今注目のピン芸人、ネタや出囃子も「英語」意識するワケ

2022.7.25 07:00

お笑い芸人・kento fukaya

(写真7枚)

「悪いイジりがずっと好き。今はそれを本気で舞台で」

33期のkento。手掛けた企画は同期芸人5人をアイドルにする謎プロジェクト『the idol』をはじめ、『まきのちゃん』『非TicToker』『骨折-1グランプリ〜早く病院に行って〜』など多数

瀬戸:今いろんなイベント打ってるやんか。マンゲキでヒットメーカーといえばkentoみたいな感じで。

kento:いや偶然ですよ! でも『R-1』終わってから「本当にやりたいことだけやろう」って、高校のときの悪ノリを舞台でやっているって感じですね。

瀬戸:そういうプロデュース的なことはずっと好きやったん? 

kento:そうですね・・・僕、悪いイジリがすごく好きで。同期の芸人のスーズ・高見のことを、ただTikTokをやってないだけで「非TikToker」って言ったり、そんな言葉遊びをずっと楽屋でやってて。それをしっかり舞台で初見の人にも分かってもらおう、仕事にしようっていうスイッチが今入ってるんです。

瀬戸:本気で悪いいたずらをやってるんや。ほんまにハロウィンパーティのドラキュラやん! いろんな人にいたずらを仕掛けていく・・・今の出囃子がぴったりやわ。

kento:うわ! そこに繋がっていくんですね! でもこの出囃子にしてからフリップ以外のパネルとか映像とか一人コントとかもいろいろやるようになったので、ハロウィン的なわくわく感も・・・これは後付けで今考えました(笑)。

瀬戸:舞台衣装のスーツもめっちゃええし。またそのスーツがええねんな! 蝶ネクタイでシャツにはフリフリがついてて、パーティーの支配人的な感じの。

kento:一文無しのバチェラーみたいな感じでやってます(笑)。曲を変えたタイミングで舞台衣装もジーパンから今のスーツに変えて。で、髪の毛もあげるようにしたんですよ。デコを出したということで「モテ」は捨てました。芸人としての意識改革ということで、全部変えようって。

瀬戸:もちろん劇場では知名度あったけど、その変えたタイミングで仕事的もちょっとずつ増えてきたんちゃう? 『R-1』とかでも結果出してたし、メディアの方にも出てきてる。

kento:まだまだこれからなんですけど、なんかうまくいき始めたというか。このままだったら賞レース決勝いけないなって思っていて、壁にぶちあたっていたときでもあったので・・・流れが少し変わった感じはあります。

瀬戸:出囃子も衣装もやけど、仕事の身近にあるものってめちゃくちゃ大事やんか。でもそれを変えるってことは、なんか今までのことを「このままではあかん」って改めてというか・・・しっかりタイミングも考えてやらなあかん。kentoは一気に2つ変えたタイミングが、ほんまにピタッとハマったんやろなぁ。そうやってkento fukayaという存在感が世に知れ渡っていったんやろなぁ・・・。

kento:もう終盤にかけてのまとめ方がすごい。これ70回目くらいのインタビューですか? ポテンシャルが高すぎるんですよ!

瀬戸:いやいや、まだ新人のインタビュアーでやらせてもらってるんで。では最後にみなさんに聞かせていただいているんですけど、kentoにとって「出囃子」とは?

kento:「お笑いのスイッチ」ですかね。オンとオフの切り替え、これを聞いたら一個気合いが入るというか。

瀬戸:いいですねぇ、ここにもちゃんと横文字を入れてくれました・・・。

kento:いやスイッチだけですやん!(笑)

最後は2人で!

取材/瀬戸洋祐(スマイル)
写真/岡本佳樹

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