兵庫県のテーマパーク開業10周年企画「万博レガシー」ミャクミャクも見守るお披露目会26日開催

6時間前

甲子園球場約60個分(約230万㎡)に相当する広大な敷地を活かした、ダイナミックなアクティビティが多数

(写真8枚)

まるで空を飛ぶようなジップライン「スカイ・イーグル」や、スライダーが充実した屋外プールなどが人気のテーマパーク「ネスタリゾート神戸」(兵庫県三木市)。2015年に営業終了した年金保養施設「グリーンピア三木」の跡地を使い開業してから、2026年7月に開業10周年を迎える。記念プロジェクトが次々立ち上がる中、いよいよ「大阪・関西万博のレガシー」も園内に登場する。

屋外型アクティビティが充実したネスタリゾート神戸.ジップライン「スカイ・イーグル」などはテレビCMでも有名に

◆ 開業10周年で新エリアもオープン。現在の運営体制は…?

同施設の運営会社はこの10年で目まぐるしく変化している。2016年に「延田エンタープライズ」(大阪市中央区)が「ネストリゾート神戸」を開業し、2018年に「ユー・エス・ジェイ」の立て直しなどで知られる森岡毅氏が率いるマーケティング集団「刀」が支援をスタート。その後2022年には、「刀」と不動産会社「サムティ」(大阪市淀川区)が、経営権を引き継ぎ、共同運営となった。さらに2023年には「刀」が退き、現在は「サムティ」の子会社で施設運営を行っている。

運営メンバーは若手が中心。ネスタリゾート神戸・田中淳取締役社長らがプロジェクト発表に出席

開業10周年にあたり、同社は新ブランドコンセプト「冒険」「再生・循環」「共創」の頭文字をとった『ARCビジョン』を発表。新たなステージとして、本年2月より園内に新エリア「SUNRISE ROAD」をオープンし、「ライジング・バギー」など複数の新アクティビティをスタートさせた。また、『大阪・関西万博』の「ルクセンブルク・パビリオン」の「レガシー」を使い「再生・循環」をテーマにしたアートプロジェクトもスタートする。

「ライジング・バギー」など複数の新アクティビティが登場した

これらの開発は20代後半から30代前半の若手スタッフが手がける。ゲストだけでなく、働くメンバーにも「ゲストの思い出、Buddyの人生に特別な1ページを!」の企業理念を実感してもらうことを目的にしており、その想いはコンセプトの「共創」にもつながるとした。

2月より順次開業した「ブラスター・バトルフィールド」

◆ 準備が進む万博レガシープロジェクト…人気パビリオンのブロックをどう活かす?

ルクセンブルクパビリオン
人気で長蛇の列ができた「ルクセンブルク・パビリオン」(2025年10月/「大阪・関西万博」)

「ルクセンブルク・パビリオン」の基礎コンクリートブロック等の建材を使用し、気鋭の若手アーティストとコラボレーションするこのアートプロジェクト。任されたのは、テーマパーク統括部・運営企画課の桜場涼介氏、現在27歳。

ネスタリゾート神戸
ネスタリゾート神戸にこのブロックが登場 写真提供:株式会社内藤ハウス

「ルクセンブルクが目指す循環の思想を受け止め、万博終了後に発生するすべてのコンクリートブロック226個(約540トン)を受け入れることにチャレンジしました。ネスタリゾート神戸が自然地形を生かした施設であることから、将来を見据え、このコンクリートブロックを土留めとして利用するだけでなく、ミューラル(壁面)アーティスト『KAC』(ケエシ)のアート作品として再構築します」と説明。

空間づくり企業「船場」の協力のもと、全長約150メートルのスプレーアートの巨大壁画作品として新たな価値を創造し、万博レガシーを受け継ぐ。

ミューラルアーティストKACが現在制作を進めているアートプロジェクト

「ルクセンブルク・パビリオン」のコンクリートブロックを活用したアート作品は「ネスタリゾート神戸」で5月26日から一般公開。初日11時から現地で開催される「完成披露式典」には、ミャクミャクも駆けつける予定で、田中淳社長のほか、ダニエル・ザール大阪・関西万博ルクセンブルクパビリオン館長、ミューラルアーティストKAC、仲田一彦兵庫県三木市長らが出席する。

また、6月13日には同施設史上最速となるプール開きも決定している。若手スタッフを起用した開発・運営が、今後の同施設に及ぼす影響も注目される。

取材・文・写真/太田浩子

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