大阪の老舗菓子店が一新、たい焼きや生ドーナツもできたてで

2023.2.11 07:45

2月10日にオープンした、和泉市の「MUKASHIN plus」で食べられるフード

(写真8枚)

南大阪の老舗菓子店「むか新」(本社:大阪府泉佐野市)から、若者世代も楽しめるカフェを併設した新店「MUKASHIN plus(ムカシンプラス)」が誕生。2月10日、大阪府和泉市内にオープンした。

創業130年を超える老舗ながら、どら焼きとマリトッツォを組み合わせた「どらトッツォ」や、菓子店の製法を生かしたパン屋「HUG BAKERY」など、伝統の味を守りながらも時代に合わせた試みを続ける「むか新」。

今回は、21年目を迎えた店舗「和泉の国本館」を大幅リニューアル。6代目社長の向井新将さんは、「『むか新』の菓子はバラ売りもしているんですが、和菓子となるとやはり敷居が高いようで・・・。若い方も気軽に普段遣いもできるような、カジュアルで遊び心のある雰囲気を目指しました」と話す。

和と洋の雰囲気を両立させたショップスペース

若年層に向けた新たなアプローチとして、店舗奥には出来たてスイーツを味わえる同社初の「ラボ」が併設。あんこが透けるほど薄皮の生地に特製つぶあんが入った「十勝小豆たい焼き」(200円)が目の前で焼き上げられるなど、和菓子屋ならではのノウハウと今までにはなかった「ライブ感」を掛け合わせた空間づくりを意識したという。

向井さんは、「これからは店名の『プラス』の名の通り、トレンドを汲んで色々研究しつつ、このラボから新しい要素をどんどん足していきたいですね」と、意欲的な姿勢を見せた。

「ラボ」ではほかに、揚げたての「生ドーナツ」(250円〜)やタレを選べる「ちびだんご」(6本480円)が同店限定で並ぶ。また、ピザのランチセット(1000円)やスイーツを楽しめるカフェコーナーも登場する。営業時間は朝9時〜夜7時(カフェは夕方6時LO)、水曜定休日。

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