サマソニ大阪、今年の注目アーティスト

2018.8.2 19:00

『サマーソニック』への出演が決まった堂本剛(ENDRECHERI)。大阪は18日の出演

(写真1枚)

■ レックス・オレンジ・カウンティ(18日・SONIC STAGE)

サマソニが得意とする洋楽ニューカマー勢では、今年は英国勢の充実ぶりが群を抜いている。ドレイクに抜擢されて彼の昨年のアルバムに参加し、初のアルバム『ロスト・アンド・ファウンド』が好評な若き女性R&Bシンガーのジョルジャ・スミス(18日・SONIC STAGE)、注目のサウス・ロンドン出身でジャミロクワイの登場時を彷彿させるトム・ミッシュ(18日・SONIC STAGE)、ガールズ・パンクなドリーム・ワイフ(19日・MOUNTAIN STAGE)など。注目株を挙げ始めるとキリがないが、本命はやはり非凡にして多彩なソングライティングで魅了するレックス・オレンジ・カウンティか。

タイラー・ザ・クリエイターの昨年のアルバムに2曲参加し、オランダの才人ベニー・シングスとの共演曲も話題を集めたが、今年に入ってからはなんとランディ・ニューマンとも共演。20歳にしてすでに成熟したポップ・マエストロのような才を発揮し、ほとんどの楽器を自身でこなすマルチ・プレイヤーでもある彼が、ライブではどんなマジックを引き起こすかに期待が高まる。

■ ENDRECHERI(18日・MOUNTAIN STAGE)

そして、日本からも国内外で高い人気を誇るONE OK ROCK(18日・OCEAN STAGE)を筆頭に、ウルフルズ(19日・WHITE STAGE)、MONKEY MAJIK(18日・WHITE STAGE)、さらにはゴールデンボンバー(19日・OCEAN STAGE)らの盛り上がり必至な顔ぶれがバラエティ豊かに登場。海外のニューカマーや実力派たちと肩を並べてのステージに期待したいが、なかでも強いインパクトを残すアクトとなりそうなのが堂本剛のソロプロジェクトであるENDRECHERI。

今年5月にリリースされた最新アルバム『HYBRID FUNK』では、タイトル通りに以前からのP−ファンクやプリンスなどへの傾倒ぶりをよりストレートに発揮し、全曲が自身の作詞・作曲でさらにディープかつスペーシーな境地へと到達している。地元である奈良という土地の特異性をも意識的に反映しながら、ほかにないスタイルを確立した堂本のファンクが「サマソニ」という場でどう響くのかにも注目しておきたい。

文/吉本秀純

『SUMMER SONIC 2018 OSAKA』

日時:2018年8月18日(土)、19日(日)・11:00開演
場所:舞洲ソニックパーク(舞洲スポーツアイランド)
料金:前売1日券14500円、前売2日券25500円、プラチナチケット25000円(サマソニ1日券+プラチナ特典、枚数限定)

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