六甲山は今が見頃、神戸で楽しめる「あじさい」スポット3選

2023.7.14 06:45

青色が美しく発色し、通称「六甲ブルー」と呼ばれている

(写真4枚)

気温が市街地より5度ほど低く、1カ月程度遅れて見頃を迎える兵庫・六甲山(神戸市灘区)のアジサイ。雨や霧が多く生育に適した場所であり、花こう岩からなる酸性土壌の影響で青色が美しく発色することから「六甲ブルー」と呼ばれ親しまれている。今回は、7月下旬まで六甲山で楽しめるあじさいスポットをピックアップ。

■ 車内から優雅に鑑賞、2500株ずらり「六甲ケーブル」

神戸市街地(六甲ケーブル下駅)〜六甲山(六甲山上駅)までの1.7km、高低差493.3mを約10分で結ぶ「六甲ケーブル」の沿線では、梅雨の時期になると下駅から順に開花。

六甲ケーブル沿線で見頃を迎えるあじさい

世界でも珍しい山上側の箱形車と山下側の展望車の2両連結で運転される車両からは、セイヨウアジサイ、ヒメアジサイ、ヤマアジサイなど、計2500株以上が咲き誇る。「六甲ケーブル」の営業時間は朝7時10分〜夜9時10分(毎時20分間隔)。片道料金・12歳以上600円ほか。

■ アジサイだけでなくユリも開花「ROKKO 森の音ミュージアム」

音と自然をテーマにした施設「ROKKO 森の音ミュージアム」では、ヤマアジサイ、ガクアジサイ、セイヨウアジサイ、アメリカアジサイ、ノリウツギなど20種以上・350株以上のアジサイのほか、タケシマユリ、ヤマユリ、シャンデリアリリー、オリエンタルリリーといった1000株以上のユリも開花。

「ROKKO 森の音ミュージアム」で2023年に撮影されたアジサイ

自然に近い状態で花々が鑑賞でき、木々が茂るベンチスペースで自然の風を感じながら森林浴を楽しむのもおすすめだ。入場料は中学生以上1500円ほか。朝10時〜夕方5時。

■ 朝ドラ・牧野博士が命名したヒメアジサイ「六甲高山植物園」

「六甲高山植物園」では、現在放送中のNHK朝ドラ『らんまん』の主人公のモデル・牧野富太郎博士が、女性的で優美に咲く様子から命名した「ヒメアジサイ」が見頃。

六甲高山植物園で、見頃を迎えた「ヒメアジサイ」

また園内では、牧野博士が来園した際の写真や直筆の手紙、書籍など約200点が並ぶ企画展『牧野の足あと~神戸で見つける博士と植物~』も開催中だ(〜8月15日)。入園料金は中学生以上900円ほか。朝10時〜夕方5時。

見頃は7月中旬または下旬まで。「六甲ケーブル六甲山上駅」〜「ROKKO 森の音ミュージアム」はバスで5分、ミュージアムから「六甲高山植物園」は徒歩約4分なのでハシゴもしやすい。都会の喧噪から離れた自然豊かな場所で、ゆったりと夏の花々を楽しんでみては。

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