空に憧れたヒロインが大きな世界へと踏み出していく連続テレビ小説『舞いあがれ！』（ＮＨＫ朝ドラ）。３月２３日放送の第１２０回では、ついに「空飛ぶクルマ」のテストフライトがおこなわれ、投資家たちが集まるシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。

大学時代の先輩・刈谷（高杉真宙）と玉本（細川岳）が開発する「空飛ぶクルマ」に、資金・宣伝の面から協力することになった舞（福原遥）の会社「こんねくと」。テストフライトに兄・悠人（横山裕）から紹介してもらった投資家を招き「空飛ぶクルマ」のアピールをおこなう。

テストフライトは無事成功し、投資家の林と佐藤から「出資したい」と連絡が来る。長崎で「フライトナース」を目指す親友・久留美（山下美月）の夢も着実に進むなか、舞の夫・貴司（赤楚衛二）は３冊目の歌集に収録する短歌を生み出すことができず、苦悩するのだった。

今回の放送では、大阪と長崎という遠距離恋愛を育む悠人と久留美のやり取りが描かれ、「たまに会えるだけで十分」と話す久留美に対し、悠人が「将来のことちゃんと考えてるから。仕事のことと違うで。俺たちのことや」と返すシーンが話題となっていた。

普段はクールな言動が多い悠人だけに、ＳＮＳでは「悠人兄ちゃんと久留美ちゃんを包む空気感があったかくてほんわかする」「不器用だけど、久留美ちゃんの前では素直になれる悠人さん･･･いいなぁ」「ニヤニヤしちゃった」「登場時間は少ないけど２人の関係性をゆっくり大事に育てているのが伝わるシーンでした」など、２人の関係を微笑ましく思う人が続出していた。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。３月２４日放送の第１２１回では、貴司が舞に「短歌をやめたい」と相談する。

文／つちだ四郎