ブギウギ第5週振りかえり・ほんまの家族や

2023.11.3 19:30

実の両親を知り、川辺でぼう然と空を見上げるスズ子(趣里)(C)NHK

(写真5枚)

歌い踊ることを心から愛するヒロインが、やがて戦後を明るく照らすスター歌手となるまでを描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。11月4日は、「ほんまの家族や」と題する第5週(10月30日〜11月3日放送)を振りかえる。

■実の母との対面、そして交わす姉弟の誓い

ヒロイン・スズ子(趣里)は両親の故郷の香川での法事に出席するが、実はスズ子は地域の顔役である治郎丸家の子どもで、亡くなった息子・菊三郎と女中のキヌ(中越典子)の娘だったという事実を告げられる。ツヤ(水川あさみ)と梅吉(柳葉敏郎)が本当の両親ではないと知ったスズ子は取り乱し、実の母親だというキヌが暮らしている家を訪れる。

キヌ(右、中越典子)と話をするスズ子(左、趣里)(C)NHK

キヌは、スズ子を身ごもった当時、誰を頼ることもできず途方に暮れていたところ、ツヤに手を差し伸べてもらった過去を明かす。生き別れた娘の成長を涙ながらに喜ぶキヌから、実の父・菊三郎の遺品を渡されたスズ子だが、秘められていた自身の出生に衝撃を受け、気持ちを整理できずにいた。

自身が生まれたときの話を聞きぼう然とするスズ子は、フラフラと歩き出しキヌの家をあとにする。一晩あけて、スズ子がツヤの実家・大西家に戻ると、スズ子の弟・六郎(黒崎煌代)や叔母・タカ(西村亜矢子)、祖母のトシ(三林京子)らが、一晩帰ってこなかったスズ子を心配して待ちわびており、スズ子は六郎の胸で号泣する。

スズ子(趣里)を心配する六郎(黒崎煌代)(C)NHK

祖母・トシはスズ子に出生の秘密を黙っていたことを詫びると、ツヤがどれほどスズ子を大切に思っているかを話す。香川から大阪へと帰ったスズ子は、六郎と約束を交わし、スズ子たちが真実を知ったことを両親には黙っておくことを誓いあうのだった。

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