平野レミ、亡き夫・和田誠を語る「結婚したかったんですね」

2023.5.25 07:30

和田誠の妻・平野レミ

(写真7枚)

「美術館『えき』KYOTO」(京都府京都市)にて開催中の「和田誠展」で、 妻・平野レミが会場に登場。展示作品を観ながら、2019年に亡くなった最愛のパートナーであり、イラストレーターやグラフィックデザイナーとして広く活躍した和田誠との思い出や作品エピソードを語った。

『週刊文春』表紙、たばこ「ハイライト」のパッケージデザインで知られ、幅広い分野で多岐に渡り膨大な作品を遺した和田。展示作品のなかには、愛する妻・平野に関わるものも多い。

そんな和田だが、自身の仕事についてはほとんど家族に語ることはなかった。新婚当時、放送作家で作詞家の永六輔が遊びに来た際の「誠ちゃんのハイライトの色はキレイだよね」という言葉で、初めてデザインしたのは夫だと知ったという。

会場には、和田が担当した2000号分ほぼすべての『週刊文春』表紙が壁一面に飾られており、そのなかには、唯一、平野を描いた表紙もある。ほかにも、猫好きで料理愛好家としても活躍する平野のために猫や野菜、「COOK」をもじったメガネ、2人の息子たちが子どもの頃に描いた絵を使った料理ブックや画文集など、家族愛に溢れた作品が数多く展示されている。

なかでも、和田の没後に出てきたという、平野との初デート後につくった曲『私の部屋』(譜面、歌詞付き)は注目だ。会場ではこの曲をシャンソン歌手である平野が歌い、亡き夫への想いが溢れて言葉に詰まる一幕もあった。出会って10日で結婚した2人にとって、大切な思い出が甦る作品であり、平野は、「私と結婚したかったんですね、和田さんは!」と照れ笑いしていた。

場所は「ジェイアール京都伊勢丹」7階の「美術館『えき』KYOTO」にて、6月18日まで(会期中無休)。朝10時~夜7時半まで、料金は一般1000円ほか。詳しくは公式サイトにて。

取材・文/いずみゆか

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