■「２０秒レンチンチョコパイ」レシピ誕生のきっかけは？

──このレシピはどういうきっかけで知ったのですか？

みりんさん（以下・み）：実はお世話になっている鍼灸師さんに教えてもらったんです。ツイートにもちらっと書いているように育児で疲れがちな私でも簡単にできるものを、とお気遣いいただいて。

──なんと、鍼灸師さん！　身近なところで生まれたレシピがバズった感想はいかがですか？

み：正直、人さまから教えてもらったレシピでバズってしまって恐縮しています。でも、たくさんの方がやってみたい！と言ってくれて、｢みんな何かしらに疲れていて、癒やしを求めているのかもな｣と思いました。このコロナ禍での目に見えないストレスに、誰だって疲れちゃうと思います。そんななかで誰かの癒やしに繋がっているのだとしたら、パクリレシピ（笑）だとしてもツイートしたことに意味があったのかもしれないな、と思っています。

──確かに、私も一瞬で幸せになれて癒されました。鍼灸師さまさまです。できればご本人にもこのレシピのことをお聞きしたいのですが。

と、さらに図々しく鍼灸師の先生をご紹介いただきました。ありがとうございます！

というわけで、本邦初公開。「レンチン２０秒チョコパイ」を生み出したのは、都内で活動されている鍼灸師、「鍼灸作楽-ＳＡＲＡＱ- 」（ https://twitter.com/kokoxsaraq ）の作楽さんでした。

──このレシピを思いついたきっかけは、どんなことだったんでしょうか？

作楽さん（以下・作）：もともと、寒い日は心の癒やしと暖をとるためにホットチョコレートを飲むのが好きだったんです。それで、濃厚チョコパイのパッケージを見た瞬間に「これも温めたらおいしいのでは！？」と思ったのがはじまりですね。温めることで甘さが強くなり、少量でも十分な満足感が得られる点が気に入っています。

──確かに温かいと少しずつ食べるから、満足感も上がりやすいですね。そして、育児で忙しいママも料理に慣れてない人も、老若男女問わず、これなら簡単にできるというのが最大の魅力だと思います。やさしさから生まれたレシピ、素敵です。

作：みりんさんのツイートがバズったおかげでたくさんの方にお手軽で贅沢な癒しアレンジが届いて、私もとっても嬉しいです。

と、ここで作楽さんからご提案が。

作：このレシピ、溶けたチョコが器に残っちゃうのがちょっと気になるんです。チョコ付きのお皿を洗う気力もないほど疲れている方に向けて、チョコパイの下になにかを敷いて温めるというズボラアレンジも考えてもらえませんか？

おおお、それは私も気になっていました！

私は湿らせたキッチンペーパーで拭き取ってメラミンスポンジで洗っていましたがどうもエコじゃないし、冷めて固まったチョコはこの方法でもなかなか取れないのが現実。作楽さんのご提案にのって、「お皿を汚さないバージョン」のレシピも考えてみました。