前回の記事（魅惑の深夜0時スイーツ イン キョウト。）に続く、深夜のスイーツ特集第2弾。

飲み会帰りのコンビニで、スイーツを手に取る背徳感。その横でサラリーマンがカゴにシュークリームを入れていると共感し…、という一連のあるあるも自粛期間が続き、今となっては懐かしいですね。

翌日の後悔からは逃げられないけど、甘い物を食べる瞬間の幸福度には敵わない。
刹那主義の申し子、編集Mです。体重計には乗りません。怖いから。

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自粛も少しずつ緩和されてきて、通常営業に戻るお店も増えてきましたね。
密は避けつつ、ちょこちょこお出かけを楽しみたいものです

そして締めには思う存分甘い物が食べたい。
折角ならコンビニではなく、ちゃんとお店で。

とはいえ夕ご飯を終える頃には、カフェや喫茶店も閉店の時間。そんな時に深夜まで開いている喫茶店があれば最高なのに。

ええ、既にお察しかと思いますがそんな欲望を満たす喫茶店が京都にあるんです。
美味しいコーヒーとケーキ、少しのお酒を深夜1時まで楽しめる大人の隠れ家が。（※現在の営業時間は要確認を）

雑居ビルの2階、ひっそりと灯りをともす［喫茶・百景］。

ここは木屋町の名店［ELEPHANT FACTORY COFFEE］で約4年の研鑽を積んだ高田翔平さんが開いた、バー遣いもできる大人の喫茶店。

錦市場のすぐ近くにも関わらず店内は静かで、夜の街から逃れてきた人々が読書やパソコン作業など思い思いの時間を過ごしています。

雰囲気もまた良くて。アンティーク照明が柔らかく灯る店内はほどよく薄暗く、無機質なデザインが粋。

出身店仕込みのハンドドリップで淹れるコーヒーは、修業時代の休憩時間に通い詰めたという自家焙煎店［喫茶 葦島］にオリジナルブレンドを特注しているそう。

しっかりと蒸らし、淹れられた深煎りの百景ブレンドはスモーキーな香りで、口に含むと苦みとまろやかな余韻がしばらく響き渡ります。

訪れた際に座ってみて欲しいのが、夜のみ出現するカウンター席。コーヒーを淹れるライブ感と高田さんとの談笑が楽しめます。（淹れている最中はこっちの声が届かない程集中されてらっしゃるので、なるべく話しかけるのは控えましょう。）

撮影日の夜に頂いたのはニッカのブレンデッド・ウイスキー『フロム・ザ・バレル』とチョコレートケーキ。生チョコのように濃厚濃密な味わいは、ウイスキーにぴったり。

ほかにも、高田さんが作ったバスク風チーズケーキなど自家製スイーツも美味しいですよ。

京都の夜が恋しくなるお店です。

写真／西島渚

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6・7月合併号Meets Regional「京都のちょうどいい酒場。」特集では、他にも注目の酒場から、深夜のジビエ、朝酒昼酒なんでもござれのお店などなど今の京都を堪能できるお店を紹介しています。

喫茶 百景
［京都河原町］
京都市中京区富小路通錦小路下ル西大文字町601 山下ビル2F
TEL 075-746-6950
15：00～翌0：30LO　火曜休
Instagram（@hyakkei_coffee）

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