岡田准一と3度目のタッグ、原田監督「突出した才能の持ち主」

2022.9.16 22:30

俳優・岡田准一と3度目タッグ、映画『ヘルドッグス』の原田眞人監督

(写真6枚)

岡田准一と坂口健太郎が、ハードなバイオレンス・アクションを繰り広げながらもピュアな心を失わない、異色の「狂犬コンビ」を演じるクライム・エンタテイメント『ヘルドッグス』が、いよいよ9月16日に公開された。メガホンをとったのは、岡田との3本目のタッグとなった原田眞人監督。来阪した監督に話を訊いた。

取材・文/春岡勇二

「武道家が俳優の仕事をしているというか」(原田監督)

──映画『関ヶ原』(2017年)、『燃えよ剣』(2021年)に続き、原田監督は岡田准一さんと3本目の作品になりますが、本作の企画は、岡田さんともう1本やることからか、原作からの起ち上げか、どちらが先だったのですか?

具体的に動き出したことで言えば原作からです。プロデューサーから原作を渡されて映画化したいと思い、そうなれば主演は岡田さんだなって感じでした。ただ、岡田さんと時代劇を2本やって、「彼の優れた身体能力を生かした現代劇をやりたい」という考えはずっとありましたから、いいタイミングで原作と出合ったというべきかもしれません。

映画『ヘルドッグス』 (C)2022「ヘルドッグス」製作委員会

──監督にとって、岡田准一とはどういった俳優さんですか?

まさに武道家ですね。武道家が俳優の仕事をしているというか。武術の本もよく読んでいるし、常に研究もしている。真面目な武道家。でも、それでいて『燃えよ剣』を観ると、この人は土方歳三を演じるために生まれてきた人だなとまで思わせる。演技者としても突出した才能の持ち主ですね。

──その岡田さんに、今回は闇墜ちした警察官で、犯罪組織への潜入捜査を命じられる男という役柄を用意されました。

資料にも「闇墜ちした警察官」という表現が使われていますが、僕は、岡田さん演じる主人公・兼高は闇落ちしているわけではないと考えています。彼はかつて1人の少女を守れなかったことで自分自身の尊厳を損ない、それが人生の枷(かせ)になっている男なんです。だから彼の目的は、自身の尊厳を回復であり、その狂気はあくまでもピュアなんです。

──岡田さんには、暗い翳り(かげり)を持つキャラクターもよく似合います。

暗くてなおかつセクシーな人物。今回はそういった色気が自ずと匂い立ってくるようなキャラクターにしようと、話し合っていました。

──実際に撮られてみて、岡田さんはどうでしかたか?

もう、素晴らしいの一言です。思っていた以上にかっこいい。また、本人が素晴らしいのはもちろんですが、彼の動きに合わせた音楽や撮影場所、ロケ地も彼の存在を盛り上げる効果を存分に挙げていたと思います。本人は映像を観てテレくさかったのか、「変わった映画ですよね」なんて言っていましたが。ほんとはうれしいくせにって思いました(笑)。

映画『ヘルドッグス』

2022年9月16日公開
監督:原田眞人
出演:岡田准一、坂口健太郎、松岡茉優、MIYAVI、北村一輝、ほか
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント PG12

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