天才ピアニスト、ポップさと秘めた妖艶…闘志みなぎる出囃子とは

2023.5.20 09:15

お笑いコンビ・天才ピアニスト(左から竹内知咲、ますみ)

(写真7枚)

お笑い芸人が舞台へ上がる際に流れる音楽「出囃子」。芸人にとっては自分たちの登場を知らしめる重要なテーマ曲、また舞台に立つエンジンであり、それぞれに思い入れがあるはず・・・。

そこで「よしもと漫才劇場」(大阪市中央区:以下、マンゲキ)所属芸人から、曲に込められた想いや経緯などを深掘り。マンゲキメンバーの兄貴的存在で、お笑いコンビ・スマイルの瀬戸をインタビュアーに迎え、最終回は『NHK上方漫才コンテスト』と『女芸人No.1決定戦 THE W』でともに優勝、そして『上方漫才協会大賞』では大賞と、今もっとも勢いのある女性コンビ・天才ピアニスト(竹内知咲、ますみ)に迫ります。

■ 今、やっとバランスが取れてきた(竹内)

お笑いコンビ・スマイルの瀬戸。最終回の取材前日に…髪を切りました!

瀬戸:今回で最終回になるんですよ。ちょうど1年前、『M-1』チャンピオンのミルクボーイから始まって『THE W』のチャンピオンで締めるっていう・・・気持ちが良い企画でございます。今1番若手で忙しいんじゃない?

ますみ:はい!

竹内:あぁ言うた! いやいやいや・・・とかじゃなくて?

ますみ:いやもう、変な嘘はつかんと! (スケジュール)ビッチビチです!

瀬戸:ハハハ! 気持ちええよね、謙遜しても仕方ないもん。ここ1年で大分変わったんじゃない?

ますみ:そうですね。『THE W』獲ってからは東京のお仕事が増えたんですけど、2021年に準優勝してからが結構いろいろと変わり出した感じです。

竹内:今思うと「あのときラクやったな」って。当時は忙しいなと思ってたんですけど。

瀬戸:『THE W』から全国区になって、さらに忙しくなった感じか。ちょうど1年前くらいに2人のインタビューをエルマガさんでしてるねんけど、そのときはテレビ局の方とかが打ち合わせしてても、ますみちゃんの方しか見ていないとか、竹内さんの方はまだなんか横におる相方さんみたいな感じに思われてる、っていうのを打ち明けてくれてたんですけど。

竹内:あぁー! 1年前にそんな話してたんや。確かにキレてた時期はありました。全っ然こっち見てくれへんやん!って。

ますみ:勘弁してくれってぐらい私から目線をそらさないんですよ。最初上沼さんのモノマネで出させてもらってたこともあったんですけど・・・。

先日、「東京ドーム」での始球式に出た2人。巨人ファンだという瀬戸は、「俺の夢やったのに…。ますみちゃん、めちゃくちゃキャッチャー似合ってたよ(笑)」

瀬戸:そうやね。最初モノマネでどんって仕事増えてそのイメージがあったから、どうしてもそうなってたんやろうけど。その悩みはどうですか? 今は解消されたんじゃない?

竹内:そうですね。今はディレクターさんも大分こっち見てくれていますね。やっとバランスが取れてきました。

瀬戸:そうそう、2人ってほんまに良いバランスよ! モノマネも武器やったなって忘れるくらいネタがしっかりしてるし、唯一無二の竹内さんのツッコミも注目されてるし・・・じゃあ今はそこに対しては不満はなしか。

竹内:ないです。この話したの忘れてました・・・そういえば言ったなって。

瀬戸:すげえな! もう忘れて、そんな時期もあったなっていうレベルか。

竹内:ますみが1人で出たりとかはめっちゃ嬉しかったんですけど、打ち合わせだけこっち見てもらえへんかなって・・・そのときは2人のネタで、コンビで認められるぞっていう思いはありましたね。

ますみ:『THE W』出るまでは、2人でおっても「モノマネ入ってるネタやってください」とか、ロケも同じような感じで。でも優勝してからは「天才ピアニスト」として評価されて、モノマネ以外のネタでも全国ネットに呼んでいただけるようになりました。

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