永作博美、朝ドラで母役「共感しながら台本を読んでいる」

2022.10.7 08:30

朝ドラ『舞いあがれ!』でヒロインの母・めぐみを演じる永作博美 (C)NHK

(写真2枚)

東大阪と長崎・五島を舞台に、ヒロイン・舞が「空」の世界を目指して奮闘する姿を描く連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK朝ドラ)。舞の母・めぐみを演じる永作博美がコメントを寄せた。

1994年4月、「ものづくりの町」と謳われる大阪府東大阪市で生まれ、町工場を営む父・浩太(高橋克典)、家族を手厚く支える母・めぐみ、そして中学受験を控える兄・悠人(海老塚幸穏)の4人家族で暮らすヒロイン・舞(浅田芭路)。

永作が演じるめぐみは五島列島出身で、大学時代に浩太と出会い、中退して駆け落ち同然で結婚。2人の子どもを育てながら町工場の仕事も手伝っており、舞や悠人が幸せになるように手厚く守ろうとする家族愛にあふれた母親だ。

自身の役柄について、永作は「めぐみは大変頑張り屋さん。若いときからずっと頑張ってきて、『できる』ことを前提に物事に挑んできた人です。自分のなかで戦いながら生きてきた分、子どもに対しても期待してしまうところがありますが、基本はやさしく厳しく大切に育てたいと思っているお母さんですね」と分析する。

■「役を通して育児体験をもう1回楽しんでいます」

プライベートでは2009年に結婚、2児の母である永作。「今回、お母さん役をやらせてもらうのが楽しみでし た。思ってもないような事態が毎日のように起こるなか、『そうそう!』と共感しながら台本を読んでいます(笑)。私自身が母となり、子どもの就学前と後で生活が違うことや朝の大変さ、登校する・しないという子どもの 繊細な部分をどこまで拾い上げるのかを、実体験として知っていたのはよかったです」とコメント。

第2話より。岩倉家・舞(浅田芭路)の部屋にて、はがきを見てある決心をするめぐみ(永作博美)(C)NHK

また、「それが大変なことなのか、大したことじゃないのかだけでもわかるのは、お母ちゃんを演じるうえでは大きな材料かなと。セリフではありますが、ちょっとずつ言い方を変えて子どもの反応を見るなど、役を通して育児体験をもう1回楽しんでいます。めぐみが舞に『わかった?』とよく聞くのにも、とても彼女っぽさを感じます。きちんと言うことを聞かせたいんだな・・・と思っていたら、意外と自分も子どもに『わかった?』と言っていました(笑)」とも。

■「みなさんが励まされる朝に、絶対にします!」

最後に永作は、「幼い子は具合が悪い原因がわからないことも多いから、めぐみのように自分だけで抱え込んでいる八方塞がりのお母さんも大勢いるんじゃないでしょうか。そんなみなさんの気持ちも、めぐみの気持ちと一緒に少しずつ軽く舞いあがっていってほしいです。世間のお母さんたちが、いつかぴょんっ!とジャンプできるようなものが届けられたら」と意気込む。

そして「生きている限り、問題は次から次へ切りがないもの。いろんなことが起こるけど、めぐみとして一生懸命悩み、解釈しながら前に進む姿を見せることで、絶対に解決できる!と伝えたいですね。 みなさんが励まされる朝に、絶対にします!」と、視聴者に約束した。

放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。土曜日はその週を振りかえる。

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