兵庫で人気、下町パン屋さんが移転

2015.12.7 15:27

フランス製のオーブンBONGARD。「5段の石窯は、パン底からしっかり熱が伝わり、クープ(切れ目)がしっかり立ち上がったバゲットが焼き上がるんです」と松尾シェフ

(写真5枚)

焼き上がったそばから飛ぶようにパンが売れる、今、神戸で注目のパン屋[ブーランジュリーレコルト]が11月27日に移転オープン。移転に至った経緯をオーナーシェフの松尾裕さんにお話を聞きました。

「店が手狭になり、どうしようかなと考えていたところに、欲しかったオーブンが安価で購入できるチャンスがあったり、物件の持ち主と出会ったり・・・といったご縁が繋がって。これはもう移転だ!と(笑)」と松尾さんが約1カ月で移転準備を完了。カウンター奥にドーンと鎮座するオーブンは「これでバゲットをばんばん焼いて、焼きたてのまだパチパチ音をたてている瞬間にどしどし並べたいんです!」。

地元でオープンして3年、食パンは毎月1日に2カ月後の予約受付ができるのですが、常に当日に予約受付満了という人気ぶり。それに対して「カンパーニュは酸っぱいから苦手」、「バゲットは固いからちょっとね」とハード系を敬遠していた人も多かったそうだが、今は、じわじわとそのおいしさの認識を伸ばしているのだとか。そのおいしさをもっと味わってほしいとサンドイッチなどで提供できるようにアレンジパンに力を注ぎ、コーナーも以前の倍のスペースに拡大しています。

クルミといちじく入りカンパーニュにプロシュートとクリームチーズを挟んだサンドイッチ380円
クルミといちじく入りカンパーニュにプロシュートとクリームチーズを挟んだサンドイッチ380円

道を通り行く人はお店を見て「やっとオープンしたん?」と店内に吸い込まれていき、小学生も「レコルトさんや! おめでとうって言いにいく?」なんて会話が聞こえてくるほど。それまで、たった13坪という小さなお店が今や以前の約2.5倍に。毎日120種以上焼くパンは、デニッシュも菓子パン類も充実し、今後は「もっとマニアックにパンを極めたい!」とシェフ。訪れる楽しみは尽きません!

取材・文/いなだみほ 撮影/岡本佳樹

[ブーランジュリーレコルト]

2015年11月27日移転オープン
住所:神戸市兵庫区大開通7-5-16
時間:7:30〜18:30(売り切れ次第閉店) ※日・月曜休
電話:078-599-6436

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