『Meets』編集部の余談。

捨てられないスニーカー。 1足目

2020.5.3 08:00

カテゴリ:ファッション

さんざん履き込まれてクタクタだったり、
まるで新品のようにピカピカだったり、
べったりとペンキ汚れが付いていたり。
下駄箱に眠る、捨てられないスニーカー。
それは、みんなの人生のアルバムなのです。


1足目
スタイリスト・漣健次さんとadidas ZX8000

adidas ZX8000
エネルギーに満ちたストライドを生み出すミッドソール「トルションシステム」を搭載し、1989年に発売されたランニングシューズ。現在、アディダスオリジナルスよりオリジナルカラーが復刻&発売中!15,400円

初めて見たのは、高校2年生の頃。陸上部の先輩が履いていた、サックスベースのイエローラインのモデルです。当時、水色の運動靴なんて見たこともなかったし、とても自分では履けない派手さも衝撃的でしたが、「足の速い人だけが履ける靴やな」と、当時は諦めてました。

その5年後ぐらいに、天王寺のスポーツショップのセールで購入しました。革パンに別珍スーツ、オレンジのボンデージパンツなど、いろんな物に合わせて訳のわからないスタイルで悦に入ってました。少しファットなボリュームも履き心地も大好きだったなー。その後続けて買った赤・黄・黒のドイツカラー版ばかりを履いていたら、この緑バージョンはいつの間にかソールが硬化してしまって…ボンドで付け直したんです。だからソールはほぼ減ってません。トルションシステムを「トーションシステムと呼んだ方がカッコいい!」と友達と笑いあったりした思い出も大事な、捨てられない一足です。

さざなみけんじ●「MeetsRegional」をはじめ、雑誌~広告からブランドのLOOKまで、幅広く活躍中のスタイリスト。アジア、テクノ、植物、食パンが大好物。

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MeetsRegional編集室 1989年創刊以来(今年で31年目突入!)、関西の街をフォーカスし続けるリージョナル・マガジン。編集部員をはじめ、誌面に携わるさまざまなスタッフが自分の足で探してきた店や人、モノやコトを、私感たっぷりにご紹介。街や酒場の“ゴキゲン”を言い訳に、どうにも飲める(飲み過ぎる)スタッフ多め。現在、「WE♥酒場」をキャッチフレーズに、酒場にまつわるエトセトラを12カ月連続で特集中。毎月1日発売。

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