東京で女性に人気の珍味・おつまみ専門店「ホタルノヒカリ」が、西日本に初出店。商業施設「ルクア イーレ」（大阪市北区）に、８月２９日オープンした。

バッグから出したときに恥ずかしくないように、女性目線でパッケージやネーミングを開発したという同店。すべての商品がナンバリングされ、２０番は「大当たり」（６１０円・あたりめ＝イカに、イカスミを隠し味）、６６番は「エンジェルキス」（６９０円・トビウオをみりん干しに）といったように、趣向が凝らされたおつまみは、内容がひと目で分かるデザインではなく、女性好みなルックスを重視。

そのようなコンセプトが東京でウケて、毎週末の楽しみにひとつずつ買う女性や、香港から毎月買いに訪れる常連もおり、お客はほぼ女性とのこと。「これまでのおつまみは脇役的存在でついでに買うぐらいだったと思うのですが、目的を持って訪れていただいております。ただ、どうやら男性の方はやや入りづらそうな様子です」と担当者。

また、魚を主軸としたおつまみが中心で、「日本の漁獲場が減りつつあり、閉鎖する加工場も。日本の伝統的な味を守るためにも、全国の工場を訪れて厳選しました」と、日本の漁業の活性化になることも意識したのだとか。大阪店では、もの珍しさに購入していく女性が続出。桐箱１５００円などもスタンバイしているので、高級な手土産候補として注目を集めそうだ。