オダジョー、共演の深津絵里「同業者として心から信頼できる」

2022.1.11 13:05

大月錠一郎役のオダギリジョー (C)NHK

(写真5枚)

連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)で、ジャズトランペッターの大月錠一郎(ジョー)を演じる俳優・オダギリジョーが、共演する深津絵里や今後の展開について語った。

■「深津さんは気軽に話しかけることはできない雰囲気がある」

オダギリが演じる錠一郎は、オダギリ演じる錠一郎は、登場時、るい(深津絵里)が働くクリーニング店に客として訪れ、いつも同じ汚れをつけたシャツなど大量の洗濯物を置いていく謎の男だった。それ以降、錠一郎のつかみどころのない言動や行動がるいを戸惑わせるが、やがて錠一郎との出会いがるいの運命を動かしていく。

2代目ヒロイン・るいを演じる深津について、オダギリは「深津さんは、すごく丁寧な方だと思います。作品に誠意を持っていて、真摯に芝居に向き合っている姿が印象的です。台本に関して疑問があれば、深津さんと僕、演出担当やプロデューサーみんなで話し合う時間を持ちながら進めていますし、ひとつひとつ、適当には進めずに、慎重にものづくりをされる印象です。自分が納得できないものは引き受けないで、ちゃんと本気で向き合える作品だけを選んでいる。それは同業者として、心から信頼できるポイントですね」と話す。

また「現場での深津さんはとにかく集中されていて、気軽に話しかけることはできない雰囲気があります。それは他者を威圧するものではなく、心地良い緊張感ですね。同時に、共演者もスタッフも深津さんに対して100%の安心感を持っていますし、深津さんを中心に『カムカムエヴリバディ』が転がっているのを強く感じます。スタッフもみんな愛情深く、温かい良いチームなんです。大阪の情が滲み出ている愛すべきチームです。これだけ仲良く、家族のような関係がつくれているというのは、朝ドラのチームだからなのかなっていう気はしていますね」と、撮影現場の雰囲気を明かした。

クリーニング店の表で錠一郎(オダギリジョー)の服の汚れを落とするい(深津絵里)(C)NHK

■「るいとジョーはひなたの人生にも関わっていく大切な役」

10日放送の第48回では、幼少期に耳にして以来、るいと同じく『On the Sunny Side of the Street』が大切な曲だという錠一郎の過去が話題となった。

今後の展開について、「深津さんと僕が演じる、るいとジョーはひなたの人生にも関わっていく大切な役なので、丁寧に感情を紡ぐように心がけています。るいとジョーの物語が後々ひなたに受け継がれ、ひなた編になったときに、また改めてるいとジョーの若かりし日々や大阪での物語が愛おしく感じてもらえたらいいなと思いますし、ひなたを見ているだけで、若き日のるいとジョーを思い出せるような、そういう強い感情を残せる2人が作れたらいいなと思います」とコメントした。

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