大河「光る君へ」放送開始、吉高由里子「寄り添うドラマに」

2024.1.8 14:00

片山御子神社(片岡社)をバックに立つ吉高由里子と柄本佑(1月7日・上賀茂神社)

(写真4枚)

知的好奇心にあふれる少女・まひろ(紫式部)が、さまざまな出会いと別れを重ねて、日本最古の女流長編小説『源氏物語』を記すまでを描く大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。1月7日の初回放送直前に、主人公のまひろを演じる吉高由里子と、彼女のソウルメイトとなる藤原道長役の柄本佑が、「上賀茂神社」(京都市北区)で会見をおこなった。

吉高は、会見の開口一番「年明けから大変なことが立て続けに起こり、被災された方々に1日でも早く日常が戻るように祈りたいです」と、元旦から発生した災害や事故に対する見舞いを述べ、「娯楽は命あってのもの。当たり前の日常が戻ったときに、日常のひと時の癒やしや楽しみとして寄り添えるようなドラマになればと願いながら、1年間がんばっていきたい」と意気込みを語った。

柄本も、「本当に年明けから大変なことが起こっておりますが、また京都に戻って来て、こうやって(会見に)座っていることが、いっそう恵まれているし、幸せな状況だと思っています」と感謝し、「勇気とか元気を与えられるような作品になればいいなあと思っています」と、ドラマの抱負を述べた。

それぞれが演じる役柄について、吉高は「まひろはすごく感受性が豊かで視野が広く、猪突猛進で突っ走るところもある女性。その時代では、すごく型破りな女の子だったんだろうと思います」と語ると、柄本も「道長はヒールのような印象があったけど、そこから一歩も二歩も踏み込んでみると、もうちょっと奥行きのある、人間味のある人なんじゃないかなと。遠いゴールに向かって、結果を急ぐことなく模索していきたい」と胸の内を明かす。

また現在は、まひろの結婚適齢期の時期を撮影中とのことで、吉高は「結婚のことをいろいろ言われて『うるさいなー』とか言ってる時代(笑)。そこから色恋があったり、人との出会いや別れがあって、どういう風に『源氏物語』ができていくのかな? と。1年後が楽しみです」と前向きな言葉を寄せた。

『光る君へ』はNHK総合では毎週日曜・夜8時から、BSプレミアム・BS4Kでは夜6時からスタート。BSP4Kは昼12時15分に先行放送あり。第2回『めぐりあい』では、成人を迎えたまひろが文才を育んでいく姿と、道長の一家が急速に勢力を広げていく様が描かれる。

取材・文・写真/吉永美和子

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