魅惑の信州旅 FDAで行く松本・塩尻・安曇野・大町 [PR]

2022.3.16 09:00

安曇野市役所パノラマデッキからは北アルプスが一望できる(提供)

(写真43枚)

大町市

標高3000m級の山々が連なる北アルプス、仁科三湖と呼ばれる3つの湖の恵みを受ける自然豊かな信濃大町には、長く培われてきた歴史・文化と、移住者が吹き込む新たな風が、緩やかに溶け合っています。

ai coffee

住民の新たな憩いのスポットとして親しまれるアイ・コーヒー=長野県大町市

空き家を改装して2021年10月にオープンしたばかりのコーヒースタンド「ai coffee(アイ・コーヒー)」。店主の荒居愛さんは福岡出身で、オーストラリア・メルボルンのカフェを渡り歩いてバリスタ修業に励んできたという経歴の持ち主です。

結婚、出産を機に、手厚い子育て支援や自然豊かな環境に惹かれて大町に移住した荒居さん。店の2階にある広い和室はヨガや読み聞かせなどの会場として住民に提供しており、取材中も小さいお子さんを連れた女性が続々と訪れては、笑顔で挨拶を交わしていました。

アイ・コーヒー店主の荒居愛さん=長野県大町市

「空気が美味しいし、水も軟水で素晴らしい」と荒居さん。街のどこからでも見える北アルプスの雄大な姿もお気に入りで、「山を見ると勇気づけられます」と笑顔で話します。そんな荒居さんの人柄や、生産地や焙煎法にこだわり抜いたコーヒーのファンは着々と拡大中。大町の新たな拠点として、日々その存在感を増しています。

https://aicoffee.co/

◇創舎わちがい

地元の食事を作って食べて=長野県大町市、わちがい

築140年の屋敷で、地元に伝わる郷土料理を味わえるのが「創舎わちがい」。アイ・コーヒーの荒居愛さんも仰っていたように、大町は抜群の水質(軟水)を誇る街です。中心市街地には自由に利用できる水場も多数。わちがいでは、そんな水と地元食材を使った料理を提供しています。

とにかく水が素晴らしい大町。わちがいでは「水ゼリー」も味わえる=長野県大町市、わちがい

日本海沿岸で採れる海藻を煮溶かして固めた「えご」、餅を乾燥させて作る保存食「凍り餅」、美麻高原産の菜種を使った「菜の花オイル」、ニジマスとブラウントラウトを掛け合わせて生まれた「信州サーモン」など、多彩な郷土食の中でも特に注目したいのが「水ゼリー」。その名の通り、大町市の軟水をゼリーにしたシンプルなデザートなのですが、これが驚くべき代物なのです。百聞は一食にしかず。大町市にお越しの際は、ぜひご賞味ください。

若女将の深谷枝里子さん(右端)らが歓迎=長野県大町市、わちがい

メニューでも使われている地元の伝統食材の料理体験も可能。水源の異なる水の飲み比べや、食材を直に触れる体験を通して、大町で受け継がれる歴史や文化といった魅力まで一緒に味わうことができます。

https://www.wachigai.com/

◇市立大町山岳博物館

圧倒的な絶景!=長野県大町市、市立大町山岳博物館

北アルプスを中心とする自然や登山の歴史を紹介する「市立大町山岳博物館」。高台にある施設の展望フロアからの眺めに、まずは圧倒されてしまいます。

今にも動き出しそうなカモシカの剥製=長野県大町市、市立大町山岳博物館
真っ白いライチョウ!=長野県大町市、市立大町山岳博物館付属園
貴重な野生の動植物を守る市立大町山岳博物館の付属園=長野県大町市

館内には、今にも動き出しそうな瞬間を切り取ったカモシカやサルなどの動物の剥製を多数展示。幼鳥期からの変遷がよくわかるライチョウの剥製は、ライチョウの低地飼育に取り組んでいる博物館ならではの趣向です。生きた学習・研究の場としての役割を持つ屋外の「附属園」では、ライチョウやニホンカモシカ、ハクビシンなどの動物を間近で見ることができます。

これを目当てに訪れる人もいるという“切れたナイロンザイル”=長野県大町市、市立大町山岳博物館
松濤明が遺した記録=長野県大町市、市立大町山岳博物館

山岳文化を伝えるフロアには、北アルプスに魅せられてきた人々の歴史、名だたる登山家の偉業を伝える貴重な資料がずらり。登山記録「風雪のビバーク」で知られる松濤明が遺した最期のメモや、井上靖の小説「氷壁」の題材にもなった“切れたナイロンザイル”なども展示されています。

https://www.omachi-sanpaku.com/

◇立山黒部アルペンルート

一度は見てみたい!雪の大谷(提供)

北アルプスを貫く、世界有数の山岳観光ルートである立山黒部アルペンルート。今年も4月15日に全線開通予定です。春の見どころは、巨大な雪の壁「雪の大谷」。電気バス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスと乗り物を乗り継いでたどり着く、標高2450mの室堂付近の「大谷」は特に積雪が多く、その深さは20mを超えることも。

4月15日~6月25日は、その「大谷」を通る道路を除雪してできる、高さ20mにも迫る巨大な雪の壁「雪の大谷」を観光することができます。大迫力の「雪の大谷」の間を歩いて、間近に見て触れることができ、息をのむ絶景です。

でかいぜ!黒部ダム(提供)

6月26日~10月15日までの期間は、なんといっても日本一の堰高186mを誇る黒部ダムの観光放水が見どころ。毎秒10トン以上の壮大な放水は圧巻です。運が良ければ虹を見ることができるかも・・・!?

https://www.alpen-route.com/

次は・・・国宝松本城を擁する松本市

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