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カメリア・マキの魔女占い

Profile

カメリア・マキ・ダークムーン

『SAVVY』誌では創刊時よりホロスコープを担当。アメリカで魔女学を修め、当時の全米魔女協会より魔女名・Darkmoonを受けた日本人初の魔女。池袋コミュニティカレッジで魔女学の講師を務めた後、現在北海道でカルチャースクール講師、弟子の養成にあたる。著書に『魔女のメッセージ』などがある。

魔女の近況2023.5.31 Update

気温15℃。曇り空が続くと昼間になっても温度は上がらず、「霜注意報」が出ている地域もあり、とりあえず寒い。リラ=ライラックの花が咲く頃、急に気温が低くなるのを、この地では「リラ冷え」と言うらしいけれど、畑のきゅうりの苗も一向に伸びず、農業が自然と天候に左右されるものであることが、よくわかる。

 

でも、魔女としては、肥料や農薬を大量に施し、地面をビニールで覆い、電気で保温して作物を確保するのは何だか抵抗があり、収穫が少なく(あるいはまったくなく)ても、それはそれで仕方ないと思うのは、農業で生計を立てているわけではない、都会育ちの脳天気なのかも知れない。

 

それでも、震えるほどの寒さの中でも、タンポポやマーガレットの花はみるみる育ち、放置しているとあたり一面花だらけ。マーガレットの花を摘めば部屋に飾れる見事な花束になるし、タンポポの新芽はサラダにもなる。食べるのに困ったら、マーガレットの花を愛でながら、タンポポサラダで生きて行こうと、本気で考えていたのだけれど、ある朝起きたら家の前の花が全部刈り取られていた。

 

呆然としていたら、ご近所の人が「雑草すごいから抜いてあげたよー」(!!!)。タンポポ食べるとはさすがに言いにくく、「マーガレットの花って、本州ではお花屋さんに売ってるんですよー」と気弱に抗議したつもりだけれど、「売ってる花とは違う種類でしょう? これはただの雑草!」と呵々大笑された・・・お店で売っている種や球根から咲く花が価値あるもので、この地では自然に生えてくるマーガレットやカモミールはただの雑草。見つけたらよその家の庭でも、抜いて捨てても構わない(近所の人は親切のつもり)という考え方には慣れそうもありません。

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