兵庫県で一番古い「マクド」、当時は立ち食いが主流だった!?

2023.7.8 07:30

兵庫県内の「マクドナルド」では最古となる「三宮センター街店」(神戸市中央区)

(写真5枚)

ハンバーガーチェーン「マクドナルド」(代表:日色保)が、兵庫県に出店して50周年(7月7日)を迎えた。ところで、その兵庫1号店とはどこにあるかご存知だろうか?

■ 「歩きながら食べることがかっこいい」

「マクドナルド」が日本第1号店を東京・銀座にオープンしたのが1971年。その2年後、1973年に兵庫県に初進出(三宮店)、全国で9店舗目、近畿で4店舗目だった。同店は、現在の「神戸国際会館」あたりにあり、当時は銀座店同様にスタンディングタイプの店舗だったという。

「三宮センター街店」では当時の店舗写真(三宮店)を見ることができる(7月9日まで)

なぜスタンディングだったのか。その理由について、「当時はごはんといえば座ってお米を食べる時代でした。馴染みのないハンバーガーということで、銀座の街を歩きながら食べることがかっこいいという流れが生まれて、兵庫の店舗にも採用されたようです」と、広報担当者は話す。

「三宮センター街」店は1階部分が注文フロア、2〜4階部分が飲食フロアとなっている

新しい食文化の発信を担った「三宮店」は、1995年に閉店。現在、『兵庫県出店50周年アニバーサリー』が開催されている「三宮センター街店」(1981年オープン)は、兵庫県の既存店舗のなかで、もっとも古い店舗になるそうだ。

■ 店頭には「顔出しパネル」も、ハイチーズ

期間中は、店頭に「三宮店」の写真や、オープン当時のユニフォームの顔出しパネル、歴代ユニフォームの写真などが設置。店舗を訪れた人や通りがかりの人が、足を止めて見入っていた。

店頭に展示されている歴代ユニフォームの「顔出しパネル」

同店の店長は、「たくさんある飲食店のなかで、マクドナルドを選んでいただき感謝しております。商店街のなかで、地域のみなさまとコミュニケーションをとりながら、今後の50年もさらに愛していただけるように営業していきたいと思っております」と意気込みを話した。営業時間は朝7時〜夜11時まで(各種展示は〜7月9日)。

取材・文・写真/太田浩子

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