朝ドラで鬼教官役・吉川晃司、「ぬりかべ」的存在に納得

2022.11.28 08:45

航空学校・帯広分校で舞たちを指導する教官・大河内守(吉川晃司)(C)NHK

(写真2枚)

「空」に魅入られたヒロイン・岩倉舞(福原遥)が、パイロットを夢見て航空業界に進む連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK朝ドラ)で、第9週(11月28日〜)から「航空学校」帯広編がスタート。舞たちを指導する教官・大河内守役を演じる吉川晃司が、コメントを寄せた。

今作では「サンダー大河内」と恐れられる鬼教官を演じる吉川。出演オファーが届いた際には驚いたといい、「朝ドラの『朝の顔』に私だとちょっと暑苦しいでしょう? というか圧がありすぎて不向きなんじゃないかなと。そうしたら、まさにその『威圧感』を求められていると。パイロットを目指す若い学生たちの前に立ちはだかる壁、妖怪でいう『ぬりかべ』のような存在でいてほしいとお話をいただき、なるほど、と。私は肩幅も広いし、壁には良いかもと納得しましたね(笑)」 と話す。

また、自身が演じる大河内について、「訓練生に鬼教官と恐れられている男ですが、それは若者たちにしっかりした人生を歩んでもらいたいという思いがあり、愛があるゆえの厳しさなんだと思います」と分析。

そして「最初にいただいたキャラクターの設定では、話す口調ももっとワイルドだったんです。でも私の方から言葉遣いや物腰をものすごく丁寧に礼儀正しい男にしたいと提案しました。口調も態度も丁寧すぎて逆に怖いという人がいるでしょう? そういう狙いですね」と、演じるうえでの心がけを語った。

FTDルームにて、フライトシミュレーターの訓練をおこなう舞たち。左から、岩倉舞(福原遥)、柏木弘明(目黒蓮)、水島祐樹(佐野弘樹)(C)NHK

これまでの俳優人生でも、空を飛びながら芝居をするのは初めてだという吉川。撮影現場でのエピソードとして、「飛行機を操縦するシーンでは実際に乗りながらお芝居するのですが、学生たちはまだ操縦が下手な設定なので、本当に機体がグラグラと揺れているなかで演じないといけないんです」と明かす。

しかし「そんな過酷な状況でもきちんと演技をしているので感心します。鬼教官の役ですが、共演者のみなさんに本当に嫌われないように、本番前のリハーサルでは、笑わせるように努力していますよ(笑)」とコメントした。『舞いあがれ!』の放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。

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