間寛平、アドリブで空回りも「涙が出るくらいうれしかった」

2022.10.11 18:15

左からもじゃ吉田、小林ゆう、アキ、間寛平、辻本茂雄、高井俊彦

(写真7枚)

「吉本新喜劇」座員総選挙によるトップ30名の座員が出演する特別公演が10月10日、「なんばグランド花月」(大阪市中央区)でおこなわれ、終演後に間寛平GMが同公演について総括した。

公演終了後の感想として、「稽古の段階では『大丈夫かな』と心配しながらやっていたんですが、お客さんに温かい目で見ていただけて・・・。座員が笑いをとってるところを袖から見ていて、涙が出るくらいうれしかった」と語り、「久しぶりに大勢の舞台に出られて楽しかった。初めて800人のお客さんのお見送りに出たんですが、みなさんの笑顔を見られて幸せでした」と感無量の様子。

続けて、「2時間半の公演なのに稽古は1時間ちょっとで終わるから心配になってきて、(劇中は)のばそうのばそうと思って。その場でバーッと考えてやってたら舞い上がってしもうて、イス蹴るとこ忘れてしもうたんですよ」と、大ベテランでも高揚する今回のイベントの大きさをうかがわせた。

同じくメインどころの役を務めた、茂じいでお馴染みの辻本茂雄は、「みんな本番のために笑いを隠し持っていて、稽古では全部見せないから早いんですよ。自分の出番まで長いなー、と思って待ってました。あれ、エンジンかかりすぎて空回りしてたでしょ?」と、寛平に痛恨のツッコみをくらわす場面も。

今後の新喜劇に関して寛平は、「『男前ランキング』とか、やってみたいことはたくさんある。今回はベテランの力がすごかったけど、これからは20、30代の子たちが10人でも入っていけるように頑張ってもらいたい」と意気込んだ。

その言葉どおり、11月6日には総選挙でトップ30から漏れた座員と辻本による『辻本新喜劇まつり!吉本新喜劇総選挙30位以内に選ばれなかった座員で大爆笑とったらど~や!』や、「なんばグランド花月」地下の舞台「YES THEATER」で開催される「セカンドシアター新喜劇」、10月26日には奈良県橿原市内の小学校で自治体とともに「ミニ新喜劇&ワークショップ」など、精力的な活動をおこなっていくという。

取材・文/上地智

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