3日通し券ソールドアウトで大注目… 大阪・心斎橋パルコで『フジロック』前々夜祭!?

3時間前

showmoreのパフォーマンスで心斎橋パルコが大盛り上がり(撮影:カワセルイ)

(写真9枚)

新潟・苗場スキー場でおこなわれる野外音楽フェスティバル『FUJI ROCK FESTIVAL’26』(7月24日~7月26日)。その空気感をいち早く体感できるプレイベントが「心斎橋パルコ」(大阪市中央区)で開催。3日間に渡るイベントの最終日、5月25日に行われた無料ライブイベント『FUJI ROCK DAYS OSAKA』へ潜入した。

今年のフジロックは、早々に25日の1日券、3日通し券が完売するという超人気ぶりも話題に(撮影:岡安いつ美)

日曜日の昼下がりから6時間におよぶタイムテーブルには、showmore、梅井美咲、内藤さち(kurayamisaka)、眞名子新、Hana Hopeなど、国内の若き5組のアーティストが並んだ。

◆ フジロックゆかりのアーティストも登場!当日のライブレポートをお届け

新人アーティストの登竜門「ROOKIE A GO-GO」出身のシンガーソングライター・眞名子新(撮影:岡安いつ美)

開演早々から集まったオーディエンスに、熱いリアクションで迎えられたのは1組目のshowmore。ヴォーカリスト根津まなみとキーボーディスト井上惇志によるユニットで、すでに4枚のアルバムをリリースし、国内外での精力的なライブ活動も知られるところ。

トップバッターは2人組ユニット・showmore(撮影:カワセルイ)

代表曲『rinse in shampoo』からスタートし、序盤から感情の乗った根津の歌声が響き、井上の高い演奏力とR&Bやヒップホップ好きが好むビートでフロアの熱を帯びていく。2026年には初海外ツアー行った彼らだが、「毎年、フジロックの期間はスケジュールを空けているけれど、実はふたりでの出演はまだ。片思い中です」と話す、ふたりの真摯な思いがこもったライブだった。

続くアーティストは、2002年生まれ、兵庫出身の音楽家・梅井美咲。今年の『FUJI ROCK FESTIVAL’26』にも出演が決定している鍵盤奏者だ。事前に聴いた音源と演奏前のたおやか印象は、1曲目で心地よく覆された。ソロ名義のエレクトロニックセットでは、ラップトップやサンプラーを駆使しつつ、歌い、そしてプログレッシブに演奏する。

今年のフジロックへの出演も発表に!鍵盤奏者・梅井美咲(撮影:岡安いつ美)

頭の中ではどれほどの曲が同時に流れているのだろうと想像するが、そんな雑念は、めまぐるしく展開する音像にかき消されていく。首尾一貫した構成と、ときに激しく溢れる音の洪水ぶりに、初めて観たFLYING LOTUSが思いだされた。2026年のゲームチェンジャーたりうる存在だ。

そんな序盤から音圧高めの演奏が続くライブ転換時には、フジロックのアーカイブ映像が大型スクリーンに流れた。26年のステージを飾るアーティストの映像を眺めながら、ゴキゲンに杯を加速させるフジロッカーたち。続く、内藤さちがステージに現れるころには、観覧フロアの人入りがピークに。

この日、アコースティックギター1本でステージに立った内藤さちは、バンド・kurayamisakaのリードボーカルとして『FUJI ROCK FESTIVAL’24』 の新人登竜門ステージ「ROOKIE A GO-GO」に出演し、翌年にはメインステージに出演を果たした。いわば申し子的存在。

2025年「RED MARQUEE」のトップバッターを飾ったkurayamisakaの内藤さちは、ソロで登場(撮影:カワセルイ)

観覧フロアはもちろん、階上からも多くの視線が一点に降り注ぐ中、バンドの楽曲の弾き語りや、自身の曲『きみはひかり』などをシンプルなコードに乗せ歌い上げていく。ベテランの落語家のように安定した演奏に身も心も溶けていく40分間。翌日、彼女のSNSには「緊張しすぎてどうにかなりそうだった」とあり、思わず笑ってしまった。

そして4番手のシンガーソングライター眞名子新も、kurayamisakaと同じく2025年の出演者であり、フォークやカントリー・ミュージックをベースに、力強く伸びやかな歌声で確かな反響を得たひとり。

2025年「Gypsy Avalon」ステージに出演した眞名子新(撮影:岡安いつ美)

この日は、『さいなら』を皮切りに、『ナスティ・ハウス』『一駅』などの楽曲をアコギ1本で歌い、奏でる。笑顔弾けるやんちゃな少年感とメロウなリズムにほだされ熱い歓声を送るファンも多く、陽のエネルギーが満ちていく心地よさがあった。そんな眞名子の魅力が詰まった新アルバム『良くなった動物』が、6月17日にリリースを控える。

そして、この日のトリを飾るHana Hopeは、ROTH BART BARONやTOWA TEI、さかのぼれば、高橋幸宏など現在の音楽家たちが惚れ込む歌声の持ち主。

トリを務めたのは、Hana Hope。2025年には「Gypsy Avalon」ステージに出演(撮影:カワセルイ)

代表曲『flowers』を皮切りに、自身の新曲や影響の受けた楽曲のカバーなども披露し、魅了していく。このフェスの最後に、大きな華を添えた。

◆ 早々にソールドした券種も!さらに6月27日から心斎橋パルコでイベント開催

藤井風など国内外の人気アーティストの出演発表により、5月末の時点で3日通し券がソールドアウトするなど(金曜日・日曜日各1日券は発売中)、異例づくしの『FUJI ROCK FESTIVAL’26』。準備に勤しむフジロッカーも多いのでは?

『FUJI ROCK DAYS OSAKA』期間中は、心斎橋パルコ前の特設コーナーでフジロックのチケット販売も実施し、賑わった(撮影:岡安いつ美)

今回紹介したイベントに続いて、「心斎橋パルコ」では6月27日から7月12日まで、展示会『GAN-BAN 25th Anniversary Special Exhibition TIME CAPSULE2025: A FUJI ROCK Odyssey―時空を超えるフジロック展 ―』を予定している。場所は14F「 PARCO HALL」。入場無料。詳細は公式サイトで確認を。

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