歌舞伎俳優・市川團子、『豊臣兄弟!』森乱役の反響明かす「素顔の芝居が新鮮と…」

6時間前

『市川團子 新翔 春秋会』の会見に登場した市川團子(7月13日・京都市内)

(写真4枚)

祖父・市川猿翁が設計に関わった「京都芸術大学 春秋座」(京都市左京区)で、芸の研鑽の場となる自主公演『第三回 市川團子 新翔 春秋会』を開催する人気歌舞伎俳優・五代目市川團子。社会人となって初めて迎える自主公演への思いや、先日放送されたばかりの大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)の反響を語る場面もあった。

■ 大河『豊臣兄弟!』森乱役の反響明かす

『豊臣兄弟!』の、小栗旬演じる織田信長の小姓・森乱役で、テレビドラマ初出演を果たした團子。会見のあった7月13日は、ちょうど前日に大きな見せ場となる「本能寺の変」が放送されたばかりという、絶好のタイミングだった。

森乱役については、歌舞伎俳優ならではの所作の美しさがSNSで評判となっていたが、「いつもは(舞台で)白塗りをさせていただいてるんですけど、素顔でお芝居するところを初めて見て、いつもとは印象が違いましたという声をいただきました」と、ファンの間でも大きな反響があったことを明かした。

■ 青学卒業から3カ月、「学生と仕事の境界線が消えた」

今年の3月に青山学院大学を卒業し、社会人となって3カ月が過ぎた。この自主公演に対しても、初めて1から制作に関わるなど、より自分の役割や視野が広がると同時に、舞台への情熱もより高まっていると語る。

大河ドラマ『豊臣兄弟!』で演じた森乱役の反響について語る市川團子(7月13日・京都市内)
大河ドラマ『豊臣兄弟!』で演じた森乱役の反響について語る市川團子(7月13日・京都市内)

「上手く言葉にはできないけど、大学を卒業してなにかが変わったと思っています。学生という日常と仕事との境界線が、ぱっと消えたような感覚。それは良い意味で怖さや重みがあるし、これから立ち向かっていくことにワクワクします」と今後の期待を語る。

「昨年よりも成長した姿を見せたい」と、10月の『市川團子 新翔 春秋会』への意気込みを語った市川團子(7月13日・京都市内)
「昨年よりも成長した姿を見せたい」と、10月の『市川團子 新翔 春秋会』への意気込みを語った市川團子(7月13日・京都市内)

■「芸は人なり」祖父・市川猿翁の言葉を胸に

さらに「祖父は『芸は人なり。役者の魅力は、最終的にはその人の人間性で決まる』と言ってました。自分も、役者として人としてどうあるべきか? ということが大切だと実感するし、さらに成長していきたいと思います」と、社会人1年目の決意を明かしていた。

『市川團子 新翔 春秋会』の会見に登場した市川團子(7月13日・京都市内)
『市川團子 新翔 春秋会』の会見に登場した市川團子(7月13日・京都市内)

上演するのは『正札附根元草摺』『鷺娘』『善知鳥(うとう)〜紅葉傘絲錦色木〜』の3本。公演は10月16日〜18日で、團子以外には市川染五郎、市川笑也、市川猿紫も出演する。チケットは1等席1万2000円、2等席1万500円、3等席6000円で、7月22日から発売開始。

取材・文・写真/吉永美和子

『第三回 市川團子 新翔 春秋会』

日程:2026年10月16日(金)〜18日(日)
会場:京都芸術大学 春秋座(京都市左京区北白川瓜生山2-116)
出演:市川團子、市川染五郎、市川笑也、市川猿紫 ほか
料金:1等席12000円、2等席10500円、3等席6000円

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