行かなくちゃ!大阪から約2時間、夏でも涼しい奈良・奥大和で過ごすアクティブな休日…おすすめ絶景体験3選

2時間前

透明度の高い清流を全身で楽しむキャニオニングのほか、奈良・奥大和には夏~秋にかけてぜひ体験したいアクティビティがいっぱい

(写真50枚)

「暑すぎる日常を抜け出して、どこか涼しいところへ行きたい…!」。そんな人にこの夏おすすめしたいのが、奈良県の南部・東部に位置する「奈良・奥大和」エリア。大阪市内からも比較的アクセスしやすいのに、標高が高い場所が多く、実は夏でも涼しい「避暑スポット」がたくさんあることを、知っていますか?

そんな「奈良・奥大和」エリアで、この夏~秋にかけてぜひ訪れたい「涼」を感じる絶景スポットや、アクティビティをLmaga.jp編集部が体験レポート。今回この奥大和探検をご一緒したのは、登山やアウトドアが大好きなFM802『FRIDAY Cruisin’ Map!!』のDJ飯室大吾さん。まるで子どもにもどったように奈良・奥大和で過ごす「大人の夏休み」の楽しみ方を一緒にご紹介。

行かなくちゃ!夏でも涼しい奈良・奥大和で過ごすアクティブな休日 目次:
▶奈良屈指の秘境!天川村で全力川遊び
▶涼しいを通り越して寒い!?「天然のクーラー」鍾乳洞を探検
▶柿畑で絶景グランピング!BBQ、野外サウナ、星空や雲海も

▶奈良屈指の秘境!天川村で全力川遊び

【天川ブルーを満喫!己の身ひとつで渓谷を下る、キャニオニング】

コース中最大の天然のスライダーを勢いよく滑り降りる飯室さん。滑り方がやんちゃすぎて、宙に浮かんでる!?

まず紹介するのは、夏ならではの川辺の「水遊び」。天川村が誇る、エメラルドブルーに光り輝く清流や、迫力ある巨岩や滝を全身を使って満喫する「キャニオニングツアー」を体験!

天川村ってどんなところ?
大阪市内から、車で約2時間。奈良県屈指の「秘境」。近畿地方随一の美しさと言われる「みたらい渓谷」はじめ、山間にある自然豊かな村で、山岳修験道の根本道場として、千年以上歴史を持つ。「洞川地区」には旅館や店舗が立ち並ぶ。毎年60万人が訪れる観光地としても人気がある。夏の気温は、奈良市内など県北部の盆地より3〜5度ほど低く、過ごしやすい。

キャニオニングとは、清流と独特の地形を生かし、身ひとつで渓谷を下るヨーロッパ発祥のアクティビティ。岩をのぼって、天然の「ウォータースライダー」を滑り、滝つぼに飛び込んで泳ぐ…大自然を舞台に、ちょっとスリルを味わいたい人にぴったり。 今回はさまざまなアドベンチャーツアーを企画する「自然派企画」が主催する「キャニオニングツアー」に参加してレポートします。

天川村キャニオニングツアー

天然のウォータースライダーを体験するには、ウェットスーツやヘルメット、手袋などをしっかり装着することが必要。装着ができたら、ガイドさんのレクチャーのもと、山を越え谷を越え、巨岩奇岩が待ち構える、上流を目指していく。

天川村キャニオニングツアー
天川村キャニオニングツアー

「こんなところ本当に登れるの?」と不安になるような場所も、ツアーではベテランのガイドさんが「まずここに足を置いて、次はそこ!」と、ひとりひとりにしっかりと指導してくれるので安心。また、後ろの人が前の人の足を支えるなど、参加者全員のチームワークで、難所も乗り越えていく。

天川村キャニオニングツアー

約3時間のコースには、清流の美しさを実感できるスポットがたくさん。匍匐前進しないと抜けられないような、大きな岩の隙間を通ったり、水しぶきを上げる滝が出現したり。自然が生んだ地形の面白さを、全身で感じることができる。また、透明度の高い水中には魚たちが泳ぎ、カエルやオタマジャクシなど生き物たちとの出会いも。

次々と出現する大・小のスライダーは、自分の気力・体力との相談でチャレンジ!高低差のあるロングスライダーはちょっと上級者向け。

天川村キャニオニングツアー

さらに難易度をあげるなら、仲間と一緒に連結して、滑り降りることにもチャレンジしたい。2人はもちろん、さらにレベルを上げて3人にもトライ!一緒にスリルを味わうことで、仲間との絆も強まるかも!?

天川村キャニオニングツアー

また、コースの間には休憩もかねて、水しぶきを上げる滝を眺めながらのランチタイムも。今回は箸など使わず、手軽に食べられる奈良県の郷土料理「柿の葉寿司」を持参。高い殺菌・抗菌作用のある柿の葉っぱにつつまれているので、アウトドアのお供にも最適!

こちらで紹介した天川村でのキャニオニングが楽しめるのは6月~10月ごろまで。子どもも6歳から体験が可能なので(コース内容により、体験可能年齢が異なる場合がある)、グループや家族で、清流と戯れてみては?また、同じ天川村内のみたらい渓谷には、遊歩道も整備されているので、春の新緑、秋の紅葉など、四季折々の景色をみながらのハイキングも楽しめる。

天川村キャニオニングツアー

~編集部よりひとこと~
緑と清流の競演する美しい天川村の景色。アクティビティのスタートポイントに向かう途中、車窓から見える川の美しさ、奇岩の織り成すダイナミックな渓谷美に、車内からは歓声があがりました。川の水は、夏でも想像以上に冷たくて、川にはじめて入った瞬間ちょっとびっくり。でもその冷たさが気持ちいい!渓谷の巨岩の上で食べた「柿の葉寿司」も特別感があって最高でした。


涼しいを通り越して寒い!?「天然のクーラー」鍾乳洞を探検

【平均気温は8~10℃、夏でも寒い!面不動鍾乳洞どろっこ(面不動モノレール)】

ライトアップされた面不動鍾乳洞。「天然のクーラー」の中で、太古の歴史に思いを馳せる

次に紹介するのは、天川村・洞川温泉街からすぐの場所にある、関西最大規模の鍾乳洞「面不動鍾乳洞」。太陽の光が届かず外気温の影響を受けない地下空間は、夏でも涼しく、平均気温はなんと8~10℃。いざ神秘的な鍾乳洞へ!

どろっこ(面不動モノレール)
どろっこ(面不動モノレール)

昭和8年、地元の人により発見され、5年の歳月をかけて発掘。その後大切に保存されてきた「面不動鍾乳洞」。鍾乳洞の入口までは、面不動モノレール「どろっこ」に乗って向かう。「どろっこ」は15年前に整備された丸太のような形をしたエンジンモノレールで、名前は地元の中学生たちが命名したんだとか。

どろっこは、スギやケヤキなどの大木と大木の間、最大傾斜35度の急斜面をガタゴトと走り抜け、約5分で標高878mの頂上へ到着。どろっこを降りると、大峯山をはじめとする雄大な山々の連なる様子と、その裾野に広がるかわいい赤い屋根が印象的な、洞川の街が共演する絶景に出会える。

どろっこ(面不動モノレール)

そして目的の面不動鍾乳洞に到着すると、入口に立っているだけで、暗い空間からひんやりとした冷気が。暗闇の先にどんな世界が広がっているのか、ドキドキ…。

面不動鍾乳洞

ライトアップされた自然が作り出した神秘的な空間は「涼しい!」を通り越して「寒い!」くらいの世界。まさに天然のクーラー。足元に気を付けながら、順路を進むと、迫力満点の天然の「アート作品」が次々に登場する。

面不動鍾乳洞

鍾乳石は、1センチ成長するのに、なんと約100年もの月日を要するそう。この景色を作り上げるのには、何万年という単位の、想像を絶する時間がかかっているのだ。

面不動鍾乳洞

特に注目したいのは「獅子の窟」と呼ばれる場所。上から鍾乳石、下から石筍が伸びていて、獅子の牙のような形状をしている。これもいつかは、上下つながるのかも…。

面不動鍾乳洞

アップダウンのある奥へと続く道を進むと、修験道のご本尊・蔵王権現が祀られた「権現窟」、修験道の開祖・役の行者(えんのぎょうじゃ)の姿によく似た石筍がみられる「行者窟」など、ライトアップされた神秘的な空間へ。

面不動鍾乳洞

次々と登場する不思議な自然の造形に圧倒されても、「銀糸の窟」と呼ばれるゾーンは見逃し厳禁。大変珍しい、中が空洞になって穴が開いた「ストロー鍾乳管」がみられる。

面不動鍾乳洞

鍾乳洞で、太古のロマンを肌で感じたら、帰りもどろっこで急こう配を下って、来た道を戻る。どろっこの乗り場は、「洞川八幡宮」のすぐ横。こちらも、樹齢1000年を超える大木に囲まれた場所で、自然の神秘を感じることができる。

洞川八幡宮

~編集部よりひとこと~
さすが「天然のクーラー」と呼ばれるだけあって、鍾乳洞の中は、抜群の涼しさ。暑さを忘れる神秘的な空間で、自然が造り出した「アート」を鑑賞する…。なかなか貴重な体験でした。冬でも8~10℃の温度が保たれ、逆に「あたたかい」と感じるんだとか。また名前も見た目もかわいい「どろっこ」に乗って急こう配を上る体験は、大人も子どもも楽しめること間違いなし!

面不動鍾乳洞どろっこ」基本情報
住所:奈良県吉野郡天川村洞川673-89
電話:0747-64-0352
時間:夏期8:00~18:00 冬期9:00~17:00 但し、入場は30分前) 
定休日:水曜(祝日の場合は翌日)7・8月は無休、荒天時休業
料金:面不動鍾乳洞 大人(中学生以上)450円、子ども(小学生~4歳)200円、3歳以下無料
どろっこ 大人(中学生以上)往復500円、片道300円、子ども(小学生~4歳)往復300円、片道200円、3歳以下無料


▶柿畑で絶景グランピング!BBQ、野外サウナ、星空や雲海も

【気持ち良い風が通り抜ける天空テラス「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」】

「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」
「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」で絶景グランピング

最後に紹介するのは、五條市を一望できる見晴らしの良いロケーションが魅力の「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」。柿や梅などを栽培する、地元の農業法人が運営の「農×里山体験」をコンセプトにした、グランピング施設だ。

五條市ってどんなところ?
大阪市内から約1時間半、奈良県の南西部に位置する五條市。吉野川が流れる自然豊かな環境に、広大な果樹園がひろがる。昼夜の寒暖差の大きな地形をいかした「富有柿」の生産が盛んで、柿の生産量は市町村単位日本一。柿をはじめとした果物狩りや、吉野川での水のアクティビティなども楽しめる。

「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」

柿のまちとして有名な五條市ならではの、柿畑の山頂・標高約600mに位置するグランピング施設。広々としたウッドデッキテラスから、金剛山や大和葛城山などの山々が一望できる絶景が魅力だ。

「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」

1日2組限定の常設ドームテントは「柿」「梅」の2張。併設されたウッドデッキに置かれたハンモックに寝転んで、青い空と緑の山々が美しい景色を眺めたり、柿や梅の畑を散策したり、非日常を楽しめる。時期によっては、農業体験も可能。

「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」
「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」

また、農薬や化学肥料に頼らない特別栽培・有機栽培を行う農園のため、草取り担当の羊が2匹。ちょっとシャイな性格なので、運が良ければ出会えるかも。いずれも名前は「シロちゃん」。

「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」

絶景の中でととのう!「天地のテラスサウナ」

ここでぜひ体験したいのが、「天地のテラスサウナ」。貸し切りのテントサウナでしっかり温まったあとは、大自然の中での水風呂→絶景外気浴で、火照った体をクールダウン。

「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」

夕日が沈む山々と暮れなずむ街を見下ろしながら、ゆったりチェアに座っての「ととのい体験」は、この場所ならでは。夕暮れの奥大和の絶景を、特等席で楽しみたい。

もちろんサウナに入らなくても、日暮れには柿畑に沈む夕日を眺め、夜は満点の星空、朝は運が良ければ雲海…と時間とともに移ろう美しい景色を、全身に浴びることができる。

「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」

大地の恵みたっぷりBBQ

日が暮れたら、お待ちかねのディナータイム。地元の精肉店の牛肉、豚肉、鶏肉と、野菜がセットになったBBQセットをオーダーして、ウッドデッキでいただきましょう。

「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」

アツアツのお肉や野菜は、このファームでとれた梅を加工した梅酢を使ったステーキのたれでさっぱりと。なおBBQ以外にも、ドームテントの横には電源のあるキッチンが併設されており、調理器具やお皿などが自由に使用可能なので、こだわりの食材を持ち込んでの本格的な自炊など、料理の幅も広がりそう。

BBQを堪能したあとは、デザートタイム。串に刺したマシュマロを焚火であぶって、とろーりのスモアを作ってみよう。アツアツなので、口に入れるときはちょっと気を付けて!パチパチと燃える焚火を囲んで仲間と語り合う時間は、日々の忙しさから解放され、最高のリラックスタイムに。

「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」

肉眼でこんなに見えるの!?満天の星空

そして、夜ならではのお楽しみが、満天の星空。人工の明かりが少なく星空観察に絶好のこの高台では、大阪市内では考えられないほどの数の星が、肉眼で楽しめる。取材日は雲もほとんどなく、しっかりと帯状の天の川を確認することができた。チェアに座ったり、寝転んだりして、飽きるまでじっくり星々を楽しみたい。

「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」

朝も超絶景とともに起床!運が良ければ雲海も

朝は少し早起きをして、「気象条件が揃えば見える!」と聞いた、雲海にチャレンジ。 地面付近が冷えて霧が発生しやすい日の出直後からスタンバイすると、神秘的な「大雲海」とまではいかないものの、雰囲気のある「小雲海」に出会うことができました。

「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」

朝から元気に!絶景×こだわり朝ごはん

併設のカフェでは、そんなすがすがしい朝にぴったりの、朝食をいただくことができる。メニューは選べる「和定食」と「洋定食」の2種。

「ゆしおファーム天地のテラスGLAMPING」

和定食には、かまどで炊き上げるご飯や焼き魚、だし巻き卵や、このファーム特製「梅干し」付き。希少な梅「林州」を使用し、塩と赤しそだけで漬けた昔ながらのすっぱい梅干しだ。また、ドリンクには「しそドリンク」や、梅とはちみつで作った「プラムハニー」と、梅農園ならではのメニューがうれしい。

~編集部よりひとこと~
爽やかな風が通り抜け、とても清々しい空気に満ちたグランピング施設。なにをしても、なにもしてなくても、常に絶景とともにあるという非日常…。忙しい日々から解放され、最高の癒し時間が過ごせます。サウナは、薪から自分たちで火を焚く必要があるので、ちょっと難しいかもしれないけれど、唯一無二のロケーションでの整い体験も、ぜひ!(今回はサウナ番長・飯室さんが頑張ってくださいました)

ゆしおファーム 天地のテラスGLAMPING」基本情報
住所:奈良県五條市西吉野町湯塩35
電話:090-7832-1170
時間:IN 14:30~17:00  OUT 翌日10:00 
料金:【ドームテントSTAYプラン】 土日祝価格:40,000円/棟/1泊2日、平日価格:35,000円/棟/1泊2日(最大8名:小学生以上)
【BBQセット】BBQ満足セット:3,850円、国産BBQプレミアム:5,500円、・ジンギスカン満足セット:3,850円、国産ジンギスカンプレミアム:5,500円(1人前、日帰り利用も可能)
【天地のテラスサウナ】8,800円(ドームテントSTAYプランで利用の場合:8,000円)
【朝食】1,500円(1人前、ドームテントSTAYプラン オプションのみ)


~奥大和での取材を終えて…編集部よりひとこと~

ひんやりした天川村の清流での川遊び、天然のクーラー面不動鍾乳洞の散策、気持ち良い風が吹き抜ける柿畑のグランピング…いずれも夏の暑さを忘れさせる、とっておきの体験になりました。

今回は夏ならではの体験を中心にご紹介しましたが、奈良・奥大和エリアには、それぞれの季節で魅力的なスポットがまだまだあります。ぜひ探してみてくださいね。


撮影/Ayami
取材・文/Lmaga.jp編集部
提供:奈良県

※本記事の情報は、2026年8月時点の内容です

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