ハイロー愛されトリオ「欠点あるから共感」

2018.10.4 19:00
(写真7枚)

「DTCから入ってハイローを見たらびっくりすると思う。『あれ? 3人めっちゃ喧嘩してるじゃん』って(笑)」

──3人はDTCが結成される前から、こういう関係性だったんですか?

山下「いや、まずハイローはドラマが1番最初にあったんですけど、寛太はそこで出会って、そこから仲良くなりましたね。大樹はEXPG(EXILEのダンススクール)の生徒だったので存在は知ってたくらいで」

大樹「ガッツリお芝居で絡むっていうのは初めてでしたよね。僕と寛太は、チハルテッツが唯一の同い年という役だったんで、無理矢理にでも仲良くしなきゃなってことで(笑)。ご飯に頻繁に行ったりしました」

寛太「週5くらい一緒にいたよね。でも、全然無理矢理感なく!(笑)」

──そのときからハイローの役柄とともに関係性も培ってきたって感じなんですね。今回の物語は3人が刺激を求めてバイクに乗って旅に出ることから始まり、行き着いた温泉街の旅館で出会った若女将・マリ(笛木優子)、一人娘のメグミ(新井美羽)、番頭・宮崎(駿河太郎)のために、力を合わせてある作戦を実行します。「誰かの笑顔のために全力を尽くす」というのがテーマでもあったと思うんですが、3人はお仕事でそれを感じることはありますか?

大樹「こうありたいなっていうのは、セリフを言いながらすごく実感していました」

山下「演技や音楽というパフォーマンスを通して、みなさんにエンタテインメントを届けるっていう仕事なので、そういう意識は常にあると思います。でも、僕らも忘れがち。決して100点ではない」

──DTCもそうですよね。よく「モテたい」とか「楽してお金を稼ぎたい」とか言ってる。だからこそ、なんだか独特の世界観のハイローのなかでも1番親近感が湧くんですかね。

山下「そうかもしれないですね。欠点があるからこそ見てる人が共感できる部分が多いのかな。無口でかっこいい役ってめちゃくちゃかっこいいじゃないですか。でもそこじゃないおいしさを僕たちは知っているので。かなり味をしめてます(笑)」

左から、チハル役の佐藤大樹、ダン役の山下健二郎、テッツ役の佐藤寛太
左から、チハル役の佐藤大樹、ダン役の山下健二郎、テッツ役の佐藤寛太(写真/森 好弘)

──今後もまだまだDTCでいろんなことができそうですね。今回、歌って踊るミュージカルシーンも完成度が高すぎましたし。

山下「あれこそ、めちゃくちゃリハーサルしました(笑)。歌も上手い下手というよりかは、魂で! 3人の思いをぶつけました」

寛太「ちなみに余談なんですけど、お2人ボイトレ週2回くらいでしたよね。俺、週5だったんですよ、しかも1回2~3時間くらい1フレーズだけをひたすら・・・。なので、僕のソロパートにぜひ注目してください」

山下「めちゃくちゃ練習してるな(笑)」

大樹「知らなかったわ(笑)」

山下「でも、DTCが今後いろいろ挑戦できるかは、お客さんの反応によるのかなっていう現実的な意見も言いつつ、僕ら的には続編もやりたいですし、3人だったらなんでも無限にできちゃう気がしてます」

──DTCからハイローを見始めるという人もいるかもしれませんね。

山下「そうなってくれたらうれしいですね。でもたぶんDTCから入ってハイローを見たらびっくりすると思いますけどね。『あれ? 3人めっちゃ喧嘩してるじゃん。強いじゃん』って(笑)」

寛太「ドラマのシーズン1から僕らバコバコに殴り合ってますもんね」

大樹「その入り方もハイローだからアリかもしれないですね(笑)」

写真/森 好弘

映画『DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』

2018年9月28日(金)より3週間限定で公開中
企画プロデュース:EXILE HIRO
監督:平沼紀久
出演:山下健二郎、佐藤寛太、佐藤大樹/笛木優子/駿河太郎/新井美羽
配給:松竹
©2018「HiGH&LOW」製作委員会

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