詩の世界に没入する「最果タヒ展」が大阪に、特別仕様の観覧車も

一瞬一瞬で言葉が入れ替わり、その都度できあがった詩を楽しむ展示「詩になる直前の、HEP FIVEは。」(大阪市北区)
スマートフォンで詩を書き、SNS世代の若者から支持される現代詩人・最果タヒの企画展『最果タヒ展 いつまでもわれわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。』が2月2日、商業施設「HEP FIVE」(大阪市北区)にてスタートした。
書籍やウェブ上だけでなく、映画や音楽・ホテルのコラボルームなどさまざまな作品発表の場を設けることで新しい詩の運動を巻き起こしてきた詩人・最果タヒ。今回は、2020年の開催以来、5都市で合計2万5千人を動員した彼女の巡回展がバージョンアップして登場する。
至るところに詩が展開された会場は、これまでの白を基調とした雰囲気から一転、真っ黒な世界となって鑑賞者を迎え入れる。「黒がメインになることで言葉の浮かび上がりが強調され、没入感が増したと思います」と話すのは、広報担当の前田穂乃香さん。
展示されるのは、無数の「詩になる直前の言葉」が暗闇に揺れるモビール『詩になる直前の、HEP FIVEは。』や、実際に彼女がスマートフォンで詩を書く過程を画面録画した映像作品『詩っぴつ中』、詩の朗読がシャワーのように降ってくる『座れる詩』といった体感型の作品の数々。
彼女の書籍の装丁や、同展を担当したデザイナー・佐々木俊氏は、「最果タヒさんの詩は、現実世界にまで飛び出してくることが魅力。突発的に詩と出合えるこの空間を楽しんで欲しいです」と語る。

また期間中は、梅田のランドマークでもある観覧車や館内にも詩が散りばめられ、「最果タヒ展」仕様に。館内を歩きまわり、全身で言葉を体感することができる。
会場は、同施設8階の「HEP HALL」。昼11時〜夜9時、期間は2月28日まで。チケットは、プレイガイドにて一般1000円・詩の入った当日券(会場のみにて販売)一般1100円、ミニ本付きチケット2100円。
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