MIYAVI、奈良の小中学校で特別レッスン「空気変わった」

2023.5.31 16:00

生徒たちとセッションするギタリスト・MIYAVI(5月30日・天理市立福住小中学校)

(写真4枚)

日本人初のUNHCR親善大使をつとめるなど、国内外で活躍するギタリスト・MIYAVIが5月30日、奈良の「天理市立福住小中学校」(天理市福住町)を訪問。集まった児童、生徒たちを前に特別レッスンを実施、学生バンドとのセッションもおこなった。

このイベントは、アメリカの楽器製造メーカー「フェンダーミュージック」が日本の学校を対象におこなっているチャリティ・プロジェクト活動の一環。同社のエドワード・コール社長も訪れ、フェンダーの代名詞である「ストラトキャスター」「ジャズベース」やアンプなど総額160万円相当の演奏機材を寄贈した。

そのゲストで登場したMIYAVIは、体育館に集まった小中学校の児童・生徒たちに向け、音楽のスペシャルレッスンを実施。挨拶がてらに超絶技巧のギターテクニックを披露したMIYAVIに、生徒たちは驚きと感動の表情を浮かべ、拍手喝采で日本を誇るサムライギタリストを出迎えた。

奈良「天理市立福住小中学校」(天理市福住町)を訪問したMIYAVI(5月30日)

独学でギターを習得したMIYAVIは生徒たちを前に、「誰かに言われてやることじゃない、自分が好きでやること、やっていて楽しいこと、得意なことを見つけてほしいし、そう思える環境を作っていってほしい」と語りつつ、「世界にとって、自分の音楽がより良い方向に行くためのものであってほしい。平和な世界を作るために自分の音楽が存在していて欲しいし、音楽を弾き続けたい」と熱い思いを明かした。

その後、生徒たちの代表がバンド演奏を披露。MIYAVIは「息がぴったり」と拍手をおくり、「僕の行っていた学校は、(ギターなどの)楽器がなかったから、校長先生に頼み込んで、友だちと楽器を持ち込んで文化祭でやらせてもらっていた。みんなは(学校に楽器があることが)ラッキーだと思うので、思う存分やってほしい」と自身の学生時代をふりかえった。

第一線で活躍するプロによるセッションや音楽クリニックに、生徒たちは「MIYAVIさんの迫力がすごく、ギターを弾いた瞬間に空気が変わった」、「本当にMIYAVIさんが来て授業をしてくれるなんて信じられなかったけど、とても楽しくて時間があっという間だった」と大満足の表情。エドワード・コール社長も「MIYAVIさんがこの企画に賛同してくださって感謝している。そして、福住小中学校からロックスターが生まれるとうれしいですね!」と語った。

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