木村拓哉「次は信長で戻る・・・それが実現して感謝でいっぱい」

2023.1.23 23:30

映画『レジェンド&バタフライ』記者会見に登場した主演の木村拓哉(1月23日・京都市内)

(写真2枚)

俳優の木村拓哉と綾瀬はるかが1月23日、京都市内でおこなわれた映画『レジェンド&バタフライ』記者会見に登場。ロケ以外の撮影をすべておこなった東映京都撮影所について語った。

劇中で使用したものを衣装部が作り直したという着物で登場し、「この場のためだけに作っていただいて・・・この羽織に袖を通すと少し感情的になりそうなくらいのものをご用意いただいた。すごくうれしい場なんですけど、ちょっとだけ感傷に浸っております」と語った木村。

同映画は、東映創立70周年記念作品として企画されたもの。政略結婚で出会った織田信長と正室・濃姫の物語。出会った当初、正反対の性格だった2人が天下統一に進んでいく過程で、次第にかけがえのない夫婦になっていく姿を描いている。アニメ全盛期の今、あえて時代劇を記念作品にもってきた東映の挑戦でもある。

京都で記者会見をおこなった大友啓史監督(左)、木村拓哉(中央)、綾瀬はるか(1月23日・京都市内)

木村は時代劇について、「剣道をやっていたこともあって、どこか惹かれるところがあった。こういう立場になって、京都に撮影でお邪魔したとき、それこそ時代劇のレジェンドたちが手ぐすね引いて待っているというか。『江戸からキムタクという奴がきたらしいが、なんぼのもんじゃい』みたいな。『できるんか、できんのか、どっちや!?』みたいな空気を感じた」と、かつて洗礼を受けた東映京都撮影所を振りかえった。

京都・太秦の職人による卓越した技術と、ほとばしる熱意に揉まれながら乗り越えてきた木村。「ある作品で、東映京都撮影所を去るときに口走ってしまった言葉ですが、『ここに帰ってこられるように頑張りたいと思います。次は信長になって帰ってこられたら』と。それが実現したので、感謝でいっぱい」と回想し、約束を果たしたことへの安堵の表情を浮かべた。

同映画は、2010年の『龍馬伝』で大河ドラマの歴史を刷新し、『るろうに剣心』シリーズで日本のアクション映画史を更新した大友監督が、『コンフィデンスマンJP』などで知られる脚本家・古沢良太とタッグを組み、信長という日本でもっとも知られる人物像を新たに構築した意欲作。木村、綾瀬のほか、宮沢氷魚、市川染五郎、斎藤工、北大路欣也、伊藤英明、中谷美紀らが出演。1月27日から公開される。

映画『レジェンド&バタフライ』

2023年1月27日公開
監督:大友啓史
出演:木村拓哉、綾瀬はるか、ほか
配給:東映
©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本