劇団ひとり監督、浅草キッドを映画化「一番尊敬してる人」

2021.12.14 17:45

映画で監督・脚本の両方を務めるのは、『青天の霹靂』(2014年)以来2本目の劇団ひとり

(写真6枚)

日本を代表する芸人として第一線で活躍する、ビートたけしの自叙伝『浅草キッド』。たけしが師匠と呼ぶ幻の浅草芸・深見千三郎のもと「フランス座」と呼ばれる劇場で修業を始め、苦境のなか人気を博し、自分自身を発見していく様が描かれている。

そんな同作が映画化し、12月9日よりNetflixで独占配信された。その監督・脚本を務めたのがタレントの劇団ひとりだ。自身のことを「たけしさん信者」と語る彼に、これまでのルーツを振りかえりつつ、同作への並ならぬ想いなどを訊いた。

取材・文/ミルクマン斉藤

「柳楽くんには、『魂』の部分でたけしさんに」

──劇団ひとり監督の作品はすべてチェックし、そのたびに感服しているのですが、やっぱり芸人の世界を描かれることが多いですよね。2014年の映画『青天の霹靂』、演出を手がけた2019年のドラマ『べしゃり暮らし』、そして今回の『浅草キッド』で改めて思ったんですが、お笑いのシーンの演出が抜群ですよね。

『べしゃり暮らし』のときには、今回の『浅草キッド』の準備に取りかかってたから、やりながらいろいろ勉強していたんです。どうやったらお笑いのシーンがリアルにできるか。やっぱり役者さんだと、お笑いのシーンを再現するのは難しいなと痛感したんです。いくら稽古しても、やっぱりお芝居になっちゃう。だから今回のビートきよしさんの役は、芸人さんにやってもらった方が良いなと思ってお願いしたんですよ。

──なんとなく似てますよね、きよしさんとナイツの土屋伸之さん。

きよしさん役を芸人さんにお願いするなら誰だろうと考えたら、すぐに土屋くんが浮かんで。あの柔らかい雰囲気もそうだし、浅草も知ってる。正直言うと、実際にオファーするまで二転三転いろんな人が候補に挙がってきて、それはそれで悩んだんですよ。でも、やっぱり土屋くんだろうと。

Netflix映画『浅草キッド』12月9日より全世界独占配信

──土屋さんは漫才が本職ですけど、たけしさん役の柳楽くんも上手いですよね。

ホント。本読み(台本の読み合わせ)のときは、たけしさんには似ても似つかない状態だったんで、連日たけしさんになりきる講座をやりました(笑)。僕もモノマネができるし、松村(邦洋)先生も呼んで、会議室で朝から晩まで「なんだ馬鹿野郎、なんだこの野郎!」ってやったり、YouTubeでずーっと映像を見せたり。でも、クオリティが上がるほど、どんどんモノマネになっていっちゃって(苦笑)。

──ホンモノではなく、モノマネを見せているわけですから(笑)。

これはこれでちょっと違うなぁとなって、クランクインの前に散々練習してもらったモノマネを1回止めてもらって。具体的に言えば、まず声色を変えるのは止めるとか、で、所作とか、顔の雰囲気とか、魂の部分でたけしさんになってもらいましたね。

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