夏でも涼しい奈良・奥大和へ!ひんやりスイーツにクラフトビール、絶景カフェや温泉も…ご当地グルメ満喫の癒し旅
奈良県五條市の名物・柿を使ったさまざまなスイーツ「柿の専門 にぎわい棟店」
夏にぴったりの冷たいスイーツ、名水で仕込んだクラフトビール…奈良県の南部・東部に位置する「奥大和」エリアには、いま味わいたい、とっておきの食と癒しのスポットがいっぱい。人気のあのお店から、まだ知られていない穴場まで…。大阪市内からも比較的アクセスしやすい奈良・奥大和で、この夏~秋にかけて、いま行きたい癒しスポットを、Lmaga.jp編集部が大調査。
今回この奥大和探検をご一緒したのは、アウトドアとビールが大好きなFM802『FRIDAY Cruisin’ Map!!』のDJ飯室大吾さん。奈良・奥大和の魅力をお伝えします!
夏でも涼しい奈良・奥大和へ!ご当地グルメ満喫の癒し旅 目次
▶五條名物・柿を使った料理やスイーツがずらりと並ぶ「柿の専門 にぎわい棟店」
▶洞川温泉の新名物はクラフトビール「洞川温泉醸造所」
▶天川村のほっこり温泉「天の川温泉センター 木木の湯」
▶スリル満点「谷瀬の吊り橋」と、吊り橋が一望できるテラスで味わうこだわりランチ「桜山ホテルカフェ」
▶五條名物・柿を使った料理やスイーツがずらりと並ぶ「柿の専門 にぎわい棟店」
五條市は全国有数の柿の産地。柿と言えば秋~冬のイメージがあるけれど、柿を使ったひんやりスイーツなど、夏に味わいたいとっておきのメニューを、「柿の専門 にぎわい棟店」で発見!
柿の加工品がほとんど無い時代に、傷つき捨てられる柿をなんとかしたいという想いから柿を使用したお菓子の製造販売をスタートした「柿の専門」。奈良から全国に柿スイーツなどを通販で展開している人気ブランド「柿の専門」が運営している、イートイン可能な直営店が「柿の専門 にぎわい棟店」だ。
こちらでは、干し柿がごろごろと入った、とろとろの「柿プリン」の上にソフトクリームを乗せた大人気商品「柿プリンソフト」(350円)をはじめ、完熟柿を吉野葛で包んだ「柿こーりのかけら」(200円)、柿をまるごとシャーベットにし、ほんのりブランデーを加えた「柿珠玉カップ」(300円)など、柿の魅力をたっぷりと引き出したオリジナルスイーツがたくさん揃う。柿の実だけでなく、柿の葉を使用した麺料理など、さまざまなメニューがイートインで楽しめるので、目移りしてしまうほど。
いずれのメニューもとてもリーズナブル。その理由を尋ねると「地元五條に恩返ししたい!そんな社長の思いから、子どもでも毎日立ち寄れる価格設定にしています」とのこと。そんなこともあり、日々地元の子どもから大人まで幅広い年齢層の人たちが来店している。
イートイン以外に、物販コーナーも大充実。五條市役所のすぐそばという便利な立地にありながら、木のぬくもりが感じられる店内には、柿バター、柿ジャム、柿酢…と柿を活かした商品がずらり。
お土産人気ナンバーワンは「柿もなか」(180円)。皮の中には、香料・保存料・着色料不使用で、自然な柿の甘みが楽しめる柿餡。吉野産の柚子の香りもさわやかな一品。夏は冷凍して「アイスもなか」としても楽しめるのでぜひトライを。また「柿プリンソフト」のベースの部分「柿プリン」もテイクアウトが可能。
「柿の専門 にぎわい棟店」基本情報
住所:奈良県五條市岡口1丁目3番1号(五條市役所 敷地内)
時間:【月~金】9時30分~16時00分【土日祝】10時30分~16時00分
定休日:年中無休(年末年始を除く)※土日祝日は、物販・コーヒー・ソフトクリーム・パンのみの営業
電話番号:070-8513-9922
柿はスイーツだけじゃない!五條市で見つけたこんなお土産
「柿の葉すし」は言わずと知れた、奈良のご当地グルメ。鯖や鮭や鯛など魚の切り身と酢飯を、抗菌効果のある柿の葉で包んだ、江戸時代から続く郷土料理。五條市内だけでも「柿の葉すし本舗たなか」はじめ、「柿の葉ずしヤマト」「柿の葉すし荒坂本家」「創今柿の葉心ずし」など、複数の店舗が製造販売している。
また、そんな「柿の葉すし」とも相性の良い「柿の葉茶」もノンカフェインの健康茶として長い歴史がある。五條市ならではの、柿の実はもちろん、葉も余すところなく活用した、最強ラインナップだ。
■五條市ってどんなところ?
大阪市内から約1時間半、奈良県の南西部に位置する五條市。吉野川が流れる自然豊かな環境に、広大な果樹園がひろがる。昼夜の寒暖差の大きな地形をいかした「富有柿」など柿の生産が盛んで、柿の生産量は市町村単位で日本一。「奈良の柿」を発信する「柿博物館」なる施設もある。柿をはじめとした果物狩りや、吉野川での水のアクティビティなども楽しめる。

▶洞川温泉の新名物はクラフトビール「洞川温泉醸造所」
昔ながらの旅館や商店が立ち並ぶ洞川温泉街。この地に代々伝わる伝統薬「陀羅尼助丸」を販売する薬屋「銭谷小角堂」の5代目・銭谷貴大さんが、2022年からクラフトビールの製造販売をスタート。
「洞川温泉醸造所」で製造するのは、洞川に湧き出る、「環境省認定日本名水百選」にも選ばれた大峯山の名水「ごろごろ水」を使用したクラフトビール。出来立てのビールが味わえるスタンド形式の店舗は、だれでもふらっと立ち寄れる気軽さもあり、温泉街の新たな名所のひとつになっている。
店内の壁には、「陀羅尼助丸」の黒い粒をイメージした、こだわりの黒いタイル。注がれるのは、爽やかなペールエールの味わいを春の大峯山にたとえた「山わらうエール」など、6種のオリジナルのクラフトビール。銘柄により1パイント1000円~、ハーフパイント600円~で楽しめる。
2024年には、修験道発祥の地ならでは「山伏」をテーマにしたビールも新開発。柑橘の風味と心地よい苦みが楽しめるビール「大峯修行IPA」だ。
また、陀羅尼助丸の原料植物「キハダ」の実(薬用外)の一部を使用したビール「山ねむるエール」、グレープフルーツのような爽やかな風味で飲みやすい「温泉ナイトクルージング」と、ユニークなテーマのビールが揃う。
また、山伏と温泉街の夏の風物詩「行者祭」の鬼を組み合わせたオリジナルキャラクターを活かしたグッズ展開も。Tシャツや手ぬぐい、ポーチにキーホルダー、ステッカーと幅広いので、温泉街の提灯の明かりをながめながらの一杯はもちろん、お酒が飲めなくても、キュートなグッズのチェックに立ち寄ってみては?
「洞川温泉醸造所」基本情報
住所:奈良県吉野郡天川村洞川226
時間:15時~22時
定休日:木曜日
電話番号:0120-146-046
※ビールのボトルやグッズなどは、徒歩約2分の「銭谷小角堂」で購入が可能

▶天川村のほっこり温泉「天の川温泉センター 木木の湯」
大自然に囲まれ、村土の約97%を占める豊かな森林を活かした林業が盛んな天川村。内湯、外湯ともに浴槽には高野槙、建物にも吉野杉・桧・松・楓が使われ、とことん「木」にこだわった温泉が「天の川温泉センター 木木の湯」だ。
水の神、音楽や芸能の神様として知られる「天河大辨財天社」のすぐそばにある同施設は、のどかで落ち着いた雰囲気。露天風呂からは、青い空と山の景色、鳥のさえずりが聞こえ、とっておきのリラックスタイムが楽しめる。
こちらの源泉・炭酸水素塩泉は、肌触りの良い、いわゆる「美人の湯」。約17度の冷泉を、杉や桧など、天川村の未利用間伐材を薪に使用した薪ボイラーであたたかい温泉に。入浴することで、自然の恵みを全身で堪能できる。
またエントランスには、オリジナルデザインのさまざまなグッズや、天川村のお土産の販売も。なかでも注目は、天川村の林業を応援する、「木木の湯ガチャガチャ」。オリジナルデザインの缶バッジや、マスキングテープなどさまざまなグッズが入っているので、何が当たるか、旅の思い出にぜひチャレンジを。
■「天の川温泉センター 木木の湯」基本情報
住所:奈良県吉野郡天川村坪内232
時間:11時~20時
定休日:火曜日
電話番号:0747-63-0333
◆天川村ってどんなところ?
大阪市内から、車で約2時間。奈良県屈指の「秘境」。近畿地方随一の美しさと言われる「みたらい渓谷」はじめ、山間にある自然豊かな村で、山岳修験道の根本道場として、千年以上歴史を持つ。「洞川地区」には旅館や店舗が立ち並び、毎年60万人が訪れる観光地としても人気がある。夏の気温は、奈良市内など県北部の盆地より3〜5度ほど低く、過ごしやすい。

▶「谷瀬の吊り橋」と、吊り橋が一望できるテラスで味わうこだわりランチ「桜山ホテルカフェ」
【奈良最南端!十津川村でスリル満点の谷瀬の吊り橋を渡る】
谷瀬の吊り橋は、十津川村に架かる日本最長の生活用の鉄線吊り橋。長さ297m、高さ54m、幅2m(踏板部分1.1~1.3m)の吊り橋は、十津川村のシンボル的存在で、人気の観光スポットのひとつだ。
豊かな自然の中に突如出現するこの巨大な吊り橋。遠くから橋を含めた景色を見るのも良いが、実際に渡ってみると、まるで空中散歩のような、絶景が楽しめる。
歩くと、足元の板はギシギシという音をたて、風が吹くと大きく揺れる…。高いところが苦手な人はゆっくり、慎重に進もう。そんなスリル満点の揺れる吊り橋をわたっていくと、眼下には澄み渡った美しい熊野川の流れが!
この吊り橋が完成したのは、約70年前の1954年。当時、上野地と谷瀬を結ぶのは、丸木橋だったが、洪水のたびに流され生活には大きな支障が…。そんな中で、谷瀬の集落のひとたちが1戸当たり20万円のお金を出し合って建設したのがこの「谷瀬の吊り橋」。こんなに深い渓谷に、どうやって巨大な橋を建設したのか…それを想像するのも面白い。
なお、橋を渡るには、いくつかのルールがあり、危ないので一度に20名以上は渡れない。また観光客は、2輪車での通行はできない。わざとゆすったり、走ったりもNG。あくまでも住民の方たちの生活のための橋にお邪魔している、という感覚は忘れず、譲り合って渡ろう。
なお、谷瀬の吊り橋には、自家用車などのアクセスのほか、日本一の走行距離を誇る路線バスである、奈良交通の「八木新宮特急バス」でもアクセスが可能。近鉄「大和八木駅」からJR「新宮駅」までは全長169.3㎞、停留所の数は168個、6時間以上の道のり。最寄りのバス停・上野地では、途中休憩として20分ほど停車時間があるため、この吊り橋を楽しみにしてバスに乗る人もいるんだとか。
奈良・奥大和に来たのなら、十津川村で一番の「映えスポット」での記念撮影をぜひ!
■「谷瀬の吊り橋」基本情報
住所:奈良県吉野郡十津川村上野地65−2
【さらに谷瀬の吊り橋が一望できるテラスで味わう、こだわりグルメ「桜山ホテルカフェ」へ】
谷瀬の吊り橋を渡りながら見つけた、秘境にポツンとある一軒のログハウス風の建物…。
その正体は、谷瀬の吊り橋を一望できる、最高に気持ちの良いテラスがある「桜山ホテルカフェ」だ。
こちらのお店では、オーガニックで体に優しい素材で作ったランチや、カフェタイムにぴったりのグルメがそろう。季節によってメニューが変わり、例えば十津川村の農家で収穫したメロンで作った「メロンソーダフロート」は、旬のおいしいメロンが獲れる時期だけの限定メニュー(6月、9月に提供)。収穫したばかりの16度と糖度の高いメロンの果肉がたっぷりと。夏は、瀬戸内レモンを使用した「自家製レモネード」も人気だ。
また、十津川村産の肉厚のエリンギやブナシメジなどきのこをふんだんに使用した「十津川村産きのこバジルチーズピッツァ」、全粒粉のパンにジューシーな有機100%のパティとレタスやたまねぎなど奈良県産有機野菜を挟んだボリューム満点の「オーガニック牛ハンバーガー」ほか、ランチメニューも豊富。
いずれも注文を受けてからひとつひとつ丁寧に調理され、アツアツの状態で楽しめる。メニューが出来上がるまでの時間も、雄大な景色を眺めているとあっという間。テラスに置かれた双眼鏡で、十津川村のあちこち観察してみるのも面白い。
十津川の大自然の中で食べるランチは格別。なお、こちらのお店の母体はデザイン会社で、外のテラス席はもちろん、室内も雰囲気抜群。居心地がいいので、つい長居してしまいそう…。
■「桜山ホテルカフェ」基本情報
住所:奈良県吉野郡十津川村上野地49-1
営業時間:10時-17時
定休日:月・火曜日
電話番号:0746-68-0666
十津川村ってどんなところ?
大阪市内から車で約3時間。奈良県の最南端に位置し、西は和歌山県、東は三重県に接する場所にある。県の面積の約5分の1を占める広大な広さを誇り、日本一広い面積の村としても知られる。鉄道が通っていない秘境で、大自然の中に、源泉かけ流しの温泉や、清流、滝、吊り橋など、フォトスポットも多数。世界遺産の熊野参詣道小辺路、大峯奥駈道が縦断するため、ロングトレイルを楽しむことを目的に訪れる人も多い。
~奈良・奥大和の癒しスポット調査を終えて…編集部よりひとこと~
大自然に抱かれた奈良・奥大和エリアは、水に恵まれた場所。さまざまな場所を取材する中、きれいな水があるから、おいしいグルメがたくさん生まれるのだということを、実感しました。
大阪からちょっと足を伸ばせば、とっておきのグルメや、癒しの温泉、絶景スポットに巡り合えます。日帰りでも楽しめるけど、できたら1泊2日でじっくり奈良・奥大和エリアを回って、日ごろの疲れを癒してみては、いかがでしょう?
撮影/Ayami
取材・文/Lmaga.jp編集部
提供:奈良県
※本記事の情報は、2026年8月時点の内容です
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