ミャクミャクも真剣に制作応援!?構想3年「万博レガシーアート」ネスタリゾート神戸で完成披露

2時間前

『万博レガシーウォール「ザ・ループ」』がいよいよ完成…最後のブロックにペイントを施すミューラルアーティストKAC氏と、それを応援するミャクミャク(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)

(写真17枚)

『大阪・関西万博』を支えながら、今まで目にすることがなかった総重量540トンの「縁の下の力持ち」が、全長150メートルの巨大なアート作品に生まれ変わる…そんなプロジェクトのお披露目式典が5月26日「ネスタリゾート神戸」(兵庫県三木市)で開催。公式マスコットキャラクター・ミャクミャクも見守る中、最後のペイントが施され、完成の時を迎えた。

(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
全長が入りきらない!「ザ・ループ」の前でミャクミャクが記念撮影(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
作品完成の喜びを分かち合う仲田一彦兵庫県三木市長、ネスタリゾート神戸・田中淳社長、ダニエル・ザール大阪・関西万博ルクセンブルクパビリオン館長、ミューラルアーティストKAC氏、公式マスコット・ミャクミャク(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)

空を飛ぶようなジップライン「スカイ・イーグル」や屋外プールなど、大自然の中のアウトドア体験が人気の「ネスタリゾート神戸」。

(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
年金保養施設「グリーンピア三木」の跡地に開業し今年10周年を迎える(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)

同施設の10周年記念プロジェクトのひとつとして、今回お披露目となったのが、『大阪・関西万博』「ルクセンブルク・パビリオン」の建物を支えた「基礎コンクリートブロック」を譲り受けて制作したアート作品『万博レガシーウォール「ザ・ループ」』だ。

ルクセンブルク(大阪・関西万博 2025年10月12日撮影)
ルクセンブルクパビリオンは、「サーキュラー・バイ・デザイン」(循環型経済の原則に基づき、解体・再利用を前提として設計する考え方)を採用。大阪・関西万博の会期終了後も屋根、壁、植栽などすべての部材を日本で再利用できるよう当初から構想・設計された(2025年10月14日 大阪・関西万博)

万博会期終了後もすべての部材を日本国内で再利用できるよう、当初から構想・設計された同パビリオンだが、この「基礎コンクリートブロック」の引受先は、非常に難航。担当者も「さすがに基礎部分は難しいのか…」とあきらめかけたと言う。そんな中、環境問題に真剣に取り組むルクセンブルクの情熱が、田中社長の心を動かし、本プロジェクト実現につながった。

◆ 「完成披露式典」を大いに盛り上げたミャクミャク

(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
「ザ・ループ」を前に登場したミャクミャク(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)

今回の式典には、ネスタリゾート神戸・田中淳社長、ダニエル・ザール大阪・関西万博ルクセンブルクパビリオン館長、仲田一彦兵庫県三木市長、ミューラルアーティストKAC氏が登壇。さらに、公式マスコットキャラクター・ミャクミャクがスペシャルゲストとして登場した。一般非公開で開催されたこの式典の様子を写真でご覧いただこう。

(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
「ミャクミャクです!」と呼び込まれると、礼儀正しく45度のお辞儀(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
登壇者たちからも拍手で歓迎を受けるミャクミャク(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
最後の一つのブロックの完成を見守り、記念撮影(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
去り際もさわやかに手を振りながら軽やかに退場(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)

◆ ブロック220個を再利用した超大作完成「ミューラルアート」とは?

今回の作品を制作したのは、「くら寿司・新世界通天閣店」や、「神港学園高等学校」(神戸)のadidas阿部一二三選手の壁画制作などを手掛けてきた兵庫県在住のミューラルアーティスト・KAC氏。人気ロックバンド・King Gnuのドームツアー公式グッズデザインなども担当したこともある注目アーティストだ。

広島出身、兵庫在住のKAC氏。印象的な「目玉」を描く彼とミャクミャクの愛称は抜群?(5月26日午後 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)

ちなみに「ミューラルアート」とは大規模な壁画作品のことで、万博会場内でも日本人アーティストたちが手掛けた複数の「ミューラルアート」が会場を彩り、フォトスポットとしても人気を博した。今回のKAC氏の作品も同様に、間近に見て、触れて、楽しむことができるようになっている。

(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
この目玉が描いたのが最初。そこから2週間ですべて完成させたという(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)

KAC氏は「万博開催中は日の目を見ず地下にあったコンクリートが、地上に出てくる。その塊に描くというオファーをもらい『めっちゃ、やりたい!』ってなりました。はじめは7メートルだけ描くという話でしたが、『描けるなら全部描きたい』と、150メートル全てを描くことに。制作期間の2週間は車に寝泊まりしながら、力の限り描き続けました」と制作の裏側を話す。

ネスタリゾート神戸
『大阪・関西万博』「ルクセンブルク・パビリオン」の建物を支えた「基礎コンクリート」。これを使って空間づくりをおこなう企業「船場」がアートプロジェクトをプロデュースした。画像提供:株式会社内藤ハウス

◆ 全長150メートルに描かれたものは?中にはルクセンブルク&三木の名物も

KAC氏が150メートルの長い作品に描いたのは、さまざまな要素。印象的な「目玉」や、「ルクセンブルク・パビリオン」のロゴ、ネスタリゾート神戸のバギーなど各アトラクションほか。

(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
土を止めると「土留」いう実用的な機能と、来園者を楽しませるアート作品という両面を兼ね備えたリユースが実現(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)

仲田市長は「長い歴史のある三木刃物が描かれていることにも感謝したい」と話し、ルクセンブルクからこの日のために駆けつけたダニエル館長も「19世紀当時の万博でも成功をおさめた、ルクセンブルクにとって特別な存在であるバラをうれしく思っている」と笑顔を見せる。

(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
ダニエル館長は、バラのほかに、日本の職人を象徴する「手」が描かれていたことにも注目していた(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)

続けてダニエル館長は「今日このアートのサイズを見てとても驚いた。捨てられたかもしれないコンクリートがこうしてアートとなって救われたのは非常に喜ばしい。2027年に外交関係樹立100周年となる日本とルクセンブルク両国の交流のシンボルになれば」と語っていた。

(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
ダニエル・ザール大阪・関西万博ルクセンブルクパビリオン館長。ルクセンブルクで作られる、オーセロワというブドウのみで造られたワインがお気に入り。現地ではピクニックなどで気軽に楽しめるワインだと話す(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)

『万博レガシーウォール「ザ・ループ」』は、「ネスタリゾート神戸」内「第2駐車場」で見学が可能。詳細は公式サイト等で確認を。

取材・文・撮影/Lmaga.jp編集部

(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
目印はこの看板(5月26日午前 ネスタリゾート神戸 Lmaga.jp編集部撮影)
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