「鬼滅の刃」世界観、コスプレイヤーに身近で楽しむコツを訊いた

2020.12.27 16:15

母・娘で漫画『鬼滅の刃』1巻のシーンを再現し、世界感を共有 ※許可を得て撮影

(写真9枚)

炭治郎が修業中に切った岩に似ている橿原市の月輪石

まず訪れたのは「御厨子(みずし)神社」(奈良県橿原市東池尻町)にある「月輪石(つきのわいし)」。炭治郎が兄弟子(錆兎・さびと)との勝負で、師から言われた岩を切る名シーンがあるが、橿原市観光コンシェルジュが似た岩として紹介したことで、銀さんが行ってみようと思った場所だ。

「御厨子神社」の磐座「月輪石」(奈良県橿原市東池尻町)

この石は、磐座として信仰の対象である神聖な岩であり、「石析(いわさく)神」という石神様。古事記でイザナギが妻・イザナミの死因となった子の火神カグツチの首を斬ったとき、剣の先についた血が岩について化生した神様だという。また同社は東池尻町が管理しているため、今回は特別に許可を取ってコスプレ撮影会をおこなった。

迦南丸さん(炭治郎コス)、るるさん(錆兔コス)母娘 ※許可を得て撮影

銀さんの友人で、京都から家族で参加した迦南丸(かなまる)さんは、「コスプレや刀が無くても、(炭治郎の)ポーズを取るだけで気持ちが盛り上がります」と、世界観に浸るコツを伝授。さらなるコツとしては、訪れる直前にもう一度、漫画のそのシーンを読み返すことだという。

猪の頭を被った嘴平伊之助コスの嵐坊(らんぼう)さん

また、猪の頭を被った嘴平伊之助(はしびらいのすけ)コスの嵐坊(らんぼう)さんも「カーナビにも出てこない場所なので、訪れるきっかけがあって良かったです。古くからの信仰があったことが分かる土地感を楽しめました」と奈良の歴史も堪能した様子。

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