坂桃李演じる主人公・劔が、ハロプロヲタクの集まりである「恋愛研究会。」の一員となり、仲間たちと過ごす青春時代を描いた『あの頃。』。乃木坂…
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「失敗する確率を下げる」
西野亮廣
57万部を超える大ヒットを記録した絵本『えんとつ町のプペル』が映画化。原作・脚本だけではなく製作総指揮もつとめた彼にこれまでの足取りもまじえ…
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「青春の名残りを追い続けてきた」
井筒和幸監督
8年ぶりの新作『無頼』は、ひとりのアウトローの生き様から戦後日本を映し出す渾身の大作。あえて今、なぜ「昭和のやくざ」に焦点を当てた作品を…
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「映画の根本の部分は、障害と正常」
竹内洋介監督
海外の映画祭で高い評価を受け、『第57回テッサロニキ国際映画祭』で最優秀監督賞・竹中涼乃が最優秀主演女優賞を受賞したこの作品への想いを…
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「辛くても生き抜いて」
はるな愛
「伝説のゲイボーイ」として有名な吉野ママと客たちのやり取りを描いたドキュメンタリー映画『mama』で監督デビューをしたはるな愛が…
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「リアルではなく摩訶不思議に」
手塚眞監督
漫画家・手塚治虫の実子である手塚眞監督が、名作のひとつ『ばるぼら』を映画化。発案から5年以上の歳月を要したという今作品は稲垣吾郎、二階堂…
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「若い人にいつでもバトンを」
黒木瞳監督
女優・黒木瞳による2度目の監督作『十二単衣を着た悪魔』。源氏物語の世界が舞台となっており、優秀な弟に劣等感を持つ兄を中心に進んでいく…
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「この2人の芝居を見たかった」
土井裕泰監督
逃げ恥やカルテットを手掛けた土井監督5年ぶりの映画『罪の声』。実際の事件をモチーフにした今回は、特にリアリティを出すため脇を固める豪華俳…
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「知っていかなければ」
上西雄大監督
児童虐待の悲惨さを知り、脚本を書いたという上西監督。おぞましさだけでなく温かく感動するこの作品は、まずは今実際に起きている事を知って…
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「ステレオタイプにしたくなかった」
大森立嗣監督
『日々是好日』や『Mother マザー』など、ヒット作を手掛ける大森監督。主人公の少女を演じるのは、6年ぶりの主演となる芦田愛菜。最新作で…
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「背徳感を表現するのは難しい」
行定勲監督
失恋ショコラティエなどが人気の漫画家・水城せとなによる男性同士の恋愛を描いた名作『窮鼠はチーズの夢を見る』。生々しさを感じる俳優陣の…
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「工藤さんは吹っ切れるタイプ」
古厩智之監督
青春時代ならではのきらめきと人間模様を『ロボコン』『奈緒子』などの作品で描いてきた古厩(ふるまや)監督と元モーニング娘。の工藤遥が…
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「障害もないのにうまくいかない恋愛」
行定勲監督
芥川賞作家・又吉直樹の初の恋愛小説『劇場』が映画化。行定監督が後輩へ「小説を映画化するのならエンタテインメント小説よりも純文学がいい」と…
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「誰しもが加害者家族になり得る」
内藤瑛亮監督
『先生を流産させる会』で衝撃的な長編デビューを飾った内藤監督。特別支援学校で教員として勤務していた経験もある監督が、少年事件と私刑が…
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「スキルの高さに驚いた」
白石和彌監督
2018年、役所広司、松坂桃李主演の『孤狼の血』で映画賞を総なめし、常に新作が待望される映画監督・白石和彌。そんな彼が最新作で香取慎吾と…
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「もっと広い意味での愛、恋愛の先」
石井裕也監督
34歳にして日本を代表する石井監督。初の少女マンガ原作でさらなる石井ワールドを展開させていく監督に…
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「正しい、という答えを決めつけない」
今泉力哉監督
角田光代による濃密な片思い小説を映画化した『愛がなんだ』が、クチコミで話題に。この現状を監督に訊いた…
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「だから、人間が一番面白い」
水谷豊監督
轢き逃げという日常に潜む衝撃的な事件を題材に、人間の底知れぬ心情をあぶり出していく映画監督・水谷豊の真骨頂…
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「画力とリズムは参考にしてます」
片山慎三監督
地方都市の暗部に切り込み、障がいをもつ兄妹が生きるために売春に手を染めていく。家族の本質を問うた初長編作品…
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「やっとチャンスをいただいた」
照屋年之監督
お笑い芸人・ガレッジセールのゴリが、本名で監督・脚本を手がけた映画『洗骨』について、10年分の思いを語る…
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「悔いの上で人生は成り立っている」
三木孝浩監督
不思議な力を持ってしまった青年が、最愛の女性の「死」に立ち向かう姿を描いた映画『フォルトゥナの瞳』について…
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「ガンダムの新時代が広がっていく」
脚本・福井晴敏
映画『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』の脚本を手掛けた作家・福井が、少し変わりつつあるガンダムについて…
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「むしろここがスタートなんですね」
吉田恵輔監督
最大の褒め言葉として「変態!」がもっとも似合う吉田監督が、次なる題材に選んだのは社会問題に取り組んだ…
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「本当に言いたいことは違う」
濱口竜介監督
『ハッピーアワー』が数々の国際映画祭で絶賛され、その名を世界に轟かせた濱口監督。そんな彼が、惚れ込んだ…
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「感謝したい人がいる、を映画に」
細田守監督
日本を代表するアニメーション映画監督として、次作への渇望が尽きない細田守。その最新作『未来のミライ』では…
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『なぜ人を殺してはいけないのか?』
瀬々敬久監督
『ヘヴンズ ストーリー』、『64−ロクヨン−』などの代表作を持つ瀬々監督が放つ新たな問題作『友罪』は…
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「アイドルでアングラ映画をやる」
白石和彌監督
NGT48の北原里英主演のアイドル映画でもあり、冒険映画でもあり、それでいて現代が孕む問題を生み出した…
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「あざといものが上手い、が今の風潮」
吉田恵輔監督
森田剛主演の映画『ヒメアノ〜ル』でジャニーズファンを震撼させた吉田監督。オリジナル脚本で描かれた『犬猿』は…
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「共感するものの何が楽しいんだ、と」
白石和彌監督
共感できない人物しか登場しないのに、なぜか愛おしい映画『彼女がその名を知らない鳥たち』について白石…
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「僕は集大成だと思っている」
行定勲監督
島本理生の代表作を、「恋愛映画の名手」行定勲監督が映画化した『ナラタージュ』。「12年待った」配役…
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「ぎりぎりまで・・・一番大変だった」
是枝裕和監督
福山雅治と役所広司主演の映画『三度目の殺人』で、すさまじい凌ぎ合いの心理サスペンスが展開される本作…
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「『撮れなくてもいいから』と」
廣木隆一監督
名匠・廣木隆一監督が郷里・福島の現在を、憤りを抱えながらも、逆に淡々と描いてみせた渾身の一作について…
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「時代性を意識した映画作り」
入江悠監督
映画『22年目の告白−私が殺人犯です−』のインタビューで語った、入江悠監督が抱くひとつの悩みについて…
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「映画の到達点ではなく出発点です」
石井裕也監督
21歳で中原中也賞を受賞した詩人・最果タヒの詩集を映画化、『夜空はいつでも最高密度の青色だ』について…
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「挑戦していかないと作る意味が無い」
河瀬直美監督
カンヌ映画祭の常連にして、奈良在住の河瀬直美監督が挑んだ弱視の天才カメラマンのラブストーリー映画は…
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「どの次元か判らないのがいい」
瀬田なつき監督
長編デビュー映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』で国内外に衝撃をまき散らした瀬田監督の新作は…
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「ロマンポルノは作家刺激する」
中田秀夫監督
かつてのように、映画監督の登竜門となることを期待したい「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」…
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「原点を、ここで一度刻んでみたいと」
深川栄洋監督
情感あふれる演出で魅せる深川監督が、若い俳優とのコラボとした映画『サクラダリセット』について語る…
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「後悔の残る別れ、誰しも経験がある」
西川美和監督
映画『永い言い訳』で描く、妻を亡くしても泣けなかった男が、他人の家族と関わることで生まれた発見と変化を繊細に描き出す…
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「自分の能力を発揮できた映画」
山下敦弘監督
『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』に続く、孤高の作家の小説を映画化した『オーバーフェンス』について…
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「ニューシネマを撮ってやろうと」
熊切和嘉監督
『夏の終り』、『私の男』など文芸作品で知られる熊切和嘉監督。実はプログラム・ピクチャー的作品が大好き…
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「トラウマになるくらいの衝撃を」
白石和彌監督
憎めない人間たちを生き生きと描き出し、日本映画界にまたしても鋭い一石を投じた快作『日本で一番悪い奴ら』。…
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「『テラフォーマー』は基本、俺(笑)」
三池崇史監督
大人気コミックを実写映画化した『テラフォーマーズ』。主演・伊藤英明とのタッグでメガホンをとる三池監督…
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「今後活躍するだろう7人の今を」
小泉徳宏監督
広瀬すず、野村周平らが生き生きとした演技で魅せる『ちはやふる』。若手の起用に定評のある小泉監督に訊く…
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「人と人とは分かり合えない現実」
岩井俊二監督
自身が原作、脚本もつとめた最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』。主演は、今もっとも注目を集める黒木華…