高橋克実のダンスは怒号もん? 「足を引っ張ったのはこの私」

2023.5.18 20:15

舞台『帰ってきたマイ・ブラザー』に出演する高橋克実(17日・大阪市内)

(写真3枚)

俳優の高橋克実が、水谷豊・段田安則・堤真一というベテラン俳優たちとともに、4兄弟の役で出演する舞台『帰ってきたマイ・ブラザー』。5~6月に開催される、大阪・兵庫・京都のツアー目前に、大阪市内で開かれた会見で、高橋が意気込みや裏話を語った。

■ 「ステップができなくなって、怒号が飛びました(笑)」

かつて大ヒットを放った兄弟のコーラスグループが、再評価の機運に乗って再結成をもくろむ・・・というコメディ。クライマックスではそのヒット曲が披露されるが、それぞれ歌と振付にはなかなか苦労したそうだ。 「

「水谷さんと段田さんは、すごく歌がお上手。堤くんは振付はすぐ覚えるけど、歌は僕より大変だったと思います。1番足を引っ張ったのはこの私で、稽古ではできていたステップが、本番前にできなくなって、怒号が飛びました(笑)」と明かし、「(共演の)寺脇康文さんの徹底指導があって、(本番の)最初の1週間で直りました」と、思わぬ克服方法を語ってくれた。

舞台『帰ってきたマイ・ブラザー』に出演する高橋克実(17日・大阪市内)

■ アンコールが来た場合に備え…1曲追加!

4月の東京公演終了後、5月から全国ツアーがはじまったが、ひとつの作品が大阪・兵庫・京都の3都市で上演されるのは異例。これは「寺脇さんが大阪、堤君が兵庫、段田さんが京都の生まれで、それぞれの出身地に錦を飾ろうじゃないか、ということで」実現したそう。ちなみに高橋の故郷・新潟でも上演される。

東京公演では、アンコールを求められても、ほかに歌える曲がなかったため実現しなかった。その反省を踏まえて、地方公演では1曲追加をしたそうだ。「アンコールが来た場合ですけど(笑)、用意してますので、東京とは違う形になるのでは。関西の人はノリがいいから、東京とはまた違ったリアクション、弾け方になるんじゃないかと思っています」と期待を語った。

脚本はコントユニット「ジョビジョバ」のマギー、演出は小林顕作が担当。大阪公演は5月18~22日に「森ノ宮ピロティホール」(大阪市中央区)、兵庫公演は6月2~4日に「兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール」(兵庫県西宮市)、京都公演は6月29日・30日に「ロームシアター京都メインホール」(京都市左京区)にて。チケットは各都市ともS席1万1000ほか(現在発売中)。

取材・文・写真/吉永美和子

舞台『帰ってきたマイ・ブラザー』

【大阪公演】
会場:森ノ宮ピロティホール(大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5)
期間:5月18日(木)〜 5月22日(月)

【西宮公演】
会場:兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県西宮市高松町2-22)
期間:6月2日(金)〜6月4日(日)

【京都公演】
会場:ロームシアター京都(京都市左京区岡崎最勝寺町13)
期間:6月29日(木) 〜 6月30日(金)

料金:S席1万1000円、A席8000円、B席5000円

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