次は20年後、奈良・春日大社の摂社で特別行事がスタート

2022.10.4 07:15

特別記念品である「おん祭」をあしらった奈良絵のお砂袋(緑と紫)

(写真5枚)

世界遺産「春日大社」の摂社(せっしゃ)「若宮神社」(奈良県奈良市)の重要文化財「御本殿」の内院。その普段は神職でもみだりに立ち入ることができない聖域に、参拝者が白砂を運んで納める「お砂持ち」行事が、10月1日からスタートした。

祭神を安置する「御本殿」を修繕工事し、神宝や調度品を新調する「式年造替(しきねんぞうたい)」が、2021年4月よりおこなわれ、2022年の9月末日に完了。その総仕上げとして、同行事がおこなわれており、これを逃すと、次に同神社の内院へ立ち入って参拝できるのは20年後で、初日から境内は多くの人で賑わった。

行事の内容は、特別記念品として授与される奈良絵のお砂袋に白砂を入れ、神職による祝詞とお祓いを受けた後に「若宮神社」内院まで運び、袋から出して敷き詰めるというもの。また、修理を終えたばかりの新しい「御本殿」を間近で見る貴重な機会でもあり、「(若宮神社の)御殿で特徴的なのは、真柱が入っていること。本来は無いものですが、若宮には入っています」など、神職の詳しい解説に多くの人が聞き入っていた。

さらに、ぐるりと内院を一周して参拝できるのも今回の「お砂持ち」の期間だけ。初日に静岡から参加した20代の男性は、新しくなった御本殿を見て「本当にキレイだなと。新しい御殿に参拝することで、自分たちの気持ちも前向きになれるかなと思いました」と感動した様子だった。

「お砂持ち」は10月10日まで。実施時刻は、朝10時、11時、昼1時、2時~(所要時間約30分)。初穂料は、若宮御造替奉賛金として、1人2000円(特別記念品付)。予約不要、雨天決行。

取材・文・写真/いずみゆか

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