浜田雅功、チキンライス歌いながら“涙”…過去最多5.4万人が熱狂 『ごぶごぶフェス』閉幕

『ごぶごぶフェス2026』2日目、涙ぐむ浜田雅功 撮影:渡邉一生 (C)GOBU GOBU Festival
大阪「万博記念公園 東の広場」で6月6日・7日、2日間にわたって『ごぶごぶフェスティバル2026』(以下、ごぶごぶフェス)が開催。会場には史上最多となる5.4万人(2日間計)の観客が集結した。
3度目となった今回は、会場を関西最大級の野外会場である「万博記念公園 東の広場」に移転し、過去最大スケールで実施。今年も浜田CEOからのオファーに応え、多くの超豪華アーティストが参戦した。

DAY1(6日)は、SOPHIA、アイナ・ジ・エンド、新しい学校のリーダーズ、ももいろクローバーZ、湘南乃風、東方神起、DAY2(7日)は、INI、サンボマスター、NEWS、DISH//、奥田民生、近藤真彦が出演。圧巻のライブパフォーマンスを繰り広げ、観客を熱狂の渦に巻き込んだ。

両日ともヘッドライナーを務めた浜田雅功は、軽トラで会場内をぐるりと一周。観客のど真ん中で自身のヒット曲『WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~』『GOING GOING HOME』を歌い上げると、地鳴りのようなコール&レスポンスが巻き起こった。

そして2日目、降りしきる雨の中で披露した『チキンライス』の歌唱中には感極まって、目に涙を浮かべる場面も。フィナーレでは、フェステーマソング『人生爆笑』を熱唱。全出演アーティストがステージに登場すると、会場のボルテージは最高潮に。やまない歓声と拍手に包まれるなか、3度目の開催となった『ごぶごぶフェス』は大盛況で幕を下ろした。

浜田CEOは最後に、「来年も会えるかも?」というコメントを手書きで残し、次回の開催を匂わせた。なお、2日間の熱狂の模様は特別番組として、MBSテレビにて8月5日・23時56分から放送。MBSラジオでは8月11日から放送される。
【全組ライブレポート】
DAY1
【SOPHIA】

DAY1の幕を切って落としたのは、今年結成32年、デビュー31年目のSOPHIA。松岡充(Vo)は浜田CEOと親交が深く、初年度より出演を切望していたが、浜田CEOの「充は3が似合う」という言葉で2年実現せず、今年ようやく悲願が成就した。

念願のライブは『ゴキゲン鳥~crawler is crazy~』からスタート。続き、インディーズ時代から大切に歌い続けており、SOPHIAが2001年に万博記念公園で開催したライブイベント『獅子に翼』でも披露された『KURU KURU』で会場をポップに彩る。
さらに『ビューティフル』、『黒いブーツ~oh my friend~』と代表曲を投下。ラストは最大のヒット曲『街』で締め括った。

キャリアに裏打ちされた歌唱力と演奏力、その存在感はやはり抜群。セットリストはごぶごぶメンバーの天竺鼠・瀬下と瀬下の妻の意見を参考にしたと松岡が明かしていたが、SOPHIAの歴史においては意味深く、初見の人も楽しめる選曲だった。
ロックバンドとしての矜持と、自分たちの音楽をしっかりと提示したステージとなった。
【アイナ・ジ・エンド】
2番手はアイナ・ジ・エンド。

「アイナ・ジ・エンドって10回言って」というSEでコール&レスポンスになだれ込むと、アイナはダンサー2人を引き連れてステージイン。バンド編成で、曲名通り身体がはずむ『Poppin Run』で幕を開けると、『Frail』『革命道中 On The Way』『Love Sick』と彼女の世界観に没入させる楽曲を連投。艶っぽく繊細なダンスと鬼気迫る歌声で圧倒する。
アイナは浜田CEOが東京で開催した「手形押すとし」のイベントに応募するほどのファンであると述べて、『ごぶごぶフェス』出演の喜びを爆発させた。

後半はTVアニメ『ONE PIECE』エルバフ編OP主題歌で最新曲の『ルミナス Luminous』で煌めきを放ち、『Entropy』で慈愛を滲ませ、『サボテンガール』で会場全体を華やかに包み込む。
スモーキーな歌声、くるくる変わる表情と佇まい、創造性の高い彼女のパフォーマンスに、誰もが釘付けになった時間だった。
【新しい学校のリーダーズ】
昨年結成10周年を迎え、世界を股にかけて活躍する新しい学校のリーダーズは、勇ましくもコミカルで、唯一無二のパフォーマンスで熱狂させた。

MIZYU、RIN、SUZUKA、KANONはこの日、衣装の「青春日本代表靴下」に合わせ、浜田CEOから贈られた「青春浜田雅功靴下」を片足ずつ履いてパフォーマンス。
冒頭、気合いたっぷりに『じゃないんだよ』を叩き込み、最新曲『Chanka Chanka』や社会現象を巻き起こした『オトナブルー』、SUZUKAが客席へ飛び降りた『Arigato』などでぐんぐん熱を上げ、最後はシンガロングとクラップで一体となった『One Heart』へ。

サプライズ登場した浜田CEOと一緒にハートポーズを作り、「休め、気をつけ、礼、ありがとうございました! 下校!」の挨拶まで、キレキレのパフォーマンスで駆け抜けた。
【ももいろクローバーZ】
結成18周年のももいろクローバーZは『ごぶごぶフェス』初登場。

グループの歴史を感じるOPムービーからモノノフ(ファンの呼称)のコールが沸き起こり、高まったステージに百田夏菜子、佐々木彩夏、玉井詩織、高城れにが登場。
華やかでお祭り感満載の『ニッポン笑顔百景 ZZ ver.』であっという間にハッピー空間に連れていく。


MCでは誕生日を迎えたばかりの玉井をお祝いしたり、高城と「ももクロ!」コールをしたりと、和気あいあいとした空気で初見の人の心を開いていく。


後半は盛り上がり必至のナンバーを連投。モノノフもそうじゃない人も、全員で踊ったり叫んだりしてパワフルに駆け抜けると、最後は代表曲『走れ! ZZ ver.』を披露。見渡す限りの人が手を左右に振り、壮観な景色を作り出した。
【湘南乃風】
3年連続の出演となったのは湘南乃風。

若旦那が「全員タオル掲げろー!」と言いながら登場し、勢いよく『SHOW TIME』をぶつけていくと思いきや、「はい、今年もやり直し」とHAN-KUN。
「言ったでしょ? 俺たちの関係はごぶごぶなんだから!」と、昨年同様にもう一度袖に引っ込み再登場。燃え上がる『ごぶごぶフェス』への情熱で、有無を言わせず観客を巻き込んでいく。

しっかり火のついた観客はすさまじい一体感でタオルを振り回し、クラップを鳴らし、拳を突き上げて喰らいつく。お互いから発せられるエネルギーが万博記念公園に充満していった。
HAN-KUNの「愛の交換をしよう!」という言葉から4人がアカペラを美しく響かせた『曖歌』では、手のひらを向け合い、あたたかな空気に。

『純恋歌』の大合唱でより強く絆を結ぶと、ラストはアンセム『睡蓮花』へ。浜田CEOとごぶごぶチームが加わりテンションMAXで大騒ぎ。今年も最高潮の盛り上がりをみせてくれた。
【東方神起】
昨年日本デビュー20周年を迎えた東方神起は、初年度ぶり2度目の出演。

ステージ奥からユンホとチャンミンが姿を現すと、Bigeast(ファンの呼称)は大歓声で歓迎する。
のっけから8人のダンサーと重厚なナンバー『Survivor』をお見舞いしてハイレベルなダンスと歌で圧倒すると、ダンスチューン『Choosey Lover』、透き通る歌声が空を貫いた『Share The World』を鮮やかにキメていく。

中盤、Bigeastへの気持ちを表現したという『IDENTITY』を大切そうに歌い上げると、一気にギアをアップ。王道のサマーチューン『OCEAN』、ジャンプやタオル回しでひとつになった『Somebody To Love』を経て、最後は『Why?(Keep Your Head Down)』で思い切り躍動。
身体性の高い華麗なダンスとラップ、ボーカルをバチバチに披露して爽やかにステージを後にした。
【浜田雅功】
大トリは、もちろん浜田雅功。

ステージに現れた浜田CEOは、ごぶごぶバンドメンバー(Gt:堂島孝平、Gt:小島翔〈BLU-SWING〉、Ba:森夏彦、Drs:岡本啓佑、Key:sugarbeans、Mnp:溝口和彦)の演奏で、H Jungle with tの『WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~』を歌い始める。
途中でステージから降り、『ごぶごぶフェス』特製の軽トラに乗って客席の間を移動。後方ブロック近くまで行って『GOING GOING HOME』を披露した。

ステージに帰還した後は、あいみょんの『マリーゴールド』をカバー。『春はまだか』に続いては、島田紳助のカバー『えっ!さよなら』をしっとりと響かせ、最後は名曲『チキンライス』で締めくくった。
アンコールでは、湘南乃風が『ごぶごぶフェス』のために書き下ろしたテーマソング『人生爆笑』を披露。

お待ちかねの<結果発表!>では、今年オフィシャルグッズで販売されていた「結果発表タオル」を掲げる人もたくさん。会場が今日イチの愛と熱狂に包まれると、ラストは全出演者を呼び込み大熱唱。あたたかな空気の中で大団円を迎えたのだった。
DAY2
【INI】
DAY2のトップバッターを務めたのは、11人組グローバルボーイズグループ・INI。

田島将吾が腰の治療のために欠席となったが、ステージに現れた池﨑理人、尾崎匠海、木村柾哉、後藤威尊、佐野雄大、許豊凡、髙塚大夢、西洸人、藤牧京介、松田迅は、降りしきる雨をものともせず、むしろ雨であることを心から楽しむように、水たまりで遊ぶ少年のような笑顔と元気さで弾けるようにアッパーチューンを繋いでいく。
さらに、大人数だからこそ魅せられるフォーメーションと躍動するコレオで圧倒。最新シングルのカップリング曲『All 4 U』やメドレーを含む全8曲を全力でパフォーマンスした。

MCでは、万博記念公園のある大阪府吹田市に隣接する茨木市出身の佐野が嬉しそうに「太陽の塔クイズ」を出す場面も。
彼らのライブとMINI(ファンの呼称)への想い、姿勢、魅力が伝わってくる最高のステージだった。
【サンボマスター】
山口隆(唄とギター)に「初めてのフェスなのに、ワンマンみてえに盛り上がってくれてありがとう!」と言わしめるほど、前方から後方まで、大人も子どももひとつになって踊ったのはサンボマスターのライブ。

TBSの朝のバラエティ番組『ラヴィット!』のテーマソングでもお馴染みの『ヒューマニティ!』で幕を開けると、山口は「この雨の中にいる何万人、俺たちは全員優勝させるために来たんですよ!」と熱く叫び、アンセム『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』を披露。
その後も『Future is Yours』、『できっこないを やらなくちゃ』と、私たちの存在そのものを肯定し、信じてくれる楽曲たちを全力で演奏。

最後は「幸せになって終わるぞ!」と『花束』を贈る。優しい歌詞と熱い言葉に胸が打たれ、思わずじんときた。
演奏が終わると浜田CEOもステージにやって来て、ライブの素晴らしさを讃えるように「ずっと優勝!」と叫んだのだった。
【NEWS】
小雨になり、空が明るくなった頃に登場したのは、2028年に迎える結成25周年に向けてのプロジェクトも始動したNEWS。

オレンジ色のつなぎを着た小山慶一郎、加藤シゲアキ、増田貴久がステージに現れると、観客は一気に高揚。
増田が勢いよく煽り、ゴキゲンなナンバー『weeeek』や、イントロから歓声が上がった『チャンカパーナ』を投下して会場を明るく揺らしていく。


MCでは浜田CEOとのエピソードを話して盛り上がり、メンバーのイニシャルをタイトルに冠した最新曲『KMK』や、ファンへの想いを歌った『4+FAN』を歌い届けた。
そこから後半に向かうにつれてボルテージをアップ。分厚いバンドサウンドに乗せて前へと放たれるメンバーのラップと歌は圧巻だ。


『U R not alone』まで全8曲、実に堂々たるパフォーマンスで確かな爪痕を残し、多くの観客を虜にしたのだった。
【DISH//】
再び降り出した雨の中、ロックサウンドと伸びやかな歌声を響かせて会場を鮮やかに彩ったのはDISH//。

どこまでも届いていく北村匠海(Vo.&Gt.)のボーカルは優しくも力強く、意志の強さが感じられる。
矢部昌暉(Gt.)、橘柊生(Key.)、泉大智(Dr.)が繰り出すアンサンブルもパワフルで、4人のパワーがひとつの塊になって雨の万博記念公園に放たれていった。
中盤では、彼らが17歳の時にカバーしたという『WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~』をロックアレンジで披露。

サビで北村に「どうぞ!」と促された観客はもちろん「Wow Wow War Tonight」とシンガロング。手を左右に振って一体感を生み出した。
ラストスパートは代表曲の『猫』『沈丁花』であたたかく締めくくった。
【奥田民生】
続いては、『ごぶごぶフェス2024』DAY1のトリで、浜田CEOの相方として出演した奥田民生が2年ぶりにソロで登場。

盤石のバンドメンバーとともにステージに上がると、『さすらい』『風は西から』『マシマロ』と良曲揃いのヒットチューンを披露していった。
また、今年5月に有明で対バンライブを行ったウルフルズの『かわいいひと』のカバー、2013年にKinKi Kidsに提供した『スピード』のセルフカバーも演奏。
気取らない歌声と醸し出すラフな雰囲気に、観客も心地良さそうに身体を揺らして手を上げる。
ほぼMCなしで、ラストソングの『イージュー★ライダー』まで全7曲を駆け抜け、彼の創り出す音楽の豊かさを改めて感じられる素敵な時間だった。
【近藤真彦】
トリ前は、近藤真彦が降臨。

Saxやコーラス隊も加えた7人編成のバンドセットで、歌手デビュー曲の『スニーカーぶる〜す』をはじめ、『一番野郎』や『ブルージーンズ メモリー』、『ハイティーン・ブギ』など、80年代の楽曲群を次々にプレイしていく。
その立ち姿はまさにスターそのもの。心底嬉しそうにステージを動き回り、感情を込めて気持ち良さそうに飛ばす歌声はハリがあり、不思議とフレッシュさも感じさせた。
ライブ後半では、90年代のヒット曲『ミッドナイト・シャッフル』で昭和から平成へと時代をなぞる。
MCで近藤は「曲に恵まれている」と話していたが、この日出演していた後輩たちが近藤の歌を歌い継いでいたり、音楽の歴史を作っている張本人だと思うと、そのスケールの大きさに胸が熱くなった。

ラストチューン『ギンギラギンにさりげなく』では浜田CEOが参加。さらにサンボマスターの山口隆も連れてきて、観客と一緒に大盛り上がり。
圧巻のパフォーマンスで、さすがの貫禄を見せたのだった。

【浜田雅功】
過去最大規模で行われた『ごぶごぶフェス2026』も、いよいよ終わりの時。

浜田CEOはDAY1と同じく、ごぶごぶバンドメンバーの演奏に支えられて『WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~』『GOING GOING HOME』を披露。
雨が降る中でも傘をささず、『ごぶごぶフェス』特製の軽トラの荷台に乗って会場を周り、歌いながら観客に笑顔で手を振る。本当にサービス精神の塊だ。

『春はまだか』『チキンライス』では、どりあんず・堤太輝がギター、浜田CEOと番組で共演しているフリーアナウンサー・ヒロド歩美がドラムで飛び入り参加。2人は浜田CEOの呼びかけで『ごぶごぶフェス』出演を目標に楽器を練習してきたという。

浜田CEOは降りしきる雨の中で『チキンライス』を歌唱中、感極まって涙ぐみ、声を詰まらせる場面もあった。
そして迎えたアンコールでは、DAY1で湘南乃風とともに歌い届けた『人生爆笑』を浜田軍団と力強く歌唱。DAY1よりも大きな観客の「結果発表!」の声に、浜田CEOはうっすらと涙を浮かべていた。

最後は全出演者とともにフィナーレを迎え、『ごぶごぶフェス2026』は無事閉幕。浜田CEOは何度も感謝を述べながら、ステージを後にした。

文/久保田瑛理
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