「乗り心地ええわ〜」の阪急電車、「グッドデザイン賞」受賞

2022.10.7 18:15

大阪梅田駅を同時に出発する神戸線・宝塚線・京都線の電車(2014年撮影)

(写真1枚)

大阪の梅田を起点に神戸・宝塚・京都を結ぶ「阪急電車」のデザインが、『2022年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞』(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞した。

SNSで「噂には聞いていたが、阪急電車の乗り心地ええわ〜」「こんなに内装がキレイな電車ってほかにない」など、その美しさや乗り心地の良さに定評のある「阪急電車」。マルーンカラーの車体、マホガニーの木目模様の内装やゴールデンオリーブ色の座席という、モダンで上品な雰囲気が特徴だ。

1910年に「箕面有馬電気軌道」として、宝塚本線と箕面支線で鉄道事業を開業した「阪急電鉄」(本社:大阪市北区)。当時の車両は、木製の「1形車両」が導入され、路面からステップを使って電車に乗降することが一般的な時代に、プラットホームから直接車内に入る構造を採用。お馴染みの「マルーンカラー」も、この1形車両からのスタートしている。

今回受賞した『グッドデザイン・ロングライフデザイン賞』は、暮らしのなかで人々に愛され、これからも変わらずに存在し続けてほしいと評価されるデザインを顕彰することを目的としている。同社は「今回の受賞は『阪急電車のデザイン』がみなさまに時代を超えて愛され続けてきたことの証であり、私たちにとって誠に喜ばしく、意義深いことと、心より感謝申し上げます」とコメントした。

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