岡本圭人が憧れを吐露、高畑淳子は「日本で1番の女優さん」

2022.11.7 19:15

舞台『4000マイルズ〜旅立ちの時〜』に出演する岡本圭人

(写真3枚)

元「Hey! Say! JUMP」メンバーで、アメリカの演劇学校を卒業後、舞台を中心に活動している俳優・岡本圭人。女優の高畑淳子と共演する舞台『4000マイルズ~旅立ちの時~』の記者会見が、11月5日に大阪市内でおこなわれ、岡本が出席した。

■ 「親近感が湧き、人間をすごく上手に描いた台本です」

2011年の世界初演後『オビー賞』などを受賞し、英国ではティモシー・シャラメの主演公演も発表された人気作。自転車でアメリカ横断中に遭った事故のトラウマを抱える大学生・レオ(岡本)と、夫を亡くしたあと1人でニューヨークに住む祖母・ヴェラ(高畑)。この2人がともに過ごすことで、それぞれの人生を取り戻していく様が描かれる。

岡本は本作について「それぞれの役に親近感が湧き、実際にいる人みたいに思えるほど、人間をすごく上手に描いた台本です。心に傷を持った2人が、コミュニケーションを通してお互いの傷を癒やし、次に進んでいく。この関係性がすごく好きです」と、大きなやりがいを感じているそう。自身が演じるレオは「明るくてポジティブだけど、時おり見せる影が魅力」と分析する。

■ 高畑淳子とは「言葉にできない親近感が生まれました」

共演の高畑は「僕が日本で1番の女優さんだと思っている人で、本読みを聞いているだけですごく刺激的。自分も高畑さんに、少しでも影響を与えられるようにがんばりたいです」と信頼を寄せるが、実は小さい頃から思わぬ縁があったという話も。

「高畑さんと父(岡本健一)と森光子さんが同じ舞台(1998年の『本郷菊富士ホテル』)をやっているときに、3歳ぐらいの僕が楽屋で暴れまわっていたのを、高畑さんが面倒みてくれたそうなんです。申し訳ないことに、僕はまったく覚えてなかったんですが(笑)、それを聞いて、言葉にできない親近感が生まれました」と明かした。

「『舞台を観てこんな気持ちになるんだ』と感じていただけるような舞台にしたいです」と意気込む岡本圭人

岡本と高畑のほかには、森川葵と瀬戸さおりが出演。演出は上村聡史がつとめる。東京公演を経て、大阪は2023年1月7日~9日に「梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ」(大阪市北区)で上演。チケットは1万1000円で、現在発売中。

取材・文・写真/吉永美和子

舞台『4000マイルズ〜旅立ちの時に〜』

会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪市北区茶屋町19-1)
期間:2023年1月7日(土)〜9日(月・祝)
料金:1万1000円

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