『Meets』編集部の余談。

奥深き、焼そばの世界。

2020.5.2 23:11

カテゴリ:編集部の日々

5月1日発売「京都のちょうどいい酒場。」特集の焼そば最前線行脚企画では、専門店が続々と増える京都の今の焼そば事情に迫っています。


今夏、焼そば酒場を開店準備中の[フライドチキンとハイボールリンク]オーナー・コーディーさんと一緒に取材店を巡ると、出るわ出るわ、同業者ならではのディープな焼そば談義の数々。特集が1冊作れそうな勢いで記事から溢れてしまった、取材こぼれ話を紹介します。

まず外せない、どんな麺を使うか問題。家庭でスタンダードなのは蒸し麺ですね。一方、最近の京都では、モチモチ食感の生麺が優勢。(製麺所[麺屋棣鄂]愛用者の多いこと!)東京の人気店からブームに火が付き、業界全体としても生麺はひとつのトレンドのようでした。しかし、中には茹で麺ならではの良さが光る店もあり、取材班一同、悩ましい空気に。これは研究の余地がありそうです。

続いて、麺の太さとタレの関係、茹でた後にぬめりを落とすのか、残すのか問題など、麺ひとつとっても、店主同士の白熱トークは止まりません。(取材時間押してます…でももう少し聞きたい!のジレンマ)

店によって最も違いが出ていたのは、焼き方。大量のキャベツの上で蒸し焼き状態にするところもあれば、鉄板の上で小麦の香りをしっかりと立たせる。はたまた、スープを吸わせて味を沁み混ませるなど、そのスタイルは実にさまざま。

ブレンドするソース、具材の組み合わせ、最終的には鉄板の厚さ(!)に至るまで、マニアックな焼そばトークはどの店でも尽きることなく、各店の焼そば愛と探究心の深さに、脱帽しっぱなしだった今回の取材。これまでの焼そばのイメージを良い意味で裏切ってくれる、超実力派揃いです。ぜひ味わってみてください!

写真/竹田俊吾

◎焼そば最前線行脚の記事はこちら
https://www.lmagazine.jp/meets/

◎電子書籍はこちらから
↓kindle

※楽天kobo/Rederstore/ブックパス/Kinoppy/googleブックス/角川BOOK WALKER/honto/Apple Booksなど順次発売されます。

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MeetsRegional編集室 1989年創刊以来(今年で31年目突入!)、関西の街をフォーカスし続けるリージョナル・マガジン。編集部員をはじめ、誌面に携わるさまざまなスタッフが自分の足で探してきた店や人、モノやコトを、私感たっぷりにご紹介。街や酒場の“ゴキゲン”を言い訳に、どうにも飲める(飲み過ぎる)スタッフ多め。現在、「WE♥酒場」をキャッチフレーズに、酒場にまつわるエトセトラを12カ月連続で特集中。毎月1日発売。

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