ニューヨーク、若手時代からの変化「腹立つことが少なくなった」

2022.6.23 17:00

お笑いコンビ・ニューヨーク(左から嶋佐和也、屋敷裕政)

(写真4枚)

「『M-1』決勝に行けたタイミングはベストだった」(屋敷)

「小学校は『投稿!特報王国』、中学校は『ガチンコ!ファイトクラブ』、高校では『ぷらちなロンドンブーツ』とかを観ていました。テレビゲームをしない子どもだった」と語った屋敷

──(笑)。でも改めて、お2人がパイオニアというのもわかりました。パイオニアで早すぎるのって、なかなか評価されにくかったりしますけど、しっかりとお2人は売れていっている。

嶋佐:何とかこうなって良かったすわ。結局、何も芽が出なかったら、ずっとムカついていただけでしょうしね。

屋敷:おじさんになっても文句を言うネタをして、一部の人に支持されるみたいな(笑)売れてる芸人を「おもしろくない!」とか言ってイジるネタをやり出したら終わりですからね。

嶋佐:かっこわるいな〜(笑)。それはヤバくて危ないから、避けたいとこだった!

屋敷:結局は紆余曲折あっての今ですからね。『M-1』で決勝行けたのも歌ネタで、それも全然思った通りじゃなかったですし。だけど、あのタイミングで決勝に行けたのはベストでした。決勝だけの事を考えるなら、もうちょい早めにとかはあったかもですけど、テレビに出だすことを考えたらね。それにもっと芸歴が浅かったら、MC仕事も増えてなかったかもですし、何となく今の年齢の説得力みたいなものはあるかもです。

──いわゆる売れるタイミングという意味では、本当にベストだったという事ですよね。

屋敷:それで言うとコロナ禍もあって、番組の人数が絞られているので、たくさん芸人が出ていないというのもデカかった。ちゃんと一組ずつ話を聴いてもらえたのは、とてもやりやすかったので。目立ちたい奴が手を挙げて目立つというよりは、ちゃんと役割というか、しっかり打席が用意されているという感じでした。結果、テレビが若返ってきている感じはしますね。

現在、バラエティ番組に引っ張りだこの2人

──個人的には今後が本当に楽しみなんですけど、お2人的にはいかがですか?

屋敷:楽しみも不安も、どっちの感情も考えないようにしていますね。凪というか、悟りの境地というか。たまたまテレビの仕事もいただいている感覚なので、ここから全部無くなる事もあるでしょうし。

だからこそ単独ライブとか、俺らを好きなお客さんが俺らを応援できるような土壌はあった方がエエんやろなと思います。自分らがおもしろいと思うことだけをやるというよりは、自分たちのやっていることをちゃんと指示評価してもらわないとキツいですから。

嶋佐:今後の見通しを立てる事って不可能に近いですからね。今やってるレギュラー番組もそうですけど、末永く色々と続けていけたらいいですね。

ニューヨークの単独ライブ『Last Message』は、大阪公演が6月25・26日に「COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール」(大阪市中央区)にて。その後福岡、東京と延べ5500人を動員予定。チケットは4500円(完売会場あり、配信あり)。また、2021年の単独ライブ『Natural』の映像データをWebサイト「MOSH」で販売中(3000円、本編と副音声付映像の2点セット)。

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