政治や経済の表舞台で、知られざるイイとこ発見。日本縦断! OMOろい旅 in 東京・赤坂

38分前

ご近所アクティビティ「早起きは三文の徳ツアー」より。江戸城の守り神である日枝神社の鳥居越しにTBSビル群を望む風景は、歴史を受け継ぎながら変わり続ける今の赤坂そのもの

(写真26枚)

街をこよなく愛するスタッフが地域と連携し、ゲストをもてなす新感覚ホテル「OMO by 星野リゾート」。今回は、オフィス街ながら寺社仏閣も残る坂の街・赤坂へ。


案内人:OMOレンジャー トミー さん
「OMO」ブランドの先駆けとなる[OMO5東京大塚]で街案内を極めた博識派。お酒好きでバー事情にも詳しい。大好物は天ぷら。


政治や経済の表舞台で、知られざるイイとこ発見!

大人の街として堅い印象を抱いていた赤坂。ところが少し歩くだけでも、武家屋敷や花街の記憶を残す通りに新しい店が混在し、想像以上に個性豊かなことに驚いた。その真ん中に建つのが、「イイとこみっけ」をコンセプトに掲げるベーシックホテル[OMO3東京赤坂 by 星野リゾート]だ。

「気軽な旅に使いやすいよう館内サービスがコンパクトだからこそ、街で遊び尽くすのに最適なんです」とOMOレンジャー・トミーさん。

まずは赤坂の料亭文化を継ぐ手土産の名店を教わり、OMOレンジャーのイチ推しを集めた「ご近所マップ」を頼りに夜の街へ。ホテルに戻ればアロマミストの調合体験ができ、心からリラックスできる仕掛けまで。

翌朝は街を深掘りする「早起きは三文の徳ツアー」に参加。昼夜のにぎわいとは打って変わった静かな街を歩き、緑豊かな日枝神社で出合った赤坂を象徴する風景(上写真)に深呼吸。たった1泊でも知らなかった“イイとこ”が次々見つかり、街との距離をぐっと縮めてくれるのが、「OMO」のすごさだ。


OMO3東京赤坂 by 星野リゾート[東京・赤坂]

【STAY】

徒歩15分圏内のお薦めをまとめた「ご近所マップ」。かつて武家屋敷が並んだ江戸時代の古地図がモチーフで、地名の由来である19の坂情報まで網羅
徒歩15分圏内のお薦めをまとめた「ご近所マップ」。かつて武家屋敷が並んだ江戸時代の古地図がモチーフで、地名の由来である19の坂情報まで網羅

ビジネスや観光に便利な赤坂見附駅と赤坂駅から徒歩3分の一等地に、2022年開業。

メインストリートの一ツ木通りに位置
メインストリートの一ツ木通りに位置
白壁が爽やかなゲストルームは、ツインルームとクイーンルームの2タイプ
白壁が爽やかなゲストルームは、ツインルームとクイーンルームの2タイプ

ゲストルームはシンプルな内装と3点独立の水回りが快適。1階のOMOベースを彩る、華道日本三大流派のひとつ[いけばな草月流]による作品も必見。

宿泊者限定のモーニング。

ホテルの1階には「失われつつある日本の喫茶文化を残したい」と、ダブルネルドリップ方式の丁寧な一杯とどこか懐かしい空間を守るコーヒーチェーン店が営業。モーニングでは宿泊者限定メニューを用意する他、10時以降はルームキー提示で全商品が10%オフに!

店内はリモートワークにも重宝する。宿泊者限定の赤坂キューブトースト1,500円(7:00〜9:30LO)。パンの中にはラタトゥイユとチーズソースがたっぷりイン
店内はリモートワークにも重宝する。宿泊者限定の赤坂キューブトースト1,500円(7:00〜9:30LO)。パンの中にはラタトゥイユとチーズソースがたっぷりイン

上島珈琲店 赤坂一ツ木通り店[東京・赤坂]
電話:03-6277-6576
7:00〜22:00閉店(朝食〜10:00)
www.ueshima-coffee-ten.jp


オフィス街ながら寺社仏閣も残る坂の街・赤坂
オフィス街ながら寺社仏閣も残る坂の街・赤坂

おもてなし精神が根付く、都会の顔をした人情の村。

赤坂に泊まるなら、体験したいのが背筋の伸びる名店。普段は勇気がいるが、「経済界の重鎮を受け入れてきたもてなし精神が根付いているので大丈夫」とトミーさん。

いざ訪ねると、代々続く家族経営のやわらかな雰囲気に緊張がほどけた。取材の合間に立ち寄った老舗蕎麦店でも、食後の空になった器を店主がうれしそうに眺めて「またおいで」とひと言。どの店にも共通していたのは、肩の力がふっと抜ける親しみやすさだ。

その理由を若手店主が教えてくれた。「地元の人は“赤坂村”と呼ぶんです。新しい店ができると街の先輩たちが知り合いに紹介して応援するなど、みんなで街を盛り上げようという人情が魅力です」。

店がひしめく激戦区の裏には、江戸時代に発展した村のつながりが息づいていた。今回は巡り切れなかったが、赤坂はバーの街でもある。映画の名シーンを再現した料理やカクテルの店や、カプレーゼ味などのミクソロジーカクテルを出す一軒も。次はバー巡りをテーマに再訪したい。


【LUNCH】
五感で味わう座敷付き天ぷら。
赤坂 花むら[東京・赤坂]

四代目を担うのは、うりふたつで知られる双子のご兄弟(写真は弟の川部吉輝さん)
四代目を担うのは、うりふたつで知られる双子のご兄弟(写真は弟の川部吉輝さん)

1921年創業。街の中心から少し離れた住宅街の裏路地にたたずむ、日本で初めて座敷付き天ぷらを考案した名店。「初めて来た時の感動が忘れられません」とトミーさんもうっとり。

2階は定員35名
2階は定員35名
お昼のコースB7,700円は季節の突き出し2品に、名刺代わりの才巻エビや季節の魚と野菜の天ぷら、楽しみ方を天丼or天茶から選べるかき揚げ、デザートなど計10品
お昼のコースB7,700円は季節の突き出し2品に、名刺代わりの才巻エビや季節の魚と野菜の天ぷら、楽しみ方を天丼or天茶から選べるかき揚げ、デザートなど計10品


メインとなるのは厨房を囲む2階の掘りごたつ式カウンター。「天ぷらは揚げたてが一番。舌だけでなく、耳や鼻でも味わってほしい」と初代の思いと技を受け継ぎ、旬の食材を絶妙な揚げ加減でひとつずつ供する。予約推奨。


【SHOPPING】
赤坂を支える審美眼に触れる。
陶香堂[東京・赤坂]

全国の窯元に自ら足を運び、器のストーリーまで教えてくれる
全国の窯元に自ら足を運び、器のストーリーまで教えてくれる

90年以上、赤坂の料亭文化を支える器店。戦後より宮内庁御用達を拝命する一方で、店内には小鉢や湯飲み、箸置きなど、普段遣いしやすい価格帯の器が並ぶ。「忙しい時も食卓に箸置きを置くだけで料理がおいしく感じますよ」と三代目・吉岡聰一郎さん。

デザインは伝統的な絵付けから、モダンなものまで幅広くラインアップ。器で自由に生け花を楽しむワークショップを開催するなど、器の楽しみ方自体を広げている
デザインは伝統的な絵付けから、モダンなものまで幅広くラインアップ。器で自由に生け花を楽しむワークショップを開催するなど、器の楽しみ方自体を広げている
「陶香堂」外観
「陶香堂」外観

京都や有田を中心に全国の窯元から選び、時代の評価に左右される作家モノは基本的に取り扱わない。器そのものの魅力を見極める審美眼が、今もこの店に息づいている。

陶香堂[東京・赤坂]
住所:東京都港区赤坂3-21-12
電話:03-3583-3915
11:00~19:00閉店(土曜~17:00閉店)
日・祝休
tokodo.co.jp


【SWEETS】
記憶に残る、大人のスイーツ。
リベルターブル[東京・赤坂]

伝統菓子のシブーストにフォアグラが融合した「ゼニス」(中左列)と、黒トリュフクリームの芳醇さが効いたショコラケーキ「リュクス」(中右列)各1,000円がスペシャリテ
伝統菓子のシブーストにフォアグラが融合した「ゼニス」(中左列)と、黒トリュフクリームの芳醇さが効いたショコラケーキ「リュクス」(中右列)各1,000円がスペシャリテ

お酒に合わせたいスイーツが、赤坂らしい手土産として大評判。フランスで研鑽を積んだ森田一頼さんが「旨みも重要なお菓子の要素」と捉え、伝統技法を土台に黒トリュフやフォアグラなど料理の食材も自由に取り入れ、唯一無二の味わいに。

「リベルターブル」店内
「リベルターブル」店内
甘さと塩加減のバランスが絶妙なお酒に合うフォアグラ レーズンサンド1個700円も必食
甘さと塩加減のバランスが絶妙なお酒に合うフォアグラ レーズンサンド1個700円も必食

大通りの向かいにはイートイン用のカフェバーがあり、17時以降はバーテンダーがお酒を提供。不定期で開催する、料理とデザートを堪能できる昼のフルコースも注目だ。

森田一頼さん
森田一頼さん

リベルターブル[東京・赤坂]
住所:東京都港区赤坂2-6-24
電話:03-3583-1139 
11:00~20:00閉店(カフェ12:00~17:00LO、バー17:00~23:30閉店)
日・月曜休 
i@libertable


【DINNER】
夜更けまでともる、温かな隠れ家。
赤坂焼鳥 鳳[東京・赤坂]

においが付かないよう無煙ロースターを導入。串焼き1本330円〜
においが付かないよう無煙ロースターを導入。串焼き1本330円〜

ビル地下1階に現れるのは、ヒノキの一枚板が印象的な落ち着いた空間。カウンターでは紀州備長炭で焼き上げる串を一本から注文でき、丸鶏で仕入れて熟成させるホロホロ鳥や黒岩土鶏など部位ごとに銘柄鶏を使い分けるのが信条だ。

カウンター10席。横にはコース料理専用の座敷も完備
カウンター10席。横にはコース料理専用の座敷も完備
せせりには肉質がぷりっとした水郷赤鶏を使用。焼きながら醤油を塗り、仕上げに山葵をのせて。マグロ節で味わう自家製厚揚げ550円
せせりには肉質がぷりっとした水郷赤鶏を使用。焼きながら醤油を塗り、仕上げに山葵をのせて。マグロ節で味わう自家製厚揚げ550円

とにかく大ぶりで、鶏の豊かな旨みを口いっぱいに堪能できる。日本酒に造詣の深い店主が選ぶ約20種類の銘酒、赤坂の老舗[土橋園]の茶葉を使った緑茶割りも人気。

「お気軽にお越しください」
「お気軽にお越しください」

【DINNER】
ルーフトップで夜景を独り占め。
PACHA CRAFT BEER TACOS[東京・赤坂]

フルオープンキッチンの臨場感も最高。
フルオープンキッチンの臨場感も最高。

2025年秋にオープンした飲食施設[kaiwaii akasaka]の13階。赤坂では珍しいルーフトップバーで、ビルの谷間に東京タワーが浮かび上がる。

タコス4P2,200円〜は6種類。盛り合わせも対応可能。ビールは樽替わりで、テキーラやカクテル、ノンアルコールカクテルまで揃う
タコス4P2,200円〜は6種類。盛り合わせも対応可能。ビールは樽替わりで、テキーラやカクテル、ノンアルコールカクテルまで揃う
テラスと店内は各35席
テラスと店内は各35席

常時8タップ前後の国産クラフトビールに合わせたいのは、店内仕込みのスアデロやカルニタスなど本場メキシコシティのストリートタコス。空が色を変えるマジックアワーからビジネス街の明かりがきらめく夜まで、絵になる景色を眺めながら旅の夜を締めくくりたい。

写真は[伊勢角屋麦酒]の『ヒメホワイト』パイント2,000円。タコとセロリのセヴィーチェ1,400円
写真は[伊勢角屋麦酒]の『ヒメホワイト』パイント2,000円。タコとセロリのセヴィーチェ1,400円

取材・文/川嶋亜樹 写真/山元裕人
提供:OMO3東京赤坂 by 星野リゾート

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