マスキングテープの人気ブランド「mt」による西日本初の博覧会『mt expo 2015』が11月３日から神戸で開催中。会場は、大量のテープが吊されたインスタレーションのほか、車やイスなどあらゆるものがテープで装飾され、文具機能に留まらない、マスキングテープの可能性に気付かされる展示となっている。

会場に広がるカラフルな空間に近づいてみると、デザインが異なるマスキングテープ、その数なんと80,000個が天井から吊されている。「今回のようにテープを伸ばさずそのまま吊すのは初めての挑戦で、いつもの80倍くらいのテープを使いました。テープひとつひとつに穴をあけて、ワイヤーを通して･･･２カ月かかりました（笑）」とは、「mt」のアートディレクター・居山浩二さん。ひとつひとつ異なる柄が共鳴する空間は、これまで1,000種類以上の柄を発売する「mt」しかできない展示になっている。

ほかにも、円形のmt素材のカッティングシートが貼られた窓や車、壁・床装飾用シート「mt CASA SHEET」で一新された壁や床、「mt for PACK」で梱包された段ボール･･･など、実際に装飾されたものが展示されているので、「可愛いから買っちゃうけど、マスキングテープってどうやって使うの？」という疑問も解消される。「文具」だけでなく、もはや「インテリア」に欠かせないアイテムなのでは？と気付かされるマスキングテープの博覧会。神戸北野異人館や靴、神戸牛など神戸をイメージした柄や、mt展のご当地スタンプといったこれまでの総決算のような柄が揃う会場限定テープもここだけの特権、この機会にぜひ。