平成生まれの中川&松井に、山内圭哉「42歳ちゃうかな?」

2022.9.26 20:45

左から中川大志と松井玲奈(24日・大阪市内)

(写真2枚)

シェイクスピア作品『リチャード三世』に「昭和歌謡」を織り交ぜた舞台『歌妖曲~中川大志之丞変化~』が今冬上演。主演を務める中川大志、松井玲奈、山内圭哉の取材会が9月24日におこなわれ、昭和生まれの俳優として山内が2人に「昭和は色々あった」と、笑いを交えながらトークを繰り広げた。

劇作家・倉持裕が作・演出を務め、大衆演劇・歌謡界での逆襲を生々しくも華やかに描いた本作。サブタイトルにもある「中川大志之丞変化」のごとく、中川演じる鳴尾定(なるおさだむ)がスター桜木輝彦(さくらぎてるひこ)へと姿を変え、歌、踊りを交えながら壮美な復讐劇が繰り広げられる物語だ。

■ 「ひょっとしたら42歳ちゃうかな?」(山内)

時代テーマが「昭和歌謡」ということだが、タイトルロールを演じる中川は平成10年生まれ、中川の脇を固める松井も平成3年生まれと、主要キャストには平成生まれの俳優たちが名を連ねるため、昭和46年生まれの山内には「世代間ギャップは感じますか?」との質問が寄せられた。

舞台『歌妖曲~中川大志之丞変化~』に出演する山内圭哉(24日・大阪市内)

そんな質問に対し「(2人は)ひょっとしたら42歳ちゃうかな? 佇まいが落ち着いてる」と答えた山内。「平成生まれの2人に昭和を教えるとしたら?」という投げかけには、「昭和は色々ありましたし」とサラッと答えようとすると、すかさず「書けそうな感じのやつを」と中川が笑顔でフォロー。

「書けそうなやつか、ジェットコースターが落ちた大事故とかそんなんですかね、戦争もありましたし」と山内が話し始めると、松井が「もっとポップなやつを」とツッコミを入れ、山内が口を開けば会場内は笑いに包まれるといった具合に。

■ 「大人は楽しいって思わせてくれる」(山内)

「昭和は『不良の大人』が多かったんですよ。僕の師匠・中島らもをはじめ、何をやってるか分かれへんけど、みんなおもろいことやってる。大人になったら楽しいんやって思わせてくれる人がたくさんいました。今はコンプライアンスとかあって、かつては不良だった人たちも『不良じゃない』って言い出してる」

「当時はむちゃくちゃしてるけど、その分『舞台立って漫才してるとこ見たいから許したって〜』ってみんなが言うてくれたりしてたんです、今無理でしょ?」と中川に畳み掛けると、「無理っすね・・・」と苦い笑いを浮かべた。

昭和×平成の新旧芸能界を彩る俳優が出演する舞台『歌妖曲~中川大志之丞変化~』は大阪で12月17日〜25日に「大阪新歌舞伎座」(大阪市天王寺区)で上演。チケットはS席1万3500円、8500円ほか。10月23日より一般発売開始。

舞台『歌妖曲~中川大志之丞変化~』

会場:大阪新歌舞伎座(大阪府大阪市天王寺区上本町6-5-13 YUFURA6階)
期間:12月17日(土)〜25日(日)
料金:S席1万3500円、A席8500円、B席6000円、特別席1万4500円

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