ミュージカル女優・葵わかな「音楽の力ってすごい」

2020.2.25 19:00

ミュージカル『アナスタシア』でヒロインに挑む葵わかな

(写真7枚)

「あの頃に戻るような錯覚がある」(葵わかな)

──ミュージカルを始めたことで、身体や喉のケアの意識が、大きく変わりましたか?

変わりましたね。ミュージカルの俳優さんたちは、喉に効く飴やマスクなどの情報に詳しいので、いろいろ教えてもらいました。歌には生肉がいいとか。

──馬刺しですか?

お肉全般です。『ロミジュリ』親睦会のときに、テーブルに生肉がいっぱい並んでいて「なんでこんなに? みんな生肉好きなの?」と思ってたら「生肉は喉にいいから、食べた方がいいよ」と言われて。生肉は得意じゃなかったんですけど、『ロミジュリ』で食べる機会があって、それですごく好きになりました。

──それが一番大きな変化かもしれない。

そうですね。あとはお水のなかにハチミツを入れて飲むと、喉が乾かないとか。1回ハチミツを入れない水を飲んで舞台に立ったら、歌おうと思って息を吸った途端に、口のなかがカラカラになって「あ、ダメだこれ」って(笑)。ハチミツ水はすごく大事です。ハチミツを毎日食べたら、風邪をひかないとも言われてますし。

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(2019年)に続き、『アナスタシア』でヒロインに挑む
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(2019年)に続き、『アナスタシア』でヒロインに挑む

──歌手じゃなくても、今の季節に良い情報ですね。あと大阪の町は『わろてんか』で長期滞在して、いろいろ思い入れがあるかと思いますが。

新幹線で新大阪駅に着いて、街の風景を見ると、あの頃に戻るような錯覚があって、今でも感慨深い気分になります。そして、『ロミジュリ』の大阪公演では、お客さんのリアクションに驚きました。東京と全然違う! ってなりました(笑)。

──大阪の方が熱っぽいとか、前のめりで観てくれるとか、よく言われますよね。

東京公演は最初(の公演)なので、まだ観る方も私たちも、お互い探り探りだったからかもしれないですが、拍手とか笑い声とか、泣いて鼻をすする音が、(ツアーで)西に行くほど大きくなってくるなあと思ってました。

──演じる側にも、結構聞こえているものなんですね。

「あ、今日すごくいっぱい泣いてくださってるなあ」とか。でも、その客席の悲しい空気がすごく伝わって、こっちも悲しみが倍増して、自分が今まで出せなかったぐらいの悲しさを表現できたりしました。それが不思議だし魅力的で、またあの感覚を感じながら演技をしたいと思っていたので、『アナスタシア』に出演できるのは本当に嬉しいです。

「ジュリエット役を何が何でもやりたい!」と自主的にボイストレーニングに通っていたという
「ジュリエット役を何が何でもやりたい!」と自主的にボイストレーニングに通っていたという

──2020年はこの作品を含めて、ミュージカルファンが悲鳴を上げるほど注目作が目白押しの年です。ミュージカルを観る人も増えてくると思いますが、『アナスタシア』は初めてのミュージカル体験に、すごくピッタリな作品ではないかと。

本当にそう思いますし、何と言っても、今回が日本初演になります。ミュージカルって再演の作品が結構多いので、私たちもですが、初演に立ち会えるのは意外と奇跡的なんです。そういう意味でも、ぜひ「初演」を観ていただきたいです。あとは歌や物語だけでなく、衣裳や舞台装置にも驚かれると思います。

──ブロードウェイ版の舞台ダイジェストを見ると、衣裳や美術は古典的で繊細なのに、そこにダイナミックな最新映像技術が絡んできたりして、かなりビックリしました。

そうなんです、その融合が素晴らしいです。そんなブロードウェイ版を、そのまま持ってきた世界になると思います。あと、この作品は4歳から観ることができるんです。おとぎ話の要素もあって、お子さんにもすごくオススメなので、ショーを観に来るような気持ちで、劇場に来てくださったらと思います。

ミュージカル『アナスタシア』でヒロインに挑む葵わかな
ミュージカル『アナスタシア』でヒロインに挑む葵わかな

本作は東京(3月1日〜28日)を経て、「梅田芸術劇場メインホール」(大阪市北区)にて4月6日〜18日に大阪で上演。チケットはS席13500円、A席9500円、B席5500円ほか(発売中)。

ミュージカル『ANASTASIA(アナスタシア)』

日程:2020年4月6日(月)〜18日(土)
会場:梅田芸術劇場メインホール(大阪市北区茶屋町19-1)
料金:S席13500円、A席9500円、B席5500円ほか
電話:06-6377-3800

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