M-1決勝進出も「人気ない」!? 豪快キャプテン、初冠番組に不安「“伝統の枠”で売れんかったら怖い」

2時間前

GAORA SPORTSで冠番組がスタートする豪快キャプテン。左からべーやん、山下ギャンブルゴリラ(Lmaga.jp撮影)

(写真10枚)

『M-1グランプリ2025』決勝6位の豪快キャプテン(べーやん、山下ギャンブルゴリラ)による初の冠番組『豪快キャプテンの よそはよそ、うちはうち』が、CSチャンネル「GAORA SPORTS」にて7月4日よりスタートする。

同番組は「“よそ”ばかり気にしてしまう時代。そんな空気を、“うち”の笑いでぶっ飛ばす!」をテーマに、豪快キャプテンとゲスト芸人が対決やコメディなどに挑戦するもの。

ちなみにGAORAの同放送枠はこれまで千鳥、麒麟、見取り図など人気芸人が担当してきたことから、“伝統の枠”とされている。そこで今回は、「よしもと漫才劇場」(大阪市中央区)で初回の公開収録を終えたばかりの豪快キャプテンに、“伝統の枠”を引き継いだ心境について訊いた。

GAORA SPORTSでスタートする『豪快キャプテンの よそはよそ、うちはうち』
GAORA SPORTSでスタートする『豪快キャプテンの よそはよそ、うちはうち』

■ “伝統の枠”継承も不安?「初めて売れんかったら…」

──豪快キャプテンにとって初めてのテレビの冠番組になりますね。

山下:僕らの前にGAORAで番組をやっていたダブルヒガシ(『推してまえ!ダブルヒガシ』)が東京へ行くことになり、芸人の間で「次はこの人の番組になるらしいぞ」みたいな噂が流れて。でもそれは僕らじゃなかったので、「次はそうなるんか、おもしろそうやな」と思っていたんです。でも蓋を開けてみたら僕らやったんで、急な展開でびっくりしました。なんの心構えもなかったから「どうしよう」って。

べーやん:「番組が決まりました」と言われ、打ち合わせが始まって、いろんな肉づけがされていって・・・。「ヤバい、ほんまに始まる」と焦りが出てきて、そのまま初回の公開収録まで来てしまった感じですね。

山下:僕は、ダブルヒガシから「スタッフさんがちゃんとやってくれるから、大丈夫やで」と聞いていたし、心配や緊張はなかったですね。それよりも、この番組がどう終わるのかが怖いです。

──どういう風に終わるか?

山下:ダブルヒガシって大阪でいろんな賞を獲って東京へ行ったので、番組を勇退した形じゃないですか。でも、僕らはもっと賞で結果を出さなあかん立場。それにまだまだ大阪にもおる。それなのに、なにも成し遂げられず番組が終了するようなことがあったら、「“伝統の枠”で初めて売れんかったな」となるじゃないですか。それがほんまに怖いです。

初の冠番組への意気込みを話す山下ギャンブルゴリラ(右)、べーやん
初の冠番組への意気込みと不安を話す山下ギャンブルゴリラ(右)、べーやん

──『第60回上方漫才大賞』新人賞を受賞された際(2025年)のマスコミ取材では、「僕らみたいなもんは、賞は獲れないと思っていました。全然人気もないのに・・・」とおっしゃっていたじゃないですか。でも、初回の公開収録は劇場も多くのお客さんが来られました。さすがに「全然人気もない」という状況ではなくなりましたよね?

山下:いやいや、よう考えてください! これ、1回目ですよ。それなのに空席があるということは、人気がないってことじゃないですか。しかもこういうのって続ければ続けるほど、どうしてもお客さんの数は減っていくもの。最初から空席があったら、どこかでギアを上げていかんとほんまにヤバい。

べーやん:公開収録でも話しましたけど、劇場のスタッフさんが「少ないですね・・・」と言っていたことが現実ですよね。でも、空席の数は伸びしろやと思っています。ここからです。

山下:ダブルヒガシはいろんな賞を獲っているけど、『M-1』は決勝へ行っていないじゃないですか。でもあれだけたくさんのお客さんが公開収録に来ていた。僕らは決勝に行ったけど、初回で空席があったんで「これ以上、なにしたらええねん!」って感じです。

GAORA『豪快キャプテンの よそはよそ、うちはうち。』初回収録の様子
GAORA『豪快キャプテンの よそはよそ、うちはうち。』初回収録の様子

■ 「かつての山下さんを取り戻したい」 コンビが番組に託すもの

──ただ公開収録を見ていると、山下さんがブチギレる瞬間をお客さんが待ち侘びていらっしゃるのが伝わってきました。『M-1』以降、公演や番組などに出ずっぱりで、山下さんはその都度、ブチギレていますよね。“キレ疲れ”はしていないですか。

山下:“キレ疲れ”はありますね。僕、そんなに無尽蔵じゃないですから。キレ過ぎて白髪も増えてきました。キレ白髪です。高血圧とも言われています。ほぼ毎日、キレてますから。

べーやん:前までは、キレるときは顔が赤くなるだけやったんです。でも最近、わーって怒ったときに赤茶色になるんです。茶色が足されるんです。そのとき、むちゃくちゃ心配になります。「今日の山下さんはヤバいかも」って。

「“キレ疲れ”はある」と話す山下ギャンブルゴリラ(右)
「“キレ疲れ”はある」と話す山下ギャンブルゴリラ(右)

山下:べーやんに変なところが多いんで、僕も拍車がかかるんです。「今日はちょっと抑えようかな」と思っていても、べーやんの変なところが出ると我慢できん。あと、べーやんってふわっとアホなことを言うんです。前まではそれが「かわいいな」と思えていたんですけど、最近いろんな番組にも出させていただけるようになり、見ている人が「こいつ、ボケてるんじゃなくてなんも考えてないだけや」と気づき始めてきた。僕はそれが不安なんです。「こいつはボケてるんですよ」という感じに見せるために、余計にキレていますね。

GAORA『豪快キャプテンの よそはよそ、うちはうち。』初回収録の様子
GAORA『豪快キャプテンの よそはよそ、うちはうち。』初回収録の様子

べーやん:僕が山下さんをキレさせていたんですね(笑)。でも公開収録のコーナーでも言いましたけど、最近は山下さんとの間に壁を感じるんで、もっとフランクに接してもらいたいですね。この番組を通して、かつての山下さんを取り戻したいです。結成した当時の山下さんの姿を。

山下:いやいや。結成して「これからコンビでがんばっていこうな」ってときに、こいつは「結婚することになりました」とか言って出鼻をくじいてきましたからね。そこで一回、解散の話が出ましたから。僕から「そんな感じなんやったら、やめた方がええんちゃうか!」って。

「かつての山下さんを取り戻したい」と語るべーやん
「かつての山下さんを取り戻したい」と語るべーやん

──番組ではそんなお二人の関係性やキャラクターも楽しめそうです。これからどのような番組にしていきたいですか。

山下:まず、集客を増やしていきたいです。そうしたら周りに何を言われようが「気にせんとこう」となるんで。仮にどんだけ「こいつらおもんない」と言われようが、お客さんがちゃんと入るなら「よそはよそ、うちはうち」と気にせずに楽しくやっていけるはず。一番あかんのは、集客もできへんくせに「よそはよそなんで」とか言うこと。それはただのアホなんで。そういう意味でも集客は絶対に必要なもんやと思います。

べーやん:僕はなんやろ。うーん。

山下:なんもないな?

べーやん:いや、考えさせてください。

山下「なんもないやろ?」、べーやん「いや、考えさせてください」
山下「なんもないやろ?」、べーやん「いや、考えさせてください」

山下:ないんやったらないでええやろ。ちゃんと「ないです」って言い。ないな? 「ないです、一生懸命がんばるだけです」って。

べーやん:一生懸命がんばります!

GAORA SPORTSでスタートする『豪快キャプテンの よそはよそ、うちはうち』
GAORA SPORTSでスタートする『豪快キャプテンの よそはよそ、うちはうち』

『豪快キャプテンの よそはよそ、うちはうち』の放送は、GAORA SPORTSにて毎月第一土曜日に放送。第1回は7月4日・22時30分から。FANYチャンネルにてGAORA SPORTS放送の翌月1日から配信予定。今後は番組の公開収録とスピンオフライブを交互に毎月開催していく予定。

取材・文/田辺ユウキ 写真/Lmaga.jp編集部

GAORA SPORTS『豪快キャプテンの よそはよそ、うちはうち』

初回放送:2026年7月4日(土)22:30〜23:00

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