フランスのアルザス地方で12月に登場するパン、マナラ。日本ではまだまだなじみのないマナラですが、ご存じでしょうか? 実は今、密かに関西で増加中なんです。
マナラとは、12月6日のサン・ニコラの日(サンタクロースのモデルと言われる聖人の日)をお祝いしていただくパンのこと。サン・ニコラが肉屋に食べられそうになった3人の子どもを助けたことから、子どもたちを模した「マナラ」を焼き、ホットチョコレートと一緒に食べる風習がフランスではあるのだそうです。 ※実際には、12月6日だけなく、アドベント(クリスマスの4週間前)からエピファニー(年明けの1月6日)まで食べる習慣があると伝えられています。
なぜ関西で増えているのかと言うと、このパンのことを知ったパン&スイーツライター(つまり私)が「マナラをご存じですか」「食べてみたいんです」と、近しいブーランジェにおねだりし続けたから。小さな輪ですが「マナラ同好会」として情報を交換するようになり、今年はこちらの5軒で出合えます。目指すは、シュトーレンやブッシュドノエルやガレット・ド・ロワのようなメジャーな存在です!
阪神間を中心に、9店舗を構える創業1946年の老舗ベーカリー。全粒粉を使用した生地はメープルシロップも隠し味のマナラ216円、系列店で販売予定。看板商品のバゲットにクリームをサンドした、バタッペ、チョコッペもおすすめ。
販売期間:~12月30日(水)
住所:神戸市東灘区御影中町1-6-8
電話:078-851-7651
URL:http://www.kobe-koln.jp
ネパール人のシェフ・キランさんが切り盛りし、ヒマラヤの岩塩、自家製天然酵母やなど、厳選した材料で作るパンが人気。こちらのマナラは、バターたっぷりのブリオッシュ生地、目や口はクランベリー。150円。
販売期間:~12月30日(水)
住所:吹田市長野東3-20-103
電話:06-6875-6013
URL:http://pandekiran.web.fc2.com
パン職人・池元雅子さんが作るパンも販売するカフェ。天然酵母を使用したブリオッシュ生地のマナラ270円は噛むほどに粉の味わいが増す。12月6日にはホットチョコレートとのセットも。来年からは、シェアキッチンやギャラリーなどの試みも。
販売期間:~12月25日(金)
住所:神戸市中央区元町通1-7-2 ニューもとビル5F
電話:078-381-6605
URL:http://www.marmelo-lab.com
阪神間でいちおし。おとぼけ顔がかわいいマナラ184円は、焼き色はこんがり、食感はふんわり。また、マナラをテーマにしたイベントも12月中旬に開催予定。
販売期間:〜2016年1月6日(水)
住所:神戸市東灘区御影1-16-15
電話:078-771-2866
URL:http://www.mikage-bienvenue.com
移転リニューアルしたばかりの人気店では、毎日100種類以上のパンが登場。松尾シェフのマナラ170円は口溶け重視のブリオッシュ。ふわっと軽くて、口に入れると生地がすーっと消えていく感じ。
販売期間:〜2016年1月30日(土)
住所:神戸市兵庫区大開通7-5-16
電話:078-599-6436
URL:http://www.pain-recolte.com/
文・写真/パン&スイーツライターいなだみほ
「ケルン阪神御影店」
販売期間:〜12月30日(水)
住所:神戸市東灘区御影中町1-6-8
電話:078-851-7651
URL:http://www.kobe-koln.jp
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「パン・デ・キラン」
販売期間:〜12月30日(水)
住所:吹田市長野東3-20-103
電話:06-6875-6013
URL:http://pandekiran.web.fc2.com
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「マルメロ」
販売期間:〜12月25日(金)
住所:神戸市中央区元町通1-7-2 ニューもとビル5F
電話:078-381-6605
URL:http://www.marmelo-lab.com