井上芳雄「2人に恥ずかしくない自分に」
2019.10.7 20:00

舞台『組曲虐殺』で小林多喜二を演じる井上芳雄 提供:ホリプロ
(写真4枚)
劇作家・井上ひさし(2010年没)の最後の描き下ろし作品『組曲虐殺』の再々演が、東京・大阪など全国6カ所を巡演。10月6日に「天王洲 銀河劇場」(品川区)で開幕し、主演を務める井上芳雄がその心境を語った。
初演(2009年)、再演(2012年)に引きつづき、主人公・小林多喜二を演じる井上。「初演のとき僕は30歳で、多喜二と同年代でした。それから僕のなかには多喜二と井上ひさしさんがずっといて、2人に恥ずかしくない自分でありたいと思って生きてきた気がします」と打ち明ける。
本作について、「自分が演劇をやる意味に気づかせてくれた、大きな転機となった作品。すべての舞台は現代社会と繋がっていて、僕たちがお芝居をする意味を明確にしなければ、未来に繋がらないことを学びました」とも。
「この10年で、結婚し子どももできて自分自身の環境も大きく変化しました。井上さんや多喜二から『綱を渡された者』のひとりとして、未来に希望があることを信じ、今の時代に僕が演じる多喜二にしなければと決意を新たにしています」と気持ちを引き締める。

本作は、プロレタリア文学の代表作・小説『蟹工船』で知られる小林多喜二の生涯を描くストーリー。死期を悟った井上ひさしが、本作を書き切ったことで「もう全然いいんだよ」と話したという思い入れの深い作品だ。
2019年は井上ひさし没後10年目のメモリアルイヤー。井上が主宰を務めた劇団「こまつ座」が、幻の初期作を含めた5作品を上演し、本作で1年を締めくくる。大阪公演は、11月8日〜10日に「梅田芸術劇場シアター・ドラマシティー」(大阪市北区)にて。
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
Osaka Pointでおいしくたのしく大阪めぐり[PR]
NEW 4時間前 -
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 10時間前 -
話題の宇治・小倉エリアでハシゴ酒してみた[PR]
2025.12.19 19:00 -
関西の「縁起が良すぎる」手土産、新年のスタートに [PR]
2025.12.18 07:00 -
「初めてスナック行くなら宮崎」ってほんま?現地へ![PR]
2025.12.17 20:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2026年版
2025.12.17 16:00 -
大阪のクリスマスディナー&ランチビュッフェ特集、ホテルで食べ放題・2025年版
2025.12.15 16:00 -
街歩きしながら再発見、OMOろい旅 in 小樽[PR]
2025.12.14 17:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
2025.12.11 12:30 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで食べ放題
2025.12.11 11:30 -
華やかスイーツ!京都のいちごビュッフェまとめ・2026年版
2025.12.5 14:00 -
大阪クリスマスケーキ2025年、高級ホテルから百貨店まで
2025.12.5 10:30 -
京都クリスマスケーキまとめ2025年、百貨店から高級ホテルまで
2025.12.4 11:00 -
独自の進化を遂げた「宮崎うどん」3つの謎に迫る[PR]
2025.12.3 08:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.12.2 09:00 -
クリスマスはコスパ良く!ケーキやチキンをテイクアウト[PR]
2025.12.2 07:30 -
神戸を代表する4軒のバーで楽しむ『碧Ao』カクテル[PR]
2025.12.1 09:30 -
やなせ先生ゆかりの地で、「土佐弁」に触れる旅[PR]
2025.11.28 20:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.11.28 10:00 -
狙うなら今!北海道の穴場スポットへ[PR]
2025.11.28 07:30 -
街を丸ごと遊び尽くせる、OMOろい旅 in 旭川[PR]
2025.11.23 11:00


トップ
おすすめ情報投稿
Lmaga.jpとは
ニュース
まとめ
コラム
ボイス
占い
プレゼント
エリア








人気記事ランキング




写真ランキング






ピックアップ






エルマガジン社の本

