マジックが詰まった新作、スカートが目指す「ポップ」の境地

2023.1.14 21:15

アルバム『SONGS』をリリースした、澤部渡のソロプロジェクト・スカート

(写真5枚)

コロナ禍のなかで数多くのタイアップ曲を手がけながら、メジャー進出後4枚目となるニューアルバム『SONGS』を完成させた澤部渡のソロプロジェクト・スカート。ジャンルを超えて話題となったラッパー・PUNPEEとのコラボ曲など、これまで以上に1曲1曲の強度が増す一方で、ブレのないスカートらしさが貫かれた本作には、より開かれた境地に達したポップ・マジックが詰まっている。

全13曲を40分弱で駆け抜ける、偉大な洋邦のポップ・マエストロたちから受けてきた影響を独自のスタイルで鳴らしてきたスカートの粋が詰まった最新作について、澤部に話を訊いた。

取材・文/吉本秀純 写真/木村華子

■ 13曲中10曲がタイアップも「ポップアルバムとしては過去イチ」

──前作『アナザー・ストーリー』(2020年)がインディーズ時代の楽曲を再録音した作品だったので、新曲のみのアルバムとしては『トワイライト』(2019年)以来で久々です。シングルやタイアップ曲をコンスタントに発表しながら、『SONGS』というタイトル通りに1曲ごとに歩みを進めるように、時間をかけて完成に至ったアルバムになりましたね。

そうですね。ちょっとずつ積み上がったものがコレです、という感じだったので。最初はちょっと、正直自信がなかったんですよ、アルバムの全体に。でも、なんか出来上がってたらポップ・アルバムとしては過去イチなんじゃないかなという気がしていますね。

──曲を依頼されて作っていくうちに、どんどん方向性が見えてきた感じですか?

いや、それより「(最終的に)アルバムに絶対するんだ」と思いながら作っていた部分もあって。だから、アルバムに入れるにはあの曲と被っちゃうからこのアプローチはやめようとか、そういうことは考えながら作っていましたね。タイアップ曲だろうが(笑)。

──なるほど(笑)。でも、映画『窓辺にて』やドラマ『絶メシロード シーズン2』主題歌など、全13曲中タイアップで書いた曲が10曲というのはすごいですね。

ねぇー。ホントに山下達郎さんとかじゃない限り、聞いたことがないですよ(笑)。もちろん放送地域が限られているものとか、1つ1つは達郎さんとは同じではないですけど。うれしいことに、クライアントもスカートのことを知ったうえでのオファーをいただけたのがとても多かったので、結構好き勝手にやれたんですよね。それが良かったんだろうなと思っています。

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